第16章


  2001.9.2 アジリティー練習初参加

 川遊びにご一緒させていただいたお仲間方に混じって、けせらもアジリティーの練習に参加させていただきました。
 けせぱぱはお仕事だったので、私とけせら1対1。
 旅行後は、図にのってか言う事をあまり聞いてくれないので今日もやばいかな? 私一人で平気かな?
という心配もありましたが、楽しみでした!

 先輩方が丁寧に教えてくれ、けせらのお得意のジャンプは超カッコ良かった!
 Aフレームというのぼって降りるやつは、喜んで勝手に登ってました。
 気持ちは自分が1番強い、という子は登りたがるんだって(汗)
 赤い所はコンタクト・ゾーンと言って、危険(高い所からの飛び下り)を避ける為、ここに触れるのがルールになっているんだそう。
 それを教えるのにクリッカー(褒めて関連付けのしつけに使う音の出る道具)が使えるといいと言われたけれど使った事もないし、コンタクト・ゾーンにタッチする練習はまだまだ先だね。
 トンネルはどうも苦手・・・。
 というより、おもちゃに飽きたり、下のほうで訓練犬がいっぱい吠えていて気になってしまって、なかなかやってくれませんでした。
 おもちゃしか持っていなかった私、そしてまだまだ出来ていない信頼関係によるコントロール不足。
 前清里旅行でトンネルにボールを転がしたら喜んでくぐってたもの、恐怖ではないはず。
 でも楽しかったな。

 先輩の皆さんのコース練習のカッコ良さに憧れました。
 得意げに楽しげにジャンプしちゃうけせらだもん。
 「絶対向いてる!」「一緒に楽しんでできる!」そう思った。
 問題は、・・・私です。
 トンネルの淵につまずいてこけているようじゃあまだまだだわ(汗)
 私がちゃんと改めて、またチャレンジしたいです。

 その後、近場の公園でみんなで反省会(おしゃべり会?)
 優良家庭犬や訓練競技会など、しつけの試験が色々あるんだって。
 このメンバーの皆さんは、そのステップアップ(合格)を目指している人ばかりで、そのオビディエンス(服従訓練)の練習(オビ練)もしていました。
 (アジリティーは「アジ」、オビディエンスは「オビ」と略して言っている)
 
 初めて見たし、ちゃんと練習してないし、出来なくても当然かもしれないけれど、ついて歩くやおすわりだけの組み合わせなら、私とけせらにもできるかもしれないなぁって思って私もチャレンジしてみました。
 でもけせらは急に地面のにおいをクンクンばっかりしてしまい、まともについても歩けなかった。
 全然完璧ではないけれど、普段のお散歩でも習慣に練習している。
 それにボールが欲しくて、私が持っていれば集中して「ついて」も上手に出来ると思ったのに、もうボールの効果はナシ。集中力ゼロ。
 けせらの「遊びたい欲」の限りを学習しました。
 動き回った後だし、みんながご褒美に食べ物をもらっている中、私は食べ物を持っていなくて、けせらがかわいそうでした。
 けせらなら出来るのに、やっぱり私がみんなみたいにちゃんと指導してあげられないと、かわいそう。
 ここに居ればこの状態が普通だから、自分だけ情けなくってかなりへこんだ。

 さてさて、これからもアジを続けたければ私がみんなに追いつかなきゃ。
 それがどうしても無理ならやめてしまうか、何事にも動じない精神力を身に付けるか(これが1番難しそうと思われる・苦笑)
 とりあえず今思うのは、ご褒美を食べ物に変える事、普段の関係をもっとしっかりする事。
 前はおやつでつるっていうのに抵抗があったのもたしか・・・。
 でも何かをさせるのに、ご褒美が無い方がかわいそうなんだって思うようになってきた。
 私の笑顔、褒め言葉がご褒美になってほしい理想があったけど、わんこにも心があるわけで・・・。
 だからおやつをご褒美に使うのは、その理想への大切な過程(関連付け)なんだね。
 アジリティーも無理にさせる気は無いんだ。けせらに向いていそうだから考えたの。
 楽しいをけせらと一緒に体験できるなら、けせらも楽しいと思うなら、続けたい。
 楽しい感覚をけせら自身に教える過程で、ご褒美におやつを使うのは必要な事なのかも。
 今までご褒美をおもちゃのみにしていたのは、けせらがボールで遊ぶのが大好きだから。
 でも実は、本当の理由がもう一つあった。食べ物を持ち歩く事に対して、潔癖な所があるんだ、私。
 ・・・越えなきゃいけない、私の壁。

 これから、実際にどうしていけばいいのか難しい。
 ちゃんとしつけ教室に行くべきかどうか・・・。
 いろいろ考えさせられ、勉強になった1日でした。
 はぁ、でもこれから動かなきゃ意味がないんだ。
 自信がないなぁ、どうしたらいいんだろう・・・。


  9.15 イルカとふれあい

 今日はシベリア村のイベントがあった。
 江ノ島水族館へ行って、イルカのトレーナーさんのお話をお伺いし、その後実際にイルカとのふれあいを体験しよう、という企画。
 けせらはお留守番でしたが、みなさんと楽しく過ごしました。

 わんこのトレーニング・しつけにも様々な方法があるけれど、私の目指しているもの、「できるように導いて褒めてしつける」という陽性強化のものと、イルカのトレーニングは実は結構似ているのだそう。
 わんこは飼い主に忠実だから、怒りながらでもしつけは成立している。
 それがストレスになったり信頼関係の妨げになるとしても、それでもわんこは聞こうとしてくれるケースが多い(なんてけなげ)。
 でもやっぱり、そういう脅迫っぽい方法ではしたくないから、私はお互いうれしく楽しくコミュニケーションをとりたいな。
 イルカは、人が怒って殴ったりして嫌だったら、もう信頼関係がこわれちゃったりで上がってきてくれないんだって。
 確かにあのスピードだし、300Kgぐらいあるんだから、聞かないたびに連れて来れないですよね。
 わんこと同じようにご褒美を使い、導いて考えさせてできたらそれをあげて、それでイルカのペースに合わせて進めていったりするんだって!
 それぞれの性格に合わせ、個性をいかした指導をしたり・・・。

 私たちとふれあえるのは、一般的なバンドウイルカ。
 個人的には横に模様の入ったカマイルカも好き!(他のプールで見れました)
 それに、頭の丸いハナゴンドウも隣のプールで好き勝手に元気にJUMPしていて、楽しい空気。

 イルカは、キュッキュのつるつるって感じでした。
 そしてやっぱりかわいいですぅ〜(元々好きなの!)
 ☆(O ̄▽ ̄)OO( ̄▽ ̄O)☆キャッキャッ♪
 服が濡れない様、防水のオーバーオールの様なものを着て、一緒にプールに入ります。
 私とふれあってくれた子は、シリアスちゃんという女の子。
 もう大人でお母さんなんだそうです。
 私たちの手の指示を見てくるくる回ったり、しっぽでバイバイなんかもしてくれました。
 あっという間だったなぁ。
 ああいう営業は、やっぱり人間と一緒でイルカさんも大変なんではないかな。
 そう思いながらも、うきうきでさわらせていただいちゃいました。
 ありがとうね、シリアスちゃん。
 とってもかわいかったです。 
Photo by のいぱぱさん ありがとうございました♪ <(_ _*)>ぺコリ


  9.16 撮影現場にけせらも参加!

 ノイくんが、スカイパーフェクTVのホームチャンネルで放送される「ペットわくわくNEWS」という新番組にレギュラー出演する事になった。
 10月からの放送で、お姉さんのアシスタント役なんだそう。
 すごーい ・:*:・°'★,。・:*:♪・°'☆ パチパチ

 今日、お台場でその撮影予定だったんですが、直前にアジ仲間のメールでこんな話がきました。
「オープニングなんかで他のわんこの絵もほしいので、よかったら遊びに来ていただけませんか?」
 そんなわけでメンバーが何人か(何匹かですね)集まり、私も近いし暇なので、気軽に遊びに行きました。

 カメラに向かって走らせたり、自然に遊ぶ姿を撮ったり・・・。
 お台場はお台場でも、いつも行く砂浜ではなく芝生の公園だったので、けせらは慣れない所でそわそわしちゃったり暑かったりで、いまいちな調子でした。
 あ〜あ、いつものラッコちゃんをカメラにむかってやればおもしろいのにぃ〜。
 そういう絵を望んでいるかどうかは謎だけどさ!(笑)

 主役のノイくんも、暑くて大変そうだった(暑いの苦手な犬種なので特に)。
 もうちょっといい環境で撮影できたら、ノイくんのすご〜い魅力がいっぱい映し出せると思うんだけど、今日は暑すぎた(私たちも暑かったもん・・・)
 でもがんばったね〜♪
 ノイくんは今後もスタジオ撮影などがあるそうです。
 がんばれノイくん、応援するよん!
ノイくん・キャビンくん
けせら・りゅうくん・源ちゃん

他にも何匹か参加わんちゃん
がいました(^ー^*)
 

  後日談
 のいぱぱさんに放送された番組のビデオテープをいただきました。
 ノイくんは立派にアシスタントをこなしていました。
 今後もレギュラー続行予定(月ごとに放送内容が変わる)だそうです、がんばってね!

 そしてその他のわんちゃんも、オープニングやちょっとした案内の時に映っていました。
 けせらも、子供になでなでされている所や、Vol.2ではフリスビーを追いかけキャッチする瞬間なんかもちらっと映っていました。
 ( ̄0 ̄)/オォー!! すごいぞ、けせら!
 一瞬だけどね、うれしいものです(笑)

 話は当日に戻り・・・
 夕方涼しくなり、撮影が終わってからわりとみんな本調子。
 そんなものね ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ

 源パパさんがジャンプ台を持ってきて教えてくれたので、みんなでジャンプの練習。
 けせらはなかなかカッコよくできたけど、指示する私が戸惑ってしまう。
 飼い主が足をひっぱるパターンだなぁ・・・。
 けせらは私が呼んでも来てくれないで、私のテンションはさがる一方。
 そしたら「そんなにつまらなそうに呼んでもけせらちゃんは来ないよ」と言われた。
 するどい指摘!
 ・・・確かにそうだ。
 楽しくしつけをしたいと思いながら、私が楽しくしないんじゃ意味がないんだ。
 大丈夫かしら、私がこんなで。

 でも、最後にボールを見せながらジャンプ練習したら(その前はおやつに初チャレンジしたの)、けせらの目の色が違った。
 やる気満々で私を見るけせら。
 やっぱり、ボールが魅力不足なわけじゃないんだ!
 けせらの事を観察して、上手に使い分けられたらいいなぁ。

 そ・し・て、JUMP JUMP JU〜MP!
 カッコいいけせらのジャンプを褒めてもらえたし、何よりけせらと楽しく飛べた瞬間はとってもうれしくて、はしゃいでそのまま走り続けながら、けせらとボールで遊んじゃいました。
 さてさて、私とけせらにはどんな未来があるのかな♪


  9.17 アジリアン・ナイト

 夜、この前のお仲間とアジリティーの練習をした。
 23日に、実際に草アジの大会に出るお友達がいるので、その練習にご一緒させていただいた。
 私たちは大会はまだ考えていないけれど、また教えてもらえるチャンスだわ!
 今回は、ボールとおやつと両方持参でチャレンジ。
 この前よりも集中してくれました。場所も2度目だしね!

 ハードルだけとかの単独ではなく、実際はいろいろな障害物を組み合わせた中を、飼い主の指示で走り抜ける競技。
 コースはそのときどきで変わるから、決してわんこが覚えるのではなく、飼い主の指示で一緒に走る。
 その流れていく姿はとってもカッコいいです。
 けせらはハードルジャンプだけならまぁまぁ連続でもできたけれど、トンネルを組み合わせると入らず止まってしまうなぁ。
 でもいつか、流れに乗って遊んでみたいなぁ。
 焦らずじっくり楽しもうと思う。
 別に、できなくたっていいんだから。楽しめれば、ね。

 できないといえば、きちんと導いてあげる事も結構むずかしいのだ。
 けせらの動きも見ながら、私は障害物に触れないように動いて指示を出すのだ。
 昨日、先行スイッチを教わったけど、こういうのが上手にできるようになるといいなって思った。
 ちゃんと指示をし、次の障害物へ先回りするというか、最短で要領良く動けるように飼い主なりのコースを考えて走る。
 さてさて、けせらのトンネルとどっちが難しいかといったら・・・。
 私もがんばらナイト!へへ

 今後の目標は、私とけせらが基礎(一つ一つのやり方や名称)を覚える事。
 そして私が楽しそうにやる事も大事な目標だな。


  9.20 添い寝

 朝晩が寒くなってきた。
 けせらは、寝る時ベットの上の足元に居る時もあれば、さっさと自分のサークルのベットに行ってしまう時もある。
 寝る時に抱っこしようものなら、ほとんどの確率で行ってしまう(涙)
 添い寝は無理かなって思ってたりするんだけど・・・(笑)

 でも今日みたいに寒い朝は、明け方布団の中にもぐりこんでくるのだ。
 その時、つい私は目が覚めてしまう。
 私の枕元で掛け布団を一生懸命めくっていたりするから、あけて入れてあげるのだ。
 入ってきたら、私の背中や足に寄りかかったり、ちょっとしたくぼみにはまるように丸くなったりして布団の中で眠るけせら。
 ちょっとうれしい。
 が、私がもう一度眠りに付いた後、けせらはつぶされてしまうのだろうか?(笑)
 この明け方は添い寝が成立かな。
 私が起きていると嫌なんだろうか?ふふ
 確かに、寝つきが悪い私は夜は何度も寝返りをするからなぁ〜。


紗英とけせらのこんな話 その6 (9.22の日記より)
のどかな土曜の午後
 今日は2時過ぎにけせらと私でのんびりおさんぽに行きました。
 最近短期バイト(後に書きます)で私には珍しくちょこちょこ忙しい日々なのですが、今日はけせらとのんびりDayでした。

 日差しがとっても明るくて、でも暑くない・・・。
 こんなに気持ちいい中、けせらと私だけで外で過ごすのは久しぶりな気がする。
 夜、けせぱぱと一緒のお散歩というのが多かったから。
 夏が過ぎていったんだな・・・。

 広場がお祭りでもするのかテントとかをいっぱい張っていたので、人気(ひとけ)の少ないお池の前でのんびりボール投げをしてました。
 お水嫌いのけせらは、池にボールを落としてしまうと鼻でタッチするのがせいぜいで、ちょっとおもしろかった。
 きれいな日差しの中、ボールをくわえてうれしそうに走ってくる姿がとってもかわいくて、今日は何だかけせらが特別かわいく見えました。
 行きはかなり引っ張りモードのけせらだったけど、帰りは上手に私の横を歩き、呼ぶとうれしそうに私を見上げてくれ、とってもうれしかった(多分ボール遊びが楽しかったのとまだ遊びたい気分からかな、ずっとじゃないけど)。
 セミナーやアジ仲間のわんことかで見て、ちょっと憧れてしまう構図なのだ。

 何だかとってものどかで温かいやわらかい空間でした。
 土曜の午後ってこんな感じだったかなぁ?子供の頃って・・・。

 私がけせらをわかってあげられる信頼できる人になれれば、いつもこうやって見てくれるようになるかも、と思うとしつけ教室にも期待してしまいます。
 ・・・実は、しつけ教室に行ってみる事にしました。
 アジリティーを楽しそうにやるけせらを見て、続けてみたいと思うけれど、やっぱり関係をきちんとしていないとつまずいた時に進めないんだそうです。だから・・・。
 それにもう一つの点は、私がけせらの行動に自信が持てなくて不安になってしまう事を改善したい。
 そしたらオドオドせずに色々な所に行けるようになるし、もっと一緒に居れて、もっと楽しい生活ができるんじゃないかな。
 つまり、信頼関係を求めて・・・。
 
 アジ仲間の人たちに影響されました。
 わんこが飼い主をとても好き、という感じでの信頼関係ができていて、私もああなれたらいいなぁ、って思う。
 けせらに嫌われているのでは、とつい卑屈になってしまう事もよくあるのだ。
 もっと好きになりたいし、けせらにとっても、安心して信頼される私になりたい。
 それで行ってみようかなって思ったの。
 「もっとけせらちゃんがかわいくなっちゃうよ〜」、「しつけ教室は楽しいよ〜」
 って言われました。
 けせらの事をもっと理解してあげられるようになりたいな。
 決してスパルタとかじゃなくて、のびのびとイキイキ楽しく、そして何より「私とけせらが仲良くなれる」を目指して、ちょっと体験してみます。
 叱る方法とかもあるけれど、そういうのにぶつかりたくなくて、アジ仲間の人たちと同じ方針の所を紹介してもらった。
 ちょっと遠いんだけど、けせらとがんばってみよう!
 明日は初日・・・、緊張するし不安だけど、みんなが楽しいよって言っていたので、楽しめるといいな。


  9.23 しつけ教室 オリエンテーション

 第1回目はオリエンテーション。
 けせらはお留守番で、けせぱぱと一緒に説明を受けてきた。
 ストレスをかけない、褒めてしつける陽性強化法というトレーニング法の初級クラス。
 今日は、先生からわんちゃんの性質やしつけの方法、ポイント、注意事項などの説明を受けた。

 信頼関係を大切にしながら、上下関係(人が上)をきちんと教えていく必要がある。
 だから罰を与えるのではなく、得な気分にさせて、出来た事を褒めてあげる。

 飼い主が良いアルファー(リーダー)になる。
 決して偉そうにするのではなく、安心感を与え、尊敬されるような存在になる事が理想。
 そして一緒に楽しんだり共有したり、母・兄弟・・・、全ての存在になってあげる努力が必要。などなど。

 その他にも色々、わんこの身になって考えられるように説明してくれて、素直に反省できたりわかりやすかったり。
 「そんなの理想でしかない」と昔なら思っていたかもしれないけれど、いいお手本のお友達がいっぱいいるし、先生と愛犬のやりとりなんかも見せてもらうと、こうなれるんだ!って思える。
 昨日のけせらみたいな顔、いっぱい見たいなぁ。
 けせらがうれしくて、私が幸せでいられるような関係で、一緒に歩んでいけるようになるかな?
 夢はふくらんでいきます。
 でもその為にはがんばらないと・・・。
 さぼり魔の私にはちょっと心配だけど、がんばろう!
 来週からは私とけせらで電車で行く事になります、大丈夫かな?


  おやつ練習

 翌日から早速練習。
 昨日のオリエンで言われた今週の課題は、「アイコンタクト(視線を合わせる)」と「おすわり」と「ふせ」。
 おやつを使って鼻先を誘導しその姿勢に導き、できた瞬間にコマンド(号令)を出し、褒めておやつをあげる。
 すでにけせらには「おすわり」、「ふせ」を教えていたけれど、できていても「鼻先管理」の目的でやってみようというもの。
 「アイコンタクト」も、私のあごのあたりにご褒美を持ち、それを見て目が合った時に名前を呼んでから、褒めて、あげる。
 
 「ふせ」は、急におやつを持った手を下に持っていって、鼻を下に導いてふせを自然にさせちゃうんだけど・・・。
 最初はおすわりポーズのまま鼻を下まで持っていくだけだったり、後ずさっておすわりをし、一生懸命いい子をアピールしてみたり・・・。
 ご飯の前やお散歩の時にちょこっとやる程度。
 たくさんやろうとすると私がついていけないし、1週間かけてできるようになればいいと思うから、ちょこちょこペースでやってみようね、けせら♪
 そんな風に思っていたけれど、3日目ぐらいから「おすわり」、「ふせ」への誘導が、すんなりできるようになりました。
 前日は全然できなかったし、ちょこっとずつの練習だけなのに、こんなにすんなりできるとは!
 けせらはすごいなぁ!

 それから引っ張らないで歩く練習。
 自分であきらめて横に戻ってくるまで待っている、という方法は前のいぱぱさんに教わって、習慣に練習していたんだけど、今回から戻ってきた時に褒めるだけでなく、おやつをあげる方法を導入。
 そしたら、とってもいい子でこちらを気にして歩いてくれた(特に帰り)。
 「いい子〜」と褒め、おやつをくれる私。
 けせら、「今日はどうしたのかしら?うきうき」なんて思っているかも(笑)

 こういう行動に私が慣れるのが大変・・・、いや大切なんだろうな。
 そして、けせらがやりたいと思えるように導いてあげること。
 嫌々ではなく、うれしくできるように導いていくこと。

 今後6回に渡って、上のこと意外にも「まて」、「ついて」、「おいで」、「一瞬芸」なんかを、けせらを連れて、実際に先生に見ていただきながらレッスンをしていきます。


  9.28 「ペットを病気にしない」(生食セミナー1)

 シベリア村の今回のイベントは、生食(自然食)のお話を聞く会だった。
 「ペットを病気にしない」(宝島社新書)の著者、獣医師の本村伸子(もとむら・のぶこ)先生を講師に迎えて・・・。

 私達にとって常識になりつつある「ドライフード」「ワクチン」に疑いを持った事ってありますか?
 私はNOでした。当たり前だと思っていたから。
 でも実は、こういったものにより危険物質を与え続けられ、発病してしまう犬・猫が増えているんだそうです。

 先生も、昔飼っていたラブラトールのフレンドちゃんが5歳という若さでガンだと診断され・・・。
 そういう悲しい背景がきっかけで、この研究をはじめられたそうです。
 確かに、考えられないような若さで納得のいかない病気にかかってしまう犬・猫、最近では増えてきているのではないでしょうか。
 これはおかしいって思うべきかもしれない。

 生食? ドッグフードをあげていれば健康でいられるんでしょ?
 私はそんな意識でした。

 ではここで、今までのけせらの食生活、生食を知ったきっかけについてお話したいと思います。

 最初は甘やかさないよう、わがままにさせないようにって、単色の健康そうなドライのドッグフードだけだった。
 でも去年の夏、どんどん食べる量が減り、まだ成長期なのに体重が減ってしまい、病院でも少し気を付けて下さいと言われた。
 そこで半生を混ぜたり、たまにカラフルなドライフードにしてみたり、犬の平気な材料を茹でて加えてみたり・・・。

 が、2ヵ月程前に、半生タイプやカラフルなものは、本当は体によくない、という話をきいた。
 混ぜるなら自然な生のもの(鶏肉や骨、細かくした野菜など)がいいらしい。
 危険と言われるねぎ類の野菜などダメなものもあるけれど、鶏の骨は生なら安全で体にもいいんだそう。
 長く食べ続けるものだから危険と言われるとやっぱり心配で・・・。
 カラフルではない茶色単色のドライフードだけにして、時々自然のものを混ぜる、という形に改めてみた。
 生の鶏肉や夕飯で使うついでで良さそうな野菜があれば、それを細かくしてちょこっと混ぜる。
 けせらは、鶏肉をはじめて茹でずに生で混ぜてあげた時、とってもそそられるようだった。
 「おすわり」「まて」のうちから気になってくんくん・・・。
 バランスが心配だから、ほとんどを占めるのはドライフードだけど。
 
 そして、1ヵ月程前から骨にもチャレンジ。
 生なら鶏の骨は良いと前(上)に書いたけれど、けせらに手羽1本は多くてあげていなかった。
 でも、けせぱぱが園芸用の剪定ばさみを用意し、手羽を切り分けてくれました。

9.4の日記より

生の手羽をバキバキ
 1:1ぐらいでドッグフードと一緒にお皿に入れ、けせらに骨ごと鶏の手羽をあげてみた。
 最初、食べやすいドッグフードを全部食べ、それからお肉をペロペロ・・・。
 でも大きさは変わらない。
 いつも何でも小さく切ってあげているから不思議だったみたい。
 やっぱりもっと細かく刻むべきだったかな、と思いながらも観察。
 少しずつお肉を食べ、しばらくして骨も食べ始めた。
 バキバキいい音がする。
 ガムをかじるみたいな気持ちいい顔もする。
 コツをつかむとペースもあがる。
 食器の横に落ちると、自分で拾ってまた食器に入れていた、これには感激。
 なんてお行儀がいいのかしら?(笑)
 そして、いつもはマッハなけせらが、今日は優雅に?時間をかけ完食。
 かなり良かったみたいで、しばらくお皿をペロペロしていた。
 やっぱりけせらだわ、よくやった!という感じ。
 切ってくれたけせぱぱにも感謝です。
 おいしかったみたいで良かったぁ〜(* ̄∇ ̄*)エヘ


「ペットを病気にしない」
(宝島社新書)
著者 本村伸子先生
 きっかけは、上のような感じでした。
 まだまだ日本の一般家庭には広まっていないけれど、海外や色々な活動をしている愛犬家の中では、かなり注目されている話題なんだそうです。
 生食セミナーに参加してきたお友達から、自然にこの方法を知りました。

 最初はドライフードにちょこっと加える目的なだけで、あげていい安全なものをきちんと知りたい、という程度の軽い興味だけだったのです。

 今回、先生をシベリア村にお迎えするとの事で、気軽に生食について伺えるチャンス!と思い、けせぱぱと参加する事にしました。
 事前の予備知識のつもりで、先生の書かれた本「ペットを病気にしない」を購入し、読んでみました。
 安く手に入るなどの様々な理由で、適さない物、危険な物質が入っているドッグフード。
 当たり前に信頼していたドッグフードの実体を知り、本当にびっくりしました。
 これからもずっと、本当にこれを使い続けてよいのだろうか・・・?

 そして当日・・・、今日は実際に先生にお会いできて、本よりわかりやすく、色々お話を聞くことができました。
 先生はとても気さくで素敵な女性で、わかりやすく楽しい雰囲気で話してくれたり、親しみやすく質問にもこたえてくれたり・・・。
 私はテレビCMでもよく見、獣医師の推薦のようにうたわれていて、信頼できると思う有名メーカーのドッグフードをあげていました。
 立派に危険な発ガン性物質を毎日毎日けせらに与え続けていた事を知りました。
 このままいったら、もしかしたら3年後、けせらはガンになってしまうかもしれない。
 ならないかもしれないけど、わかってしまった以上、これからも危険物質を与え続ける事には抵抗を感じてしまう。
 危険な物質を含んでいない、安全に近いフード(ナチュラル系など)の選び方なども教えてくれました。
 でも、日本ではドッグフードにそこまで詳しく記載する義務がないらしく、本当の事はわからない。
 それで先生のお薦めは自然食なのだ。
 私達が普段食べる物から使えて、それに補助の栄養素を加えていく方法。
 これ、自然な治癒力や健康状態をものすごく高めてくれるらしい。

 犬・猫は肉食なので、必要な栄養素のバランス等は違うけれど、根本的なものは人間と一緒なんだと思った。
 成分とか苦手な分野なので自信がないけど、ゆっくり実践してみたいなぁ。
 けせらに安心できる食べ物をあげたいし、自然な治癒力を高めてあげたいと思う。
 
 先生は一般向けのセミナー等をしていられるし、これからも色々活動されていくと思います。
 常識に立ち向かっていくのって大変だけれど、今後のわんちゃん達の為にもこの意識が広まっていくといいなって思う。
 先生のフレンドちゃんへの想いがいつまでも生き続けて受け継がれ、多くのわんちゃんが本当に自然に元気でいられるようになったらいいなって思いました。

 もちろん今まで通りの食事を与えるのも選択肢の一つだけど、でも自分の意志で変えていきたいと思った。
 今までの常識と違うと抵抗があるから、人に押し付けるつもりもないし、私もまだちょっとしか実践していないので、教えたり薦めたりできる立場でもないけれど、でも興味を持つ人がいたら、知ってみる事はお薦めします。
 先生から話を聞いた私達は、すごく真剣に興味を持っちゃっているけど。
 ただ、バランスの問題や与え方、欠乏しちゃうと良くない物質なんかもあるから、半端な情報で生食にするのは危険みたい。
 もし興味のある方は、先生のご本やセミナーなどをお薦めします。 


 9.29 早速実践!生野菜

 朝は今まで通り、生の鶏手羽とフードを1:1。
 そして夕飯、生野菜を早速実践!
 今日の私達の夕飯は鮭のムニエルでした。
 そこから材料を使ってみよう・・・。
 鮭はやっぱり怖いので少量を火を通してみました。
 そして、夕飯でつかった野菜、小松菜・しいたけ・えのきをミキサー(最近、けせぱぱがうきうきで買った文明の利器)でぐわ〜とやって、ドライフードと見た目1:1ぐらいにしてみました。

 わんこは、肉は平気でも野菜に対しては消化能力が低いので、野菜はとにかく細かくが必要なんだって!
 火を通す必要のある野菜(ナス科)もあるけど、今日の野菜は全部生でOK!
 きのこ類は、ガンの予防にもなるらしい。

 ミキサーで細かくした野菜からは、青い葉と、しいたけの新鮮な香りがする、いいにおい。
 ( ̄~ ̄;)ウーン・・・

 けせらも喜んで食べていました。
 一旦、完全生食にしてからは、ドッグフードと同時に与えるのは消化に負担がかかり良くないらしいんだけど、ゆっくり切り替え期間が必要だから、しばらくはこんな感じでやってみよう。
 それで、同時進行で必要な成分もゆっくり勉強して、バランスのいい感じにできそうなら、いつかは完全生食も考えてみようかなぁ。
 完全にはまだまだ自信が持てないですが。


TOPBACKNEXT