磯物を食べる

片貝を獲る・食べる

干上がりの岩にくっ付いている。左の図で光っているのが10円玉だ。マッチ箱より 少し小さいぐらいと思っていただいていい。岩と貝の隙間にドライバーのようなものを 差込、てこの原理で獲るのである。これを、丁寧に塩水で洗い砂やごみを取り除き 湯通し、内臓をとり、適当な大きさに切ったものが右図である。つまり、刺身である。 湯通しは、臭みを取り、身をやわらかくする効果がある。あわびのような味がし、 実に経済的で美味しくいただける。

瀬戸貝を食べる

瀬戸貝は基本的に海底に生息するものだが、潮の干満によってたまに顔を見せる。 これは、ひげのようなものでしっかりと岩についているので、結構とるのが難しい。 一つ一つは下の図のようなもで、本当は、七輪で網焼きして(バーベキュー風)食べると 美味しいのだが、今回は釜茹でにしてみた。海水で茹で、貝が開くと出来上がりだ。 大きいものは20数センチになるが今回は10センチ程度なので丸ごと醤油をつけて 食べると酒の肴に最高だ。

うに・瀬戸貝・さざえ

ちょっとした海の幸色々、全体的に干上がりで採取した為、少し小さめでした。
うにを食べる

潮の引いた岩と岩の間にうにがいる。睦月島近辺では、数種類のものが採れる。 黒い大きなケンを持つ写真のもの、ねずみ色のケンの小さい馬糞ふになど。 時期的に今回は写真のものを採取した。写真右上はおなか側であり、こちらから 二つに割ると、オレンジ色の身が採れる。これをきれいに海水で洗い、醤油をつけて食べると なんとも美味しい。ちなみに、炊き込み御飯風にうにご飯を作ると子供も美味しく食べられる。
急流のわかめ

わかめは急流のところほど味が良い。他の海藻やごみなどが付着せず色のいいきれいな わかめに育っているからだ。これを、蛸の酢の物に入れたり、味噌汁のなかに入れると 風味がよい。
干してある天草

海の中から採ってきたてんぐさを天日干しにする。乾いたら水にさらしてところてんを つくる。わさび醤油や黒蜜で食べると清涼感抜群だ。
 
あわびとさざえ

毎年お盆に帰った時は大潮の干潮時を狙ってあわびを採りに行く。 素潜りで岩陰・岩下にいるあわびやサザエを採るのである。 さて、採ったあわびあるが、通常磯臭いとか言われるが、これは あわび・サザエはアオサやあらめとのような海藻を食べ、そう言う所に生息するためである。 そこで、俺の薦める調理方は、まず、熱湯をボールに入れ、そこに海水で綺麗に洗ったあわびを約30秒 漬ける。ほぼ半殺し状態になるが、ここですばやく取り出しスプーンなどで腹の方から削ぎ出すと簡単に殻と別れる。 これを、厚めにスライスし再び熱湯に10秒ほど入れる(入れすぎは硬くなるのでダメ!!)すばやく取り出し氷水に入れて 皿に取りラップをして冷蔵庫で1時間保存してから食べる。 ちなみに、調理店では、熱湯処理をしてない場合が多い為、やや硬く、磯臭いのである。 また、スプーンで取り出した物から内蔵を取り除きステーキ状に焼くのも良い。 この場合は、取り出した内蔵に大根の葉(最近は珍しいが)を加え、包丁で細かくたたきながら醤油を加えたものを 取り出した貝殻に敷き、その上にあわびをのせ、金網で焼くのである。これは、熱いご飯にも合う。
  





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