■ BASCOM-AVR (製品版)のアップデート ■


 AVRマイコン用、BASICコンパイラ、「BASCOM-AVR」製品版のアップデート方法です。

 ● BASCOM-AVR製品版を購入して、インストール済みの状態から最新バージョンへ
   無料アップデートする手順です。
 ● 記載は「Windows10」上での操作です。
   ・ 必ず管理者権限でインストールしてください。
   ・ BASCOMを実行する前に、コンピュータを再起動する必要があります。
   ・ 最初に管理者権限で実行する必要があります。


 ●Version 2.0.8.1以降は、BASCOMを起動後の画面からアップデートを行えます。
 
 ・インストールされているBASCOMがVersion 2.0.8.1以前の場合は、後記の
  「手動でインストール」が必要です。
 ・製品のシリアル番号が未登録の場合は、後記の「シリアル番号の登録」が必要です。

Version 2.0.8.1以降のアップデート操作。

・BASCOM-AVRを起動後に、メニューバーから
 「Help」 → 「Update」 をクリックします。 

・左のアップデート・ウィンドウで[Start] を
 クリックします。 
・最新バージョンが確認されて、更新用の
 ファイルがダウンロードされるので、
 画面が変わるまで待機します。 

・ダウンロード中は[Start] を押さないで
 ください。

・「setup.exe」が実行されるので、以下の
 操作を行います。
「setup.exe」の実行
デフォルトのインストール先は
C:\MCS\BASCAVR2082 です。

旧バージョンと同じ C:\Program Files (x86)\MCSElectronics\BASCOM-AVR
にインストールすることもできます。

旧バージョンと別のフォルダーにインストール
して、バージョンごとに選択して起動することも
できます。

インストール先を変更する場合は、[browse]をクリックしてインストール先を指定してください。
Microsoftは、Program Filesフォルダーにソフトウェアをインストールすることを好みます。
ただし、これはProgram Filesの下のすべてのフォルダーがWindowsによって書き込み保護
されているため、すべてのサブフォルダーを別の場所に保存する必要があることも意味します。
ユーザーが書き込み可能なフォルダを使用すると、すべてのファイルを1つの場所に保存できます。

つまり、「Program Files」フォルダーにインストールする場合は、BASCOM自身が更新する一部の
ファイルが書き込み禁止で更新できずにエラーとなる場合があるため、そのフォルダーの
プロパティの「読み取り専用」属性を手動で外す必要があると言うことです。
・コンピューターを再起動します。
 
・複数のバージョンをインストールした場合で、デスクトップに各バージョンのショートカットが必要な
 場合はインストール先のフォルダーにある「bascavr.exe」からデスクトップのショートカットを作成
 してください。
  BASCOM-AVRを起動して左のエラー画面が出る場合は、旧バージョンのフォルダー内またはインストール用のディスクから、ライセンス・ファイルの「bscavrl.dll」 を新たにインストールしたフォルダーにコピーしてください。
・新規のフォルダーにインストールした場合は、IDEの設定等が初期値になりますから、個々に設定を
 行ってください。

以前のバージョンの設定を引き継ぐ操作。
 
・BASCOM-AVRを起動後に、メニューバーから
 「Help」 → 「About」 をクリックします。

・ 「About」ウィンドウ内の「App data dir」の
 右にあるリンク先をクリックします。

・エクスプローラーが起動して、BASCOMの
 設定ファイルであるXMLファイルが表示
 されます。
 (表示例)
 bascom-avr.xml」 以前の設定ファイル
 「bascom-avr2082.xml」 Ver.2.0.8.2用

・この後、エクスプローラーは開いたままで、
 BASCOMの「About」ウィンドウを閉じてから
 BASCOM-AVRも終了(Exit)してください。

 (BASCOM終了時に、このファイルが書き
  換えられるため)
旧バージョンのXMLファイルを最新バージョン
のファイル名に変更して使用します。

・エクスプローラー画面に戻り、ツールバーの
 「新しいフォルダー」をクリックして、フォルダー
 を作成します。

・「bascom-avr.xml」や
 「bascom-avr2082.xml」等のXMLファイル
 を選択してコピーし、「新しいフォルダー」内に
 貼り付けます。
 (XMLファイルのバックアップを取るため)

・インストールした最新バージョンのXMLファ
 イルのファイル名をコピーした後に、その
 XMLファイルを削除します。
・設定を引き継ぎたい旧バージョンのXML
 のファイル名を、先ほどコピーした名前に
 変更するために、名前を貼り付けて変更
 します。
・エクスプローラーを閉じてBASCOMを起動し直すと、旧バージョンの設定内容で起動する
 はずです。
・設定に異常がある場合は、バックアップしたXMLファイルを使って変更前の状態に戻して下さい。






手動でインストールする または シリアル番号を登録する場合
1.MCSのサイトから、最新の「フルバージョン」ファイルをダウンロードします。 

・MCSのサイト(https://www.mcselec.com/)にアクセス
 します。

・左側のメインメニューから、「Updates」をクリックします。
 
2.製品登録時のユーザー名とパスワードを使用してログインします。 

 ・製品登録済みのログイン画面。

  ・http://register.mcselec.comはBascomを購入したお客様専用です。
  ・この登録は、Bascomの登録と更新のダウンロードを目的としています。
  ・登録は購入や買い物用ではありません。
  ・購入するには、メインのウェブサイトmcselec.comにアクセスしてください。
・製品が未登録(アカウントがない)の場合は、次の「アカウントの作成」を行います。
・製品登録時のユーザー名とパスワードを入力します。

・[Log in]ボタンをクリックします。


・フォーラムやショップ用のユーザー名およびパスワードとは違いますから注意して下さい。

 ※アカウントを登録済みの場合は、以下の操作は不要です。 (3.へ進んでください)



アカウントの作成

 
 ※BASCOM-AVR(製品版)が未登録の場合は、[Create new account]をクリックして、
   アカウントの作成を行ってください。
 
 アカウントとパスワードを最新の状態に保つ。 (上記画面の注意書き)
 
 MCS Electronicsには、ユーザー名とパスワードが必要なWebショップとフォーラムがあります。
 更新に使用されるアカウントもあります。
 販売店から購入したときに更新できるようにする必要があるため、これは分けられています。
 このアカウントには、ユーザー名とパスワードも必要です。 自分で選択できます。
 
 両方のアカウントにメールアドレスが必要です。 これはセキュリティのために行われます。
 アカウントを作成すると、システムはアクティベーションリンクを含むメッセージをメールで送信します。
 アカウントを有効にするには、リンクをクリックする必要があります。 これがないと、アカウントは無効になります。
 これは、スパムを防ぐために行われます。
 また、アクティベーションメールを受信したときに、メールが正しいこともわかります。
 
 パスワードを忘れた場合は、システムに新しいパスワードを送信するように依頼できます。
 システムはそれを既知の電子メールアドレスに送信します。
 このため、メールを最新の状態に保つことが重要です。
 新しいメールアドレスを取得したら、システムで更新してください。
 
 システムは、スパムを防ぐために、指定されたアドレスには送信しません。
 これは、アカウント名とパスワードを安全な場所に保管することが重要であることも意味します。
 電子メールアドレスが変更されてパスワードも失った場合、システムを更新できずにシステムは
 新しい電子メールアドレスに電子メールを送信できません。

 ・ユーザー名、パスワード、メールアドレス、フルネームを提供する必要があります。
 ・会社名はオプションです。
 (更新が利用可能になったときに通知を受け取りたい場合は、このオプションを選択します)
 ・情報を入力したら、[Submit Registration]をクリックします。
 
 ・[Submit Registration]をクリックすると、さまざまなエラーメッセージが表示されます。
 ・たとえば、ユーザー名が既に存在する場合。
 ・ブラウザの戻るボタンを押して問題を修正し、もう一度やり直してください
 ・登録が成功すると、登録が成功したというメッセージが表示されます。
 ・これでログインできます。 次の画面が表示されます。

3.登録済み製品の管理画面。


 ※製品のシリアル番号を登録済みの場合は以下の操作は不要です。(4.へ進んでください)
  ・登録済みの場合は、上記画面の「Your current status」が「Registration approved
   (登録の承認済み)表示になります。




シリアル番号の登録
 
 ※製品のシリアル番号が未登録の場合は、[Product registration]をクリックして、
   シリアル番号の登録を行ってください。

 ・リストから製品を選択します。 (BASCOM-AVR)
 ・シリアル番号を入力します。
  (シリアル番号は、BASCOM起動後のメニューバーから「Help」 → 「About」 で確認できます)
 ・[Register product]ボタンをクリックします。

 ・正常に登録が受け付けられると「Your number is now registered」が表示されます。
 ・MCS Electronicsは、数日ごとにシリアル番号の登録を検証します。
 ・製品が認証されると、メールが届きます。
 ・電子メールを受け取った後に、再度ログインしてください。
 ・1週間以内にメールを受信しなかった場合は、メールアドレスが正しく入力されているかどうかを
  確認してください。 正しい場合はサポートに問い合わせのメールを送信してください。
 ・認証が完了すると、上記「管理画面」の「Your current status」が「Registration approved
  (登録の承認済み)表示になります。

 ・「シリアル番号の登録」のみの場合は、ここで操作は終了です。

4.手動でのインストール。

 ・「登録済み製品の管理画面」から、「Download Lic files」をクリックします。

 ・「Download full BASCOM-AVR」の[Download] をクリックします。
 ・ダウンロード画面が表示されるので「bcavr.zip」を任意の場所に保存します。
 ・「bcavr.zip」を解凍します。
 ・解凍した「setup.exe」をダブルクリックして、インストールを開始します。
 ・以降は、上記のインストール操作と同じ手順です。

 ・旧バージョンで行われていた「LIC」ファイルと「Update Wiz」を使用した差分アップデートは、
  段階的に廃止されています。
 ・setup.exeを使用したフル・アップデートを使うようにしてください。

 ・旧バージョンと別のフォルダーにインストールした場合は、IDEの設定等が初期値になりますから
  個々に設定を行ってください。
 ・IDEの設定を以前のバージョンから引き継ぐ場合は、「以前のバージョンの設定を引き継ぐ操作
  を参照してください。
※ 別のパソコンへインストールする場合。

 ・購入したCDを使用してインストールする場合は、インストール後に上記のアップデートを行います。

 ・MCSのサイトから最新の「フルバージョン」ファイルをダウンロードする場合は、インストール後に
  旧パソコンにインストールしてあるBASCOM-AVRのプログラムが入っているフォルダー内から、
  「bscavrL.DLL」 (ライセンス・ファイル)をコピーして、新しいパソコンのBASCOM-AVRフォルダー
  へコピーします。
 ・パソコンを再起動すれば、製品版のライセンスが有効になります。




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