VH1 Storytellers
(コンピレーション, '00)
ユニバーサルビクター, MVCT24083(日本盤)
Interscope Records, 0694905112(米盤)


曲目Cover of Christmas 3

1. China Girl
2. Edge of Seventeen
3. Back on the Chain Gang
4. Rain King
5. Crash
6. Who Will Save Your Soul?
7. Stay (I Missed You)
8. Regarding Steven
9. Mexico
10. Strong Enough
11. Here Comes the Rain Again
12. Carnival
13. Jack & Diane
14. Just A Memory
15. How Deep Is Your Love?

アーティスト
1. David Bowie
2. Stevie Nicks
3. The Pretenders
4. Counting Crows
5. Dave Matthews (featuring Tim Reynolds)
6. Jewel
7. Lisa Loeb
8. John Popper
9. James Taylor
10. Sheryl Crow (featuring Stevie Nicks)
11. Eurythmics
12. Natalie Merchant
13. John Mellencamp
14. Elvis Costello
15. The Bee Gees

解説
アメリカの音楽系ケーブルテレビ局(ちなみにMTVの兄弟局です)VH1の看板番組、Storytellersでの名演を集めたコンピレーション盤。全15曲、過去の大スターから現在のアメリカを代表するアーティストまで幅広いラインアップとなっている。この番組は毎回アーティストが曲を作った時の背景や自分の歴史についての話をしながらライブで唄っていくという形式で、様々な形のパフォーマンスが繰り広げられている。今回はその語りの部分は収録されていない(が、ブックレットに収録曲に関してのコメントは掲載されている)ため、1枚のCDに入るだけ収めたという感じか。出来ることならシリーズ化して今回漏れた分も出して欲しいもんだ(Hard Rock Liveでもいいけど)。10にSherylがFleetwood MacのStevie Nicksと共演したStrong Enoughが収録されている。

SherylのStorytellersは既にブートで持っている人も多いと思うが、わりと広めのホールでのライブで、Stevie Nicksと共演したのはこの曲のみで、後はSheryl(といつもとはちょっと違うメンバーのバンド)だけで演奏されている。Sherylに紹介されて出てきたStevieはこの曲を初めて聞いた時に共感を覚えたことを話し、Sherylと共に歌い始める。Stevieの声はちょっとドスが利き過ぎている(^^;;;)のに対して、Sherylの歌声がいつもより高く聞こえるのは憧れの存在だったStevieと一緒に歌っていて気分が高まっているからか。全編二人はデュエットしており、映像付きだと味わいはさらに増す。Sherylの回の収録はThe Globe Sessionsがリリースされた直後で、まだこの頃Sherylの髪は長かった(非常に綺麗に見えます)。

Sherylの他にはライブならではのアドリブ満載のパフォーマンスを披露しているJewel、声量を抑えればまだ歌えることを示しているAnnie Lennox率いるEurythmics、滑らかな歌声を聞かせるNatalie Merchant(パーカッションもいい響き)、オリジナルバージョンとは大きく印象の違うアレンジで歌うDavid Bowie、力の抜けた演奏にラップを絡ませた(!)John Mellencamp などが出色の出来。Counting Crows, いつもながらキュートな歌声のLisa Loeb, そしてもちろんStevie自身のソロも無視できない出来。

各曲間はLive on Lettermanのように歓声・拍手で繋がれており、豪華アーティスト達による仮想ジョイントライブのように楽しむことができる。Sherylのファン、女性ボーカルファンには強くお薦めします。

 

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