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模造記憶-新潮文庫
模造記憶


不思議な死の記憶 Strange Memories of Death (1984) / フィリップKディック 訳:深町真理子 のあらすじ
初出 Interzone(1984.Summer) 原稿到着1980 短編 第121作

リゾール女には辟易する。あの酷い臭い!

リゾール女は、俺の住んでいるビルに住む女である。このビルは持ち主が手放し、
今、住んでいる部屋を買い取るか、立ち退くかどちらかを迫られていた。多くの人は立ち退きいたが、
俺は買い取った。この土地は気に入っているし、引越しは面倒だ。

しかしリゾール女は買取もしないが、立ち退きもせず、駄々をこねている。
確かに裕福ではないし、精神も少しおかしいらしい。

聞くところによると、弁護士を頼んで、居座るつもりらしい。
困った奴だ。俺のようにきちんと金を払っている人間には、迷惑なだけだ。

リゾール女、嫌われ者。
哀れな奴め。

しかし、彼女と俺の違いは、買い取る金が、あるかないか、ただ..それだけ..なのか?


今日、聞いたところによると、リゾール女は、"生活困窮者"として、
引越しから新しい住まいまで、全て税金で面倒を見てもらっているそうだ。

なんだ、そりゃあああ!

どうして、リゾール女なんだ? 俺も、救ってくれよお!


..............

まあ、まあ! 落ち着いて下さい。
ドッグ フード、お一つどうですか? お好きでしょう?
(この下りは、後々、説明致します)


しかし、ある意味、驚愕の"落ち"でもあります。

記:2011.04.25


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三分 小説 備忘録

  [どんな落ちだっけ?]




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