美味しいたい焼きを求めて
近藤貞二むかーしむかーし……というほど古い話？ではありませんが、私がまだ学生の時、子門真人（しもん まさと）の「およげ!たいやきくん」（別ウインドウが開きます）という歌が爆発的に大ヒットしました。
調べてみると、この曲はもともと「ひらけ!ポンキッキ」という子供向けの番組内で歌われていたものだそうですが、1975年12月25日にシングル盤として発売されたもののようです（やっぱり古い話ですね）。
ちなみにＢ面は
「いっぽんでもにんじん」（別ウインドウが開きます）だったそうですが、子供たちにはこちらのほうに人気があったようです。
「Ｂ面」なんて、アナログ式のレコード盤の表現であって、CDでは「Ａ面」とか「Ｂ面」なんてありませんね！やっぱり昔の話だ！！
ところで私、たい焼きが大好きなのです。
といってもしょっちゅう食べてるわけではなくて、好みのたい焼き屋さんがあるわけでもなくて、ましてや、たい焼きを食べるためにどこまでも…というほどたい焼き大好き人間でもありませんが、アツアツのたい焼きが時々食べたくなるのです。
先日もおいしいたい焼きが食べたくなって、ネットで名古屋で評判のお店を検索してみました。
たくさんヒットした中で、見つけたのが、大須にある「鯛福茶庵」というお店。
名古屋の大須にはこの他にも何店かのたい焼き屋さんがあるようですが、「鯛福茶庵」というのはいかにもおいしそうなお店の名前ではありませんか。
ネットの情報によれば、このお店はチェーン展開のたい焼き店
「澤屋」（別ウインドウが開きます）が大須に立ち上げた1号店。1匹用の鋳型で丁寧に焼き上げる天然モノのたい焼きは頭の先からしっぽの先まで生地はサクサク、あんこはホクホク。冷めても美味いと評判とのこと！！
こりゃもういくっきゃありません。早速 Let's Go。
詳しい場所の説明ができないのが残念ですが、大須観音の境内近くで、大須商店街のアーケードの入り口の角に鯛福茶庵はありました。
店先にはたい焼きを買い求める人が何人かおられましたが、順番はすぐに回ってきて、アツアツのたい焼きを手渡されました。
早速店先に用意された椅子に腰掛けて、アツアツのたい焼きにガブリ！！
皮がパリッパリで頭からしっぽまであんこがぎっしりで、しかもあんこには風味があってそんなにくどくなくてめちゃおいしい！こりゃおいしい！名古屋弁では「どえりゃーうみゃー」です。
食べ終わった時には、さすがにお茶がほしくなりました。
この店先には椅子もあってその場で食べることもできますが、奥にはカフェが併設されているそうで、お茶付きのセット（粒あんのたい焼き１個とお茶はほうじ茶か黒豆茶が選べます）がいただけるようです。
そしておもしろいのが、カフェに入るとびっくり！壁一面に願い事やら何やらを書いた紙がびっしり貼られているそうです。テーブルには短冊状の紙とペンが置いてあって、皆思い思いにメッセージを書いて、壁に貼って残していけるようです。
最近はモチモチ感の白いたい焼きやカスタードクリームのたい焼きなどいろいろあってそれはそれでおいしいのですが、私はやっぱり昔ながらのあんこのたい焼きが好きです。
それも薄くてサクサクの皮でしっぽまでアンコが詰まってるやつ。
ところで皆さんはたい焼きを食べるのはしっぽからですか？それとも頭からですか？
私は頭からガブっとするのが好きですが、たいていのたい焼き屋さんは、たい焼きの頭を先にして袋に入れてくれるのです。
つまり、頭が袋の奥でしっぽが袋の開いた側にありますので、仕方なくしっぽからかぶりつくことになります。
でも、鯛福茶庵の袋は２方が開いていますので、頭からでも比較的食べやすいのもうれしいです。
たい焼きには「天然物・一本焼き」と「養殖物」とがあるそうです。
１匹ずつの型で焼くたい焼きを「天然物」といい、同時にたくさん焼くことのできる型で焼くたいやきは「養殖物」というそうです。
天然物は一度にたくさん焼けないので時間がかかりますが、薄皮でサクサクのたい焼きが焼けるのが特徴のようです。
ちなみに鯛福茶庵のたい焼きは天然物です。
東京には有名なたい焼き屋さんが何軒かありますが、その中で「およげ!たいやきくん」のモデルになったのが東京都港区麻布十番にある「浪花家総本店」だそうで、これに人形町の「柳屋」と四谷の「わかば」を加えた３店が、「東京3大たい焼き」として行列の絶えない老舗として有名なお店だそうです。
３店とも天然物で、たい焼きを買うのに30分待ちは当たり前とのこと！
30分待ちが当たり前というのは厳しいですが、東京へ行く機会があれば、ぜひ行ってみたいものです。
鯛福茶庵 八代目澤屋 お店情報
住所：〒460-0011 名古屋市中区大須2-20-10
電話番号：（052）232-8308
営業時間：10:00?19:00
定休日：水曜日
