第5章


2000.10.13 お台場であそぼ!
 お台場へやってきた。
 車で40分〜1時間くらいでお台場に行けるが、実はけせらは車は大の苦手。車に乗るのは全然平気なのだけれど、酔ってしまうのだ。お台場に行くまでにも、3,4回ぐらい吐いてしまう。
 ずっと気をつけて見ていると、私も気持ち悪くなってしまうのだけれど、思えば私も子供の頃は車酔いがすごかったっけ・・・。
 慣れれば平気になるかもしれないけれど、けせらがつらそうだし、あまり遠出はできないと思う。
 それでもたまには広い所に来て、思いっきり走り回らせてあげたいから、時々こうしてお台場なんかに来てみるものだ。
 酔っていたけせらも、着いてしまえばケロッとして、うれしそうに走り回る。
 お台場には、砂浜と海が広がる「お台場海浜公園」と、芝生が広がる「潮風公園」とがある。近場でいきいきとけせらが走り回れる、絶好のスポットかな。人があまりいない時がチャンス!
 海だよ、けせら!
 濡れるのが嫌いなけせらは海には入らないけれど、砂浜を元気に走り回っていた。
 潮風公園では、一生懸命に穴を掘ってしまうけせら。投げ投げごっこが好きなけせらのために、せっかく今DOG DEPTでフリスビーを買ったのに、全然取って来ないんだから。
 後にお気に入りナンバー1となるフリスビーだけど、この時のけせらにとってはお外のほうが大事だったのね。
 とってもうれしそうなけせらを見ると、来てよかったって思うものです。


  10.18 あそんで!あそんで!
 
 (注)けせぱぱは眠っています。
 けせらはおもちゃを投げてもらうのが大好きなので、暇そうな手を見つけるとおもちゃを乗っけてくる。
 私が床に座った瞬間、反射的におもちゃを探して持ってくる。
 私も遊ぼうと思った時は遊ぶけれど、けせらの遊んでほしいセンサーはいつでも働いているので、そうそうきいてもいられない。
 いつでも思い通りにはいかないものだよ、けせらちゃん。
 遊んでもらえる時のけせらはとってもうれしそう。自分から飽きることはなく、私が相手をするうちはいつまででも遊びたがる、本当に遊び好き。投げても投げても持ってくる。
 遊んでもらえない時は切なそう。一人で遊び始める時もあるし、手にじゃれて遊ぶ時もあるし、すねて寝てしまう時もある。
 でも吠えて催促とかはしないから、やっぱりけせらは良いこだね。 



紗英とけせらのこんな話 その2

 夏のうちは夜のお散歩でけせぱぱと一緒だったけれど、秋になって、昼に私一人でけせらの散歩に行くようになった。
 けせらはいつもあっちへこっちへ飛び回り、はしゃぎながら歩く。落ち着いて私の横で歩けるようにしたくて、リードを引っ張ってみたり、声をかけてみたりしていたが、なかなかうまくいかなかった。人とすれ違うたびに愛想を振りまくけせらは相変わらず私が何を言っても無視で、聞こえないふりばかりしていた。家の中ではいいこなのに、外では「けせら」っていくら呼んだって見向きもしないのだ。
 何だかお散歩の後は、いつもがっくりしてしまう。けせらはやっぱり私が嫌いなのかな、って。
 そんな10月中旬のある日、少し遅めに散歩に行った時のことだった。いつも通る広場に何匹かの犬が集まって来ていた。飼い主さんたちが犬同士を遊ばせていたのだ。
 思い切ってけせらもその輪の中に入れてみた。「犬同士でいればどっか行かないから大丈夫じゃない?」と言われ、ちょっと不安だったけど、けせらも他の犬のようにリードを放して遊ばせてみた(今は、他の人の迷惑になるとの注意を受けて、反省して放さないようにしていますが)。
 犬を怖がるけせらは他のワンちゃんからは逃げつつも、その近くをいきいきとうれしそうに走ってみた。
 ちょっとけせらとの距離があいた。遠くに行ってしまったら大変。でも、外で呼んだってどうせ無視して来ないに決まってる・・・。そう思いながらも呼んでみた。
 「けせら!」
 すると・・・。
 うれしそうに一目散に私の所に駆けて来たのだ。私もうれしくてうれしくて仕方がなかった。その瞬間、私は救われたような気持ちになったのだ。
 「うちのこも外じゃ知らんぷりよ」なんていうような話も耳にし、そんなものなのかって思ったら、気持ちがすごく楽になった。
 私は人の集まりとかは本当は苦手なのだけれど、この時すごくうれしかったから・・・、けせらもうれしそうだったから・・・、何となくそれから犬の集まりそうな時間に散歩に行くようになった。
 人見知りをしてしまうので、知らない人と話すのは得意ではないのだけれど、けせらがいれば大丈夫かな。けせらも広場に行きたがるし(といっても犬より飼い主目当てらしい)、私も色々なワンちゃんに会えるのが結構たのしくて、お決まりのお散歩コースになっている。


11.23 けせら、行くよ〜!
 これが投げ投げごっこの様子。
 左の写真が、「行くよ、行くよ〜」と投げようとしている私の手にある獲物(おもちゃ)を狙うけせら。
 上半身をかがめて、しっぽをくるんくるんさせながら後ずさりをする。目はおもちゃに集中し、いたって真剣。
 私が投げたおもちゃを即くわえて持ってくるけせらが右の写真。獲物を捕まえる姿はとっても機敏ですばしっこい。
 「ちょうだい」と言うと私の手におもちゃを乗っけて、すぐに後ずさる(左の写真に戻る)。
 写真のおもちゃは落ちた所を狙うが、フリスビーは空中スーパーキャッチができる。なかなかカッコイイ!
 こんな単純な遊びの繰り返しがたまらなく楽しいけせらなのでした。
今日の紗英&けせら


11.26 秋の北の丸公園

 枯葉がいっぱいの秋の北の丸公園。
 日差しが心地よく、ぽかぽかお天気でした。
 けせらはフリスビーよりも、枯葉や穴掘りに夢中(笑)


  11.27 探し物は何でしょう

 「あら、お財布ここに置いておいたはずなんだけど・・・」
 なんて言っているわけではありません(笑)。
 小さなぬいぐるみ型のキーホルダーがあり、それが気になって仕方がないけせら。
 一生懸命に手を伸ばして取ろうとしているんだけど・・・。
 でもけせら、そこはけせらの場所じゃないよ。
 そろそろいたずらはやめないと、怒られるよ〜。
↓これがお目当て


  11.28 こんな時だけ忠犬けせら

 夕ごはんの後、タバコを切らしたけせぱぱが、ちょっとそこまでお買い物。
 送り迎えは大事なお仕事だし、いつもと違うリズムで誰かが出掛けると気になってしょうがないけせら。
 心配そうな顔をして、私が呼んでも玄関からなかなか離れません。
 おすわりをして待っている時もあります。
 帰って来るとそれで安心。大歓迎でお出迎えだけど、その後はわりとどうでもいいらしい。
 「やっぱり家族は誰が1人欠けていても落ち着かないワン!みんな一緒じゃなくっちゃね!」


 12.7 けせら食われる!?
 けせらはお口ペロペロが大好き。
 朝起こすときだってそうだし、届く所に口があれば、とよく狙っています。
 でも、気をつけてね。
 小さい頃からけせぱぱの様々な乱暴な扱いに鍛えられて、強く育ったけせらにはへっちゃらかもしれないけれど、油断してるとけせぱぱにパクッとお鼻を食べられてしまうからね。
 うーん、けせら じたばた。



  12.23 ごきげんけせら

 元々は、鈴の入ったナスか何かのぬいぐるみだった。
 赤ちゃんの頃は大事に遊んでいたけれど、だんだんけせらは破壊に命を燃やすようになってきた。
 布をやぶって中の綿を食べそうになる・・・、ぬいぐるみの綿も出す、周りの布のふわふわの部分もむしって食べようとする・・・。
 がんばって縫い直してみたけれど、すぐにまた破壊されてしまう。
 ナスのぬいぐるみの鈴の音はお気に入りみたいだったから、ちょっとリサイクル!ガーゼのハンカチでくるんでしっかりと結んでみた。と、今度は知恵の輪を解くように、一生懸命結び目をほどく。
 鈴の周りのプラスチックを噛んで破壊でもして飲んでしまうと怖いから、何度も何度も結ぶのだけれど、やっぱりほどきたいらしい。何度も何度もほどいてしまう。
 けせらは私の側に来て、よくごきげんでこうして遊ぶ。おもちゃをくわえてぶんぶんと振り回してみたり、両手を何度も動かしてつかもうとしてみたり。
 なかなかかわいい光景です。


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