カエルの寝言2021年


<11/19>
都民は県外に出られない時期がずっと続いていたが、それもしばし解除されたので、聡太君巡りに行ってきた。(ブログご参照下さい。)
お天気にも恵まれ、将棋教室では1,2を争う聡太ファンのお友達と楽しい旅だった。
瀬戸はのどかな街で、勿論瀬戸物で有名。私も名古屋在住の時に行ったのではないかと思う。瀬戸か多治見で陶器市に行った記憶もある。

将棋会館の道場は思ったより居心地はよく、1つは勝てたので良しとする。
千駄ヶ谷の方はまだ道場には行っていないが、こちらは駅前の新築ビルに移転が決まっており、東西共に建て替えが迫っている。寄付も募っており、返礼品には棋士グッズがあって、順調に集まっているようだ。
先に関西の方が予定額を大幅に超えたのはやはり聡太竜王効果だろうか。

なかなか甲子園に行けないので、思い切って大阪に行って良かった。売店で、ネット上ではいつも品切れの、聡太君の「探求」置き駒も買えたし。(お友達は、新製品の小ぶりの聡太君の扇子を買ったのだが、段位が間に合わす「3冠」のまま。それも希少価値がありそうだが。)

これからは4冠ではなく竜王と呼ばれる。その次は多分、竜王名人になる。(いずれも最高位のタイトルなので、正式には○冠とは呼ばない。)

本当に物凄い高みに一気に登りつつある。師匠のよく書く言葉だったらしいが、竜王奪取翌日の色紙には「昇竜」とあった。純粋に、竜王位だし、師匠の文字を見慣れていたからかと思うが、まさに竜が天に昇ってい行くさまを見ているようだ。そんな 至福の時がずっと続く。

<11/2>
朝日の予想通りの選挙結果となって、愕然とするよりは諦観気分。ああ、国民はここまで疲弊しているのか、と思う。
多分、都会と地方ではかなりムードが違うだろうし、岸田に変わったことで疑似政権交代の感じが出てしまったという説ももっともに思う。
それでも甘利は落ちたし、石原軍団も消滅。少しは変わったのかもしれない。

選挙制度の問題も大きいが何と言ってもこの投票率では。
女性の自殺も増えているというし、兎に角弱いところに圧力が集中し、助けを求められない層が厚くなってきているようだ。

自助共助公助などというモットーで国民を切り捨てた菅から岸田に変わったことで、多少はまともになるのでは、というご祝儀気分もあるかもしれない。

それにしてもタイミングが悪すぎた。矢面に立つ顔が変わったことで、争点も焦点もボケたかんじ。
とにかく、嫌な感じがまだまだ続く・・・。

<10/30>
このところ、久しぶりに良い天気が続き、コロナもとりあえずは落ち着いている様子なので、そろそろ山へ行こうと思っている。
とはいえ、体力の低下も激しく、マスク続きのせいで呼吸も浅くなっているのか、先月の大菩薩ではとんでもなくバテてしまったのでちょっと不安ではあるが。

それでも動かないと悪循環。疲れても息が切れても、継続すれば体調も回復するはず。何より、少し落ち込みが続いている気分の方も晴れるだろう。

来月には少し楽しみな旅行も計画中だし、仕事の方は低め安定(笑)なので、うまくさばきながらコンディションを整えていけたらと思っている。

<10/27>
眞子さん騒動も一応の区切りか。見るともなく会見を見たが、その口調、表情には驚かされた。これが全て病に起因するものか、生来のものなのかは分からないが、この先何が起こるか暗澹たる気持ちにしか なれなかった。ある意味、本当に可哀そうとしか。

選挙もどうなることやら。予測ではそれでも自公で過半数とか。国民はもう厭世気分なんだろうか。これまた意外でもあり、疲弊しすぎて投票意欲すらわかないのだろうか。
少なくとも、政権が交代すれば、安倍菅岸田内閣よりはマシになると思うのだが。

<10/2>
あっという間に時間は過ぎてもう10月。大型の台風は伊豆諸島に大きな爪痕を残して去って行った。
今は塾の仕事も1つ終わって、少しだけホッとしたものの、次の予習もあるし、生徒たちの中間試験の準備も必要だ。
庭の手入れもまた始めたものの、諸事情あって、進展せず。

唯一の楽しみは、期待以上の活躍を見せる藤井「3冠」。いや、もうすぐ竜王(4冠)、その先の5冠も射程距離。凄まじい勢いで「進化」中。

先月は本当に久しぶりに大菩薩に行ったものの、その後はまた山にすっかりご無沙汰。
コロナもやっと少し落ち着いてきた様子なので、そろそろまた高尾に復帰を考えているこの頃。

<8/17>
大方の予想通り、オリンピック後にコロナ禍は『災害級』となり、医療も崩壊しつつある。
それでもお題目のように「ワクチン接種がすすみ」「国民の安心安全」と壊れたレコードのように繰り返す首相。目は泳ぎ、言葉に力はなく、棒読みの原稿さえ間違える。

こんなまさに国難の時に、まだパラリンピックを開催するのか。
国民が自宅棄民状態で、重症化での命の危険を感じているときに、その限られた医療資源を国民に優先して使わずにいつ使うというのか。

子供が考えてもおかしいと思うことを全く実行できていない。この人は本当に政治家としての資質が多少たりともあるのだろうか。
大切な家族にずっと会えず、病の床にある相手の手も握れず、そんな世の中がもう1年半も続いているのに、全く改善の兆しが見えないこの状況。

もう責任逃れは許さない。
・・・と国民の何割が思っているだろうか。

<8/16>
少し仕事が落ち着いで、のんびりしようかなと思っていたら、次の塾の予定が送られてきて、月末からまた始まることになった。
ワクチンはもうすぐ二回目なので、通勤での危険は少し下がるものの、この爆発的な感染の広がりと、絶望的な医療体制に、仕事の再開まではせめてもの自衛として、引きこもるしかないのは何とも堪えがたい。

この政治の貧困も選挙面たる国民が選択したもの。無関心の行く末をとくと見届けてほしいものだ。

仕方ないので引きこもって、さて、というと幸いにも希望の星は藤井聡太二冠。その頑張りにいつも励まされ、その成長ぶりは眩しいほど。
幸か不幸か対局も超過密で、見る方も忙しい。・・・が御本人は強い相手との対局が何よりの楽しみであり、力の元であるようで、まさに王道を行く将棋の神様に選ばれた人であることは間違いない。

今2冠であるが、年度末には4冠以上になっているのでは、と楽しみ。
楽しみと言えば、短い私の夏休みは、今回はChopinのコンチェルトをさらうことにした。譜読みは年齢と共に目が衰えて本当に大変ではあるが、少しずつ仕上げていく楽しみは変わらない。
意外な発見もあり、50年を超えるピアノとの付き合いも、指が動く限り、どこまでも続いていく。これこそが私の心の支えであり、慰めである。

折角の(私にしては)良いピアノが綺麗に響いていることが、私の楽しみ。
何か、そんなことが見つからないと、この閉塞的な世の中で、平常心を保つことが極めて難しい。世の中の人すべて、推して知るべし。

ああ、何と言う世の中だろう…。自殺者が少しでも減りますように・・・。疲弊しているすべての人々に僅かでも幸せと思える時間が与えられますように。

<8/2>
今年は猛暑の中、マスクでの夏期講習もいよいよ最終週に突入。最大の山場も超えて、何とか乗り切れそうな気配。
そんな中、とうとうワクチン1回目を接種。地域の集団接種会場に向かったが、大変良く連携が取れていて驚いた。簡単な問診の後、1人ずつ区切られたブースに座って待っていると、ワゴンを押して回ってきてくれる。
二回目の予約も同様に、PCを乗せたスタッフが接種後の待機時間中に回ってきて、手際よく予約を取ってくれた。
注射も手慣れたもので、痛くもなく意外なほどあっさり終了。

同日、妹は二回目を摂取。具合はどうかと聞くと、今朝になって発熱。一旦薬で引いたものの、夜になってまた熱が出てきたとか。やはり、二度目は気を付けないといけなそうだ。

それにしても、もう政治はどうなっているのか。
こんなに新規患者が激増しているのに、オリンピックは強行開催、予想通りの猛暑の東京に、北海道も予想外の猛暑で、折角来た選手たちが本当に気の毒だ。観光もできず、宿舎に缶詰。
ボランティアに丸投げの作業、税金だと思ってか、食事やら宿所やらのキャンセルが千件単位とか、もう全く統制が取れていないとしか言いようがない。

夏休み、自粛慣れ、コロナ軽視、ワクチン軽視、何よりまるで伝わってこないスガの会見。これでは東京も早晩5000人突破だろう。

こんなにも地に落ちたオリンピック、誰が歓迎できるだろうか。
負の遺産ばかり残してきっと嵐のように「オリンピック貴族」とやらだけがご満悦で帰っていくのだろう。
後始末は全て国民に。

ところで、思いがけず今年も甲子園が決定!
でも残念ながら応援は自粛。テレビの前で全力応援!!

(藤井二冠の対局もどんどん続く。こちらも全力応援!!!きっとタイトル戦が終わるころには・・・。(*^^)v  楽しみしかない。 )

<21/07/18>
コロナも患者激増で第5波というのに、浮かれてオリンピック開催とは!?
この先医療が崩壊したら誰が一体責任を取るのか。それより、ひっきりなしに対応に追われる医療関係者の疲弊を思うと、本当に政治の方が崩壊していると思う。

蜘蛛の糸のようにすがっているワクチンも、まるで体制が整っていないので、号令かけてもワクチン本体が足らず、行き渡らず、予約停止中。お粗末にもほどがある。

そんな中、電車に乗って通勤しなければならない人たちは一体どう思っているのだろうか。
いまだに正しい知識と情報が必ずにも国民に伝わっておらず、怪しい情報がSNSで拡散していく。

この国の将来は一体どうなるのか。
オリンピックが途中で中断ということにもなりかねないのに、どんどん外国から客人を迎え入れ、その体制もバブルとやらが早速破綻して穴だらけというのは・・・。

マスクをしても防ぎきれず、かといって熱中症の危険を冒しても猛暑の中、きっちりマスクをせずにはで歩けない状況。
さて、一体だれが一番悪いのか・・・。

<21/06/12>
何度も出される緊急事態宣言に、政治・政治家の劣化を痛感する。またこのままズルズルと行ってしまうのか。
流石にオリンピックなんかやっている場合ではないと思うが、「ワクチンさえうまく行けば、行ける!」と、全く根拠のない超楽観論にまたしても引きすられている。
だから、巨大プロジェクトは動き出したら止めるのは至難の業とみんな気づき始めている。そう、戦争と同じだと。

本当にお粗末な政治、政府、首相。
目は泳いでいるし、原稿棒読み。気持ちも心も伝わらない。

またマスクで蒸し暑い夏が来るのか・・・。

<21/06/12>
高尾山、盗掘がすさまじい。

GPS機能の付いた山行ブログやSNSの普及もあって、下手をすると希少植物の場所まで簡単に特定され、悪意のある者に盗まれ、被害を受けていく。

今年初めて見たオクタマスミレも、何と近頃盗掘された!
また、クモキリソウも開花したと思われる株の、花の部分だけ無残にも切り取られていた。それも複数個所で。

もう高尾では従来の方法での保護は難しいのかもしれない。モラルもマナーもないハイカーばかりとは思わないが、希少な花の場所は誰もが知ることとなり、踏み荒らされ、道が出来、どんどん消失していく。

同時に、どう考えてもおかしなケースもあって、本来高尾山にあるとは思えない植物が、しかも至近距離に複数種咲いていたり。これは誰かが意図的に植えたとしか考えられない。
主稜線に突如として現れた、いくつものエビネの株も。去年までなかったものが突如として現れるのはどう考えてもおかしい。

おかしなことだらけ。何か根本的な解決策を考えないと。

<21/4/22>
今年の春からはまた高尾周辺をよく歩いている。平日登山が可能なため、交通機関の混雑も山も、心配していたほどではなく、自己責任ではあるが、余り気を遣わずに歩けているのは本当に有り難い。
勿論平日も人は結構出ていて、特に高尾の主稜線は凄い。我々はほぼそれを避けているため、下山の時に驚くくらいだが、兎に角縦横にルートがあるので、余り逢わずに歩くことが出来る。

今年は本当に花が早く、見たい花に合わせるのがなかなか難しかったが、多分これからは例年の時期に収束していくと思う。これからは、ランの季節だ。盗掘が多くて本当に胸が痛いが、山の花は山にあってこそ。

体調の方はこれでかなり回復。仕事もまあ少ないので、GWだけは流石に山も避けて、物置の整理でもと思っている。
恐らくこの混乱もあと1年と思っているので、その間に自分の身の回りの環境を整えて、次のre-startに供えようと思う。

ひたすら、晴耕雨読!

<21/03/21>
オリンピック、本当に実施するの?できるの??
一体どこまで行けば膿を出し切れるのだろうか。
オリンピックの裏側を嫌というほど見せつけられて、もう辟易するばかり。

湯水のようにお金を使って、この始末。人の命が一番大切でしょ、って言いつつ、その言葉に何と心がこもっていないことか。
まあこの際、全てカラクリを見せてもらって、後でじっくりきっちりかたをつけてもらいましょう。
自殺者がこれだけ出ているのに、浮かれている暇などないはず。

能力のないものは去れ。
責任の所在を明確に。

<21/03/11>
受験シーズンもほぼ終盤で、やっと少し時間が出来た。
が、久しぶりに出かけた高尾では、すっかり筋肉痛に。更に、回復に2日もかかる始末。Switchのリングフィットアドベンチャーがとても優秀で、上半身は非常に効果がでているのだが、如何せん足の方は微々たるもので、 山歩きには焼け石に水。

とはいえ、感染せず・させずに塾の仕事も一段落して兎に角ほっとしているところ。まだ先はながそうなので、いかに感染を防ぎつつも、山歩きを続けていくかを模索中。
出かけるにも、ちょっとインコが弱ってきているので目が離せない。片足が弱っているところへ、ちょっと寒かったのか、更に具合が悪そうなので、どんどん温度を上げて様子を見たところ、 何と34度くらいの保温が必要な状態だった。

弱った片足もだいぶ辛そうなので急遽室内を改造し、少し身体が楽なように配置替え。更には老鳥用の器具を発注。何とかもう少し元気に暮らしてほしいものだ。

ああ、それで3月11日がまた巡ってきた。
放射能に怯えた日々を忘れかけている私たちにまた警告するような大きな地震が最近あったが、全くもって、10年経っても殆ど手つかずの福島原発、東南海地震も言われて久しいのにまだ原発を稼働し続け、同じ汚染と被害を手をこまねいてみているだけなのか。
この内閣がいかに無能かは既に十分位証明されていが(まあ、前の安倍政権の遺物でもある)が、隠し事のない、民意をよく聞く政治家なら、どんな政党政治家でも、今の内閣よりははるかにましだということを、痛感せざるを得ない。

<21/02/15>
最初から最後まで?問題噴出のオリンピック。意外だったのは、森発言がすぐにバッシングされ、まともな意見が聞かれたこと。
それにしても、お粗末な発言で、『謝罪』会見を見れば、何をかいわんや。逆効果も甚だしく、失笑するしかない。

その上、10年ぶりに大地震という文字通りの激震が走り、誰もがまたあの忌まわしい原発事故を思い出したのも、せめてものプラスだったかもしれない。
大きな地震のたびに、福島原発は無事でした、と聞くまで安眠できないこの現状。そうだ、原発は全て止めて片付けないと!!

本当にこれまで無駄に時間を使い、お金をばらまき、本当に必要なことは何一つ手を付けずに、人目を逸らし、やれオリンピックだ、under contorol だって?!
付けが一気に回ってきた感じ。お粗末。

そして、つくづく嫌になる。
誰が彼らを選びましたか。と。

<21/02/08>
dat 大学受験生も試験突入、国公立ももうすぐ。
という訳で、私の塾の仕事ももうすぐ一段落。気持ち的にはだいぶ楽(というか暇すぎかも)になる予定。
落ち着いたらまたしたいことがある。取りあえず、コロナにかからぬよう、何とか頑張りたい。

気持ちが落ち込みがちな時、やっぱり支えになるのは音楽だとつくづく思う。
プロコを弾いていると、気持ちが少し上向きになる。
これでもう少し頑張れるかな。

<2021/02/02>
コロナ禍が騒がれ出してからそろそろ1年になろうとしている。今の惨状を見るに、一体だれがここまでの状況を予想しただろうか。
軽視の極みだったトランプは退陣し、安倍も政権から降りたけれど、日本は本当に対策が泥縄状態。責任を取るものがおらず、真摯な説明もない。
欧米に比べて極端に死者も患者数も少ないというが、同じアジアの台湾は?韓国は?
日本は一人負け状態だ。下を見てはいけない。

GO TO継続という馬鹿げた政策に縛られて、そんな浮かれた気分でも状況でもない、必至の医療者が心身ともに削って働いてくれているのに、彼らにはGoToなんて何の恩恵もない。

お金の使い方が麻痺しきっている。批判の声は政治にまだ十分には届いていないのか。
政権交代まで待っていたら、一体何人自殺者が出るだろうか。

こんな政治家を選んだのは誰?


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