操 作 方 法 |
1.電源投入
・電源を入れると、センサーのオフセット誤差を検出するために現状の磁束密度を計測し、
それを0Gの状態として記憶します。
・よって、電源を入れる際には、センサー周辺に磁気がない状態にして下さい。
・続いて磁束密度の測定を開始し、計測値が表示されます。
・初期状態では、スイッチの操作をせずに、磁束の変化が20G以内の状態が続くと、約1分後に
自動で電源がOFFになります。
・電源スイッチを入れ直すかSW1ボタンを押すと、オフセット誤差の検出を行う初期状態から
動作を再開します。
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2.計測の動作
・磁束密度の測定は約300μS間隔で行われ、ノイズの影響を軽減するために8回の移動平均を
行います。
・移動平均の結果を100mS間隔で区切り、その間の最大値をバーグラフへ表示します。
・磁束の極性により、LCDの左上に[N]と[S]が表示されます。
・数値表示は、測定値が20Gを超えていると100mS間隔の高速で表示し、20G以内の場合は
500mS(初期値)間隔の視認速度に変わります。
・交流磁束の場合は、サンプリング間隔の都合から約100Hzまでの測定が可能です。
・極性が変化する交流を認識した場合は、LCDの左上に[A]が表示されます。
・測定値は単純に100mS間隔のピーク値なので、磁束の波形によって計算で実行値を求めて
下さい。
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3.表示の切り換え
・スイッチ(SW1)を押すと、LCD2行目の表示が「バーグラフ」と「ピーク値」表示で切り替わります。
・ピーク値は一度「バーグラフ」表示に戻す事で、0値にリセットされます。
・スイッチを1秒以上押し続ける(長押しする)と、磁束密度の単位をG(ガウス)とmT(ミリテスラ)に
変更する事ができます。
・この設定は内蔵EEPROMに記憶されますので、電源を切った後も残されています。
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4.機能設定モード
・スイッチ(SW1)を押しながら電源を入れると、機能設定モードに入ります。
・LCDの1行目にプログラム・バージョンが表示され、下記の3項目が設定できます。
・スイッチ(SW1)を押し続けていると3秒間隔で表示が切り替わりますから、希望の設定項目が
表示されるまでスイッチ(SW1)を保持して下さい。
・希望の設定項目が表示されたら、スイッチ(SW1)を離して下さい。
・項目により下記の表示に切り替わり、再度スイッチ(SW1)を押す事により設定値を変更できます。
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LCDのコントラスト調整 |
1〜20 |
初期値: 20 |
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自動電源オフの時間 |
0: オフ無し
1〜10分でオフ |
初期値: 1分 |
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変化量が20G以内の
場合の表示間隔 |
500mS〜1000mS |
初期値: 500mS |
・設定を終了するには、一度電源を切って下さい。
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動作説明の動画 |