【スロヴェニアのカレンダー】

スロヴェニアのカレンダーには、Januar, Februar, Marec, など英語によく似た月の名前と
もうひとつスロヴェニ ア語独特の月の名前の両方が書かれています。
英語に似た名前の方は、ラテン語に由来するものなので
ヨーロッパのたくさんの国で、それぞれに微妙に変化させたような形で使われています。

スロヴェニア独特の名前の方は、季節の移ろいをとらえた詩的なネーミングが素敵です。
これまでもスロヴェニア通信で時々ご紹介してきましたが
今回は1月から順番に月名と言葉の意味をご紹介します。
1月 |
プロシネッツ 雲間から差す日差し |
7月 |
マリスルパン 小さな草刈りがま
(草刈りや農作業が忙しくなり 始める季節) |
2月 |
スヴェチャン つららができる |
8月 |
ヴェリキスルパン 大きな草刈りがま
(草刈りや農作業がもっと も忙しい季節) |
3月 |
スシェッツ 乾燥している
(3月は雨も雪も少ない季節です) |
9月 |
キマヴェツ うなずく
(実った麦が穂を垂れる姿のこと) |
4月 |
マリトラヴェン 小さな草
(芽吹き始めた背の低い草という意味で) |
10月 |
ヴィノトク ワインが流れる
(ワインの新酒ができる季節) |
5月 |
ヴェリキトラヴェン 大きな草
(成長した背の高い草という意味で) |
11月 |
リストパッド 葉っぱが落ちる |
6月 |
ロジュニック 花いっぱい
(梅雨のないスロヴェニアでは6月は野原 で花が咲き乱れる季節) |
12月 |
グルデン かみつく
(かみつくような寒さという意味) |
スロヴェニア語の曜日の名前も楽しいので、名前とその意味をご紹介します。
月曜日 |
ポネデリック |
日曜日の次の日 |
火曜日 |
トレック |
2番目の日 |
水曜日 |
スヴェダ |
真ん中の日 |
木曜日 |
チェトレテック |
4番目の日 |
金曜日 |
ペテック |
5番目の日 |
土曜日 |
ソボタ |
ユダヤ語で休みを意味するサバトが語源 |
日曜日 |
ネデリャ |
仕事のない日 |
ほかにスロヴェニアのカレンダーでおもしろいのは、
月の満ち欠けが書 いてあることと、毎日ちがう聖人の名前が書いてあることです。
月の満ち欠けは、新月と満月の日にそれぞれ●と○の印がつけられています。
丸の中にはお月さまの顔が書かれていたりして、かわいいです。
そして、新月と満月の間には三日月のマークがついています。
すべてのカレンダーに必ずあるわけではありませんが、
かなりたくさんのカレンダーにこの印がついています。

聖人の名前が書かれているカレンダーは今では珍しい物となっていますが、
スロヴェニアでは1年のすべての日にその日を守る聖人がいるとされています。
そして、みんなに自分を守護する聖人が決められているのだそうです。
2011年版スロヴェニアのカレンダーが12月に入荷予定です。
昨年 に引き 続き、数量限定で販売致しますので、どうぞお楽しみに。
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