うつけの振りの理由
篤姫の旦那さんはうつけではなくて、うつけの振りをしていたんですね。
うつけではないことに気づいて篤姫は旦那さんを好きになり、薩摩の工作員から徳川の人間になるんですね。
篤姫の本編は見ませんでしたが、総集編を見ました。
面白いドラマだったようですね。
で、今日のブログは、事務長に、あなたの旦那さんはうつけではないことを分かってもらうために書きます。
オンライン請求とICD10の
「10個以上の病名がついているレセプトの割合が多い診療所は指導する。」
の続きです。
10個以上の病名をつけると指導するという方針が打ち出されたら、かかりつけ医の役目を果たしている先生達から反対の声が出ます。
プライマリケアのクリニックでは、胃薬と血圧の薬とシップ薬と軟膏と、それから花粉症や風邪薬やタミフルなんてことはざらですから。
そうすると、標榜科目数に応じてつけてよい病名数の数を緩和しよう、という折衷案が出てきます。
そうすると今度は、各クリニックが標榜科目を増やし始めます。
査定されないためにたくさん病名をつけたいからです。
今度は、標榜科目を増やすためには、医者が複数いなければならない、という規制ができてくるかも。
そうすると標榜科目を増やしたい開業医は医者を雇わなければならなくなります。
そうすると、疲弊していた勤務医がクリニックに雇われるようになり、立ち去り型サボタージュがさらに増えて、医療崩壊にさらに拍車が。
・・・・・・
オンライン請求後に起こる保険医療体制の変化はどうなるか、予想がつきません。
なので、今は身の丈に合ったことをしているのが無難なのです。
「円高・超低金利・人材は買い手市場。今こそ拡大路線です。」なんていうのは悪魔のささやきです。
ブロ友のドクターMとドクターフリッカーはライバルとして競い合って、拡大路線を貫いています。
亜沙郎先生もクリニックを軌道に乗せるべく、当直のバイトの傍ら、医師会理事もこなしています。
うちの事務長は最近、ドクターMとドクターフリッカーに会いました。亜沙郎先生とはよく顔を合わせています。
さらには、maitake先生にも会っています。子育てしながら毎日100人以上の患者さんを見ている先生です。
ブロ友3人やmaitake先生に比べ、「患者さんが減ってもよい、父ちゃん母ちゃん農業でやっていきたい」、という私はいかにもやる気がなさそうに映るようです。
やる気がないのではありません。今はやる気を出さないほうがよいのです。
私は13代将軍と同じぐらい思慮深いのです。
まあ、私の場合、今だけでなく、20年前からやる気は出さない事にしているのですが。
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