12/10/04更新

BBS過去ログ集 #3

掲示板でのご質問と回答を掲載します。

選曲について
電子ピアノのキーの重さの加減について
発表会の曲について
レッスンでの合格基準について
海外でのレッスン内容などについて
厳しいレッスン内容について
音高について
選曲(ソナタ)について

Q:選曲について

・性別:女性
・年齢:47歳
・ピアノ歴:15年位(小学生から高校生まで習っていましたがその後中断、30年ぐらいのブランクで3年前にレッスンを再開しました)
・楽器:コルグの電子ピアノ(C550MP)

はじめまして、電子ピアノ関係で検索をしていてこのサイトにきました。
私は、前述のように昔習っていましたが(高校の1年間だけ音大の先生につきました)、 長いことピアノから離れていました。20代の時に数ヶ月会社の帰りにヤマハに通いましたが、 続かず、その後は・・・いろいろあり、まったくピアノにふれていませんでしたが、 3年前に地域の新聞広告で今の先生に出会い、久々にピアノを弾く楽しみを感じています。

ただ、会社勤めのためもあり、なかなか練習に時間がとれず、ストレス発散のつもりが逆に練習できないことがストレスになって きています。また最近は、帰宅後に飲むことが多く(苦笑)、平日は練習できず週末に集中?して練習 するような状態です。

以前こちらのサイトで、2ヶ月練習して弾けないのであれば、その選曲はレベルが高すぎる、 とあったかと思いますが、今この状態でも2ヶ月で弾けない曲は背伸びをしすぎでしょうか?
(ほかのサイトではもっと厳しく2週間で弾けなければ諦めたほうがいいとも、、、)。 今の先生は弾きたい曲をやっていきましょうというスタンスですので私が弾きたい(弾きたかった)曲 をレッスンしてくれます。

基本的に趣味の領域ですから、発表曲以外はある程度ひけたらokという感じです。 レッスンを再開した当初は以前に弾いたことのある曲をさらっていました。 その後、英雄、ラカンパネラ、バラ1、狂詩曲2、スケ2、木枯し、、とやってきて、 昨年スケ2を発表会で弾いたので、せっかくだからと1〜4までやりましょうということになり、 今スケ4をやっています。が、なかなか頭に入らないというか指がおぼえてくれません。

12月の上旬から譜読みを始めていますが、まだ最後まで譜読みがおわっていません。もともと譜読みが不得意ですが、 こんなペースでは、レベルにあっていないでしょうか?

  <<私の回答>>
レベルの件ですが、そうですねえ、何を最終目的とするかだと思います。
例えば、定年後?に長い時間をかけて大曲にトライしたいという願いがあるのなら、 今はある程度指が動く範囲でよし、としつつ、曲数を増やすという方向で行くこともよいでしょう。
その場合なら、今のようなペースになると思います。

今練習している曲はどれもテクニック的にも難曲揃いですね。 率直に言うと、コルグで弾けても、グランドピアノでホールで同程度に弾きこなせるかというと難しいレベルだと思います。
スケルツォは2番が一番難しいかもしれませんが、もう少し余裕で弾ける曲を間に挟んだ方が楽しいし、練習効果も上がるのではないでしょうか。

またここに挙げてある曲はどれも比較的「派手」でガッチリした曲ばかりですが、 曲想の全く異なるドビュッシーやラベル(まあ譜読みはかえって大変かもしれませんが。)、 あるいはモーツアルト(子供が弾くのとは全く違います。)などを丁寧に音色やタッチに 細かくこだわって仕上げていくのも取り入れてはいかがですか。

ただ、一番大切なことは自分が楽しく続けられること、その上で少しでも上達していく手ごたえが得られることだと思います。 先生とじっくり相談なさってはいかがでしょうか。また細かく方針を変えていくのもよいでしょう。今年はじっくり路線、とか。

質問者からのお返事:
どうしても好きな曲=派手な?曲になってしまうかもしれません(苦笑)。 おっしゃるように楽しくというか「この曲を弾きたい」という気持ちがないと、 この歳で忙しい日々の生活の中でピアノの練習にとりくめないのかもしれません。
でもどちらかというと、弾いて楽しいと思えるのは最終的な段階で、 この曲を弾くぞという意地と根性がないとできない気がします。
この根性と意地は、定年を向かえた頃の歳に、あるだろうか?という不安があり、 なので、今、何とかこの気持ちがあるうちに難曲であっても弾きたい曲に挑戦しておきたいと思っています。。。

先生から「バラードの4はいい曲よ」とか「幻想ポロネーズもいいわね」といわれると(ショパンばかりですが)、 なんとしても次はその曲にいきたいなと思ってしまいます。 ドビッシーも素敵な曲がたくさんありますが、おっしゃるように、譜読みの不得意な私にとってはどうも近代の曲は、 これまでの曲以上に取り組みずらいのが本音です。。。

また、何十年ぶりにレッスン再開を思い立ったのは、自分にその場で弾けるレパートリーが無いということに気づいたことでした。「何か弾いて」といわれても、過去の発表会で弾いたことのある曲の最初の所だけだったたりとかで、まともに弾ける曲が1曲もありませんでした。 だから、60歳までに1年に2曲としても30曲はできる!と思ったのがレッスン再開の理由です。

ただ現実そうはたやすくなく、せっかく取り組んだ曲も次の曲が仕上がるころには、弾けなくなっている状態で、なかなかレパートリーにするのは難しいです。。。 最近はそのことを反省し、前回、前々回の曲を時々弾くように心がけていますが、発表会で弾いた曲以外はなかなか厳しいですね。つくづくピアニストは凄い(当たり前かもしれませんが)!と思ってしまいます。

とりあえずは、60歳まではいろいろな曲に挑戦していきたいです。 またアドバイスいただけると幸いです。

Q:(追伸)電子ピアノのキーの重さの加減について

ご指摘とおり、電子ピアノとグランドは、やはり全く違います。
コルグの電子ピアノは、音(ヘッドフォンをつけた状態で)が大変きれいですので、丁寧に練習をしないとレッスンでグランドピアノになると、まともに弾けなくなります。
特に、普段のレッスンとは違って発表会の曲のレッスンになると細かく指摘されますので、音の様々な出し方と打鍵の加減にグランドとコルグの違いに大変苦労しました。
(スケ2の出だしの微妙な力の抜け方には、一番苦労しました。。。)

ただその苦労のおかげか、最近はコルグとグランドの微妙な加減に慣れてきて、多少、「音が汚い」とか「ペダルが汚い」とかの注意が少なくなってきたような気がしないでもありません、、、 最初の頃は何度か先生にレッスンで「電子ピアノで練習しているから」と訴えていましたが、だんだんその言い訳はしなくなりました。。。!

ところで、電子ピアノでの練習で悩むのが、キーの重さの加減です。どうしてもキー自体はピアノに比べ軽いので、重ために調整して練習していますが、あるサイトでは一番軽くして練習したほうがいいとありました。 どちらの方がいいのでしょうか?

<<私の回答>>
タッチの件ですが、意外と思い込みもあるようです。私がY楽器の人から聞いた話では、キーボードの方が重い機種もあるとか。
それはちょっと私も感じました。
また、鍵盤の「軽さ」については、実はグランドでも、感覚的に凄く軽く感じるものもあり、一概には言えないようです。(全般的には、キーボードは軽いので、グランドだと弾けない、という感じでしょうけれど。)

自分の感覚でいうと、鍵盤の感触的な重さ・軽さよりは、常に鍵盤の底までしっかり打鍵することを心がける(曲種によって、ハーフタッチを使う場合を除く)ことの方が有用だと思います。
私も、弾きやすい感じのピアノだと、ついタッチが浅くなって、浮いてきてしまう感覚になることがあります。フォルテでもピアノでも、打鍵のスピードと重さはコントロールするものの、基本的にはしっかり一番下まで押えることが大切だと思います。

あとは、そのうえでのタッチの違いが、キーボード類だと反映されないことが一番の違いでしょうか。音の違いが感覚的な鍵盤の重さ軽さに微妙な影響を与えて、心理的に「軽く」感じる面があるかもしれません。 筋力アップという感じで不自然に重くするのもどうかと思いますので、とりあえず、標準的にしておくのがいいかもしれません。

バラードの4番は、音大生の卒試の人気曲でした。私は演奏会には絶対にかけない曲の1つです。スケルツォの2番もですが。(笑)。 幻想ポロネーズは15分近くかかるので、暗譜ができればテクニック的には大丈夫でしょう。
ショパンは誰もが知っているだけに、プロとして演奏会で弾くのはとても大変な曲ばかりです。でも、そこが趣味の場合の強みでもあり、果敢にトライするのは良いと思います。頑張ってください。

質問者からのお返事:
タッチの重さだけでは無いんですね。 つい、指の練習と思って重たくしていまいますが、そういう時に限って先生からも「音が汚い」と指摘されますので、標準で練習していってみます。

1年、2年と電子ピアノで練習していくうちに「こんなのでは練習にならないかな?もうピアノで弾けなくなってしまうかも。。」と不安がつのりました。 レッスンでうまくいかないと電子ピアノのせいにして、それを先生に訴えていました。
しかし、昨年発表会の曲を仕上げていくうちに「あれ?これは単に私の練習不足のせい?。音を聞いていない?ペダルを意識していない?」と思うようになり、すべて、最終的に電子ピアノのせいにしていたのが、逃げだったのかなと、反省してからは、「できない=電子ピアノだから」という方程式は私から無くなりました(反省)。

電子ピアノは究極電化製品になるのかもしれませんが、一応楽器。 機械的にシステム化されているとはいえ、やはり汚い音は汚く聞こえ、深い音は深く聞こえることにきづきました。鍵盤の戻りや音の粘りなどはやはり電子ピアノでは無理ですが、当分は私の相棒は今のコルグになるので、仲良く?付き合っていきたいと思います(苦笑)。

今、スケルツォ4番で苦戦している状態ですので、バラードの4はまだ先になりそうです。。。今年中には、できればバラード2、3、4を制覇したいですが、、、(厳しそう!) 頑張ります。。。!
ちなみに僭越ながら、暗譜は本当に怖いです。 去年、発表会直前になって、ある箇所でとまってしまい、頭の中が真っ白な状態になってしまいました。あせって先生に相談したところ、「大丈夫よ。聞いている人は素人のなんだからわからないわよ。いざとなったら作曲してもかもわないわよ!」と。!(爆笑) 私は「そんな余裕は、、、」と戸惑いましたが、ぞんな先生も人一倍緊張する方のようで、完璧に暗譜するのは、このサイトにもありましたが、譜面を頭にコピーすることだそうです。 いやはや、それは私には無理そうなので、やはり練習に練習、、、のようです。

Q:発表会の曲について

娘ふたりがピアノを習っておりますが、私も夫も音楽未経験なのでわからないことがおおいのです。 さて、下の子の発表会の曲について相談させてください。
次女は6歳で今度小学生になります。自宅近所の姉とは違う教室に通い始めて1年2ヶ月になります。4月に発表会があるのですが先生に「ソナチネアルバムから一曲選びましょう」といわれ、びっくりしてしまいました。現在プレインヴェンションと曲集が2冊、テクニックの本が一冊にブルグミュラーもやり始めて5曲目ですが、さすがにソナチネアルバムって早すぎませんか?教本もお姉ちゃんの時に比べ(違う先生でしたが)異常に早いと思っていました。ブルグはどうにか一ヶ月1曲ペースでやっていますが他にもたくさん宿題をかかえているのでどうにか止まらずに弾けるレヴェルです。まだテクニックもそれほどないし、私としてはもう少し身の丈にあった曲できっちり仕上げたいと思っているのですが、こちらからそのようなことを申し上げるのは気を悪くなさるのでは?とためらっています。やっぱり失礼でしょうか?

<<私の回答>>
こんにちは。選曲についてですが、確かにちょっと先取りかなとは思います。 身の丈にあった曲をきっちり仕上げる、というのはとても重要だと思います。特に発表会では。
しかし、少し背伸びした曲を弾いてみようというのも発表会ならではです。そのために充分な時間を取ることで可能になります。
恐らく先生は「背伸び」路線で行くつもりだと思います。その分、しっかりフォローもあると思うので、今回は様子を見てみてはいかがでしょうか。
発表会の後はまた元の曲集に戻ると思いますので。

ソナチネといっても易しい曲もありますから、ブルクミュラーが弾けるなら不可能ではありません。 その指導の様子やお子さんの消化度、達成度を見て、さらに本番でどこまで弾けるかを見て(また他の生徒さんの様子も見て)、それでも懸念なさっているような様子があるなら、その時点で「もう少し身の丈にあった曲できっちり仕上げたい」という意思を伝えるのは失礼ではないと思います。

質問者からのお返事:
普段のレッスンも含め本当にすごく「背伸び路線」だなあと感じています。ブルクミュラーが加わった時も「なぜ今?!」と思ってしまったし。お姉ちゃんの先生がきっちり、音楽的にしっかりと、という感じでまったく選曲で背伸びをさせないので特にそう思うのかも、です。私はきっちりがっつりの上の子の先生の方針が好きなのですが少しストイックな感じなのでマイペースな次女とは合わないかな?と思ってお友達も通っている今の先生にお願いしてみました。普段は課題が多すぎて「音楽的にきちんと」弾けないまま教本が進んでしまうので発表会くらいはきちんと仕上げさせたいと思っていましたが、初めての発表会ですし今回は様子をみてやってみようと思います。またご報告させていただきます。 アドバイスありがとうございました。


Q:ッスンの合格基準について
はじめまして。 最近、レッスンの合格基準が前よりもきびしくなったのか、 自分では80点くらいの出来でレッスンの間にできるようになったら今まで○だったのに あがってはいるんだけど○にしてくれないんですよ。

○をくれる合格基準は変わるものですか??><。ちなみに私は大人です。

<<私の回答>>
初めまして。 まず、上手になるほど要求水準も上がるのが普通ですから、上手になってきた→期待も高まった→なかなか○にならない ということが考えられます。
その場合には、「よくなってきたら、今度はこの位までできるといいですね!」と一言フォローがあると嬉しいですね。
ただし、先生が求めているポイントと、生徒さん側が考える基準が異なっている場合には、その違いを明確にしておく必要があります。 できれば、ざっくばらんに、先生にその疑問をぶつけてみるのが一番です。そして、「納得できるなら、さらに厳しくでもOK」なのか、「余り厳しいと脱落しそうだからNG」なのかも希望を伝えるのが先生としても有難いと思いますよ。

疑問が解消するといいですね!

Q:外でのレッスン内容などについて

私は現在海外在中で、娘がピアノを習っております。 6歳から習い始め、ピアノ歴3年の9才です。
現在はバッハの息子作曲のソルフジェッタ、ベートーベンソナタOP49番等を練習してます。 先生はモスクワ大学院出身で、去年までミュージックカレッジでピアノを教えていた方で、非常に信頼しております。(最初の半年は日本の音大出身の方に教えてもらってました。転勤により、現在の先生に教えてもらってます。)

私自身が中1までピアノを習っておりましたので、娘にもピアノをやってもらいたいなあ。という漠然とした気持ちでピアノを習わせましたが、その先生からは音大に入れる才能があるので、そのつもりで教える。と言われており、親バカながら、その気になってます。
この先生にずっと教えてもらえれば良いのですが、来年には日本帰国の可能性もあります。 私はこの先生の教え方を非常に気に入っているのですが、一般の日本での教え方と違う気がします。私がピアノを習っていたのは25年程前なので当てにはなりませんが・・・

(質問1)
現在の先生の教え方は、年に1回の発表回とコンクールに合わせて曲を6曲程度選び、それを平行して練習してます。曲のバックグラウンド、情景描写等に特に力を入れております。曲はバッハ、ハイドン、チャイコフスキー、ベートーベン、ショパン等から選んでます。また、昨年習った曲の練習もするように言われてますので、毎日15曲以上の練習をする事になります。日本ではバイエルからブルグミュラー、ツェルニー、ソナチネにハノンを加えていくのが普通だと思いますが、全くそのような流れではありません。 日本では、一旦終わった曲はあまり繰り返さないと思います。 日本では私の娘の先生のような教え方をする人はいらっしゃいますか? また、そのような教え方をどう思われますか?

(質問2)
私の住んでいる地域には、日本の音大を出てこちらでピアノコンサートを開いている先生もおります。友人からはいずれ日本に帰るのなら、その先生に変えた方が良いのでは?と言われております。日本人の先生は曲自体の練習はもちろんですが、ハノン等によるテクニックの修練を重視しているようです。そこが日本人の親に良い評判を与えております。私の娘の先生もスケールは一定の時間をとっておりますが、曲自体の理解をより重視しております。 どちらも一長一短だと思いますが、私はテクニックを磨くのも大事なのは重々理解してますが、曲を理解し表現できる感受性、表現力を磨く方こそ、子供の頃から心がけるべきでは?と思います。 れいこ様はどのように思われますか?

(追伸)
私が今の先生の教え方で好きなのは、特にベートベンのソナタを教えている時です。 ベートーベンのソナタはオーケストラを表現しているとの事で、このパートはバイオリン、このパートはフルート、ここはシンバル等。と常に曲の情景が広がるように教えてくれてます。
チャイコフスキーのある曲では左手は大地の大きさ、深さを表現し、右手のメロディーは小鳥のさえずりを表現してる。といった感じです。 この教え方が娘のピアノ上達に良いかはわかりません。
ベートベンがどういう境遇で育ったか等の話は、娘には早すぎるとも思いますが、私自身も引き込まれてしまうのは事実です。

<<私の回答>>
初めまして。早速ですが、お嬢さんはとてもよい先生に師事なさっていますね。 先生の指導法は素晴らしいと思います。その先生にずっと習えたらいいのですが、帰国後のことがやはりご心配でしょう。

かずやさんの感じ方は正しいし、的を得ていると思います。子供と言っても曲想をそれなりに理解して弾くのはとても大切です。勿論テクニックに裏打ちされてのことではありますが、その曲想をはっきり描けるからこそ、練習にも力が入る訳ですから、それが第一に大切なことだと思います。
さて、問題は帰国後ですよね。
これから学年が進むことを考えると、毎日15曲というのは流石に多すぎると思います。練習時間が無限に取れれば別ですが。5〜6曲なら充分ありえますが、消化不良になりそうですね。多めに曲を並行して弾かせる先生は少なくないでしょう。
自分の経験がないので不正確で申し訳ありませんが、たとえば桐朋などの「こどものための音楽教室」のような場所では、それに近い環境で教えているのではないかと思います。
ただし、それが日本における音大受験と密接に関係しているかと言えば、そうではないようです。

音大にもいろいろありますので、特に日本でという話ですと、やはり圧倒的にテクニックを早く身につけさせ、高度な曲をどんどん弾かせる傾向で指導が進むと思いますので、いまとは大分感じが変ってくると思います。師弟関係もかなり閉鎖的な世界ですし、なかなか受験生主体の先生のところではのびのび指導を受けるのは難しいかもしれません。
ただ、大切なことはお嬢さんが楽しんで練習できるような環境を日本でも作ることで、それが結果的に専門の道につながれば、それが一番ですが、次善の策としては、自分の表現力を磨き、音大という狭い枠にとらわれずに、のびのびとピアノを続けることが望ましいのではないかと思います。

でも、良い先生は探せばたくさんいると思います。様々な情報網を活用して、実際に習っている人の声を聞き、できるだけ今の環境に近い状況を作り出せるといいですね。
その際、今までの指導法を詳しく伝え、また親御さんの意見も伝えてから、先生と指導法をすり合わせてください。それを嫌がるような先生はNGですね。

質問者からのお返事:
お忙しい中御返事頂きまして、ありがとうございました。 今の先生にずっと教えて頂ければ良いのですが、その可能性はほとんどありません。
実際は日本帰国の可能性もありますし、アジア、ヨーロッパ転勤の可能性もあります。 どの国に入っても、娘がのびのびとピアノを続けていける先生を探していきたいと思います。
今の先生はユニークな先生なので、時々報告させて下さい。 ただ、私が勝手に言いたいだけなので、無視して頂ければ結構です・・

発表会のスタイルも日本人の先生とは随分違います。 (このスタイルも賛否両論だと思います・・・)
こちらの日本人の先生の発表会
・全てのレベルの生徒が1曲のみの発表。(1分程度〜5分程度)
・完成度が高くミスがほとんどない。
・全体の発表会が2時間程度で終了。
*終わった感想:みんな上手だなあ。

娘の先生の発表会
・レベルによって曲数、時間が違う。初級レベルでも3曲以上を弾かせている。
・初級レベルでも最低5分以上、上のレベルだと20分ぐらい弾かせる。
・完成度は日本人先生の発表会ほど高くはない。人によって差がある。
・発表会を午前の部、午後の部にわけ、計8時間・・・
*終わった感想:長すぎる。

娘も5曲+先生とデュエット1曲を弾きました。
娘は人前でピアノが弾くのが大好きで、学校の行事、クリスマスパーティー等、何かイベントがある度に弾いてます。 人前で物怖じしないのは羨ましい限りですが、でしゃばりではないか?と心配しております。

Q:しいレッスン内容について

いつもいろいろ参考にさせていただいております。 今日は娘のピアノのことで相談させてください。
娘は今小学一年生でピアノは習い始めて2年弱くらいです。 今ブルグミュラーがあと5曲、プレインベンションとテクニックの本と 曲集も他に2冊持っています。

ブルグミュラーは2曲、他の本の宿題をあわせると常に5曲プラステクニック プラス楽典の本、という感じです。
ちょっと今の彼女には多すぎるようで、毎週宿題をさらうのにめいっぱいで 頑張ってやっていっても厳しく先生に注意され、最近やる気が萎えている 様子です。

先生は60歳くらいの女性の方ですが昔ピアニストだったこともあり、 レッスンの内容が大変高度だと感じます。
「音楽的に」仕上げなければいけないことはわかるのですがまだ7歳ですし、 譜読みをしていくだけで精一杯であまり細かく難しいことを要求されても できなくて。

私のほうから少し厳しいと感じていると申し上げてもいいものでしょうか?
それとも方針にそわないということで先生を変わったほうがいいでしょうか?
娘は特にピアノに熱心ということでもありません。 ただ同じ年のお子さんの中では進むのが早いのかもしれません。 でも本人はピアノよりお絵かきとポケモンがすきでピアノの練習は毎日1時間が限界です。
どのように先生に申し上げればいいのか悩んでいます。 先生の立場としてアドバイスいただければ幸いです。

<<私の回答>>
こんばんは。お母様の立場としては悩ましいところですよね。 先生の厳しさの意味が、子供なりに理解でき、またレッスン内容に納得がいけば、自発的に練習するようになると思います。(たとえ1年生でも。)

確かに曲数が多めかもしれません。ただ、1曲が短いので、極端に多いとは言えませんが、確かに練習時間が1時間では、多いと思います。

>宿題をさらうのにめいっぱいで,頑張ってやっていっても厳しく先生に注意され、最近やる気が萎えている様子です。
・多分、先生が熱心なのは、1年生でもそれについてこられるだけの力はあると感じているからでしょう。しかし、「なぜ厳しく注意されるか」を言葉でもしっかり生徒に伝えることは必要だと思います。お嬢さんがどう感じているかは恐らく先生も分かっていると思いますので、その指導についてこられるかどうか、反応を見ているのかもしれませんね。

> 私のほうから少し厳しいと感じていると申し上げてもいいものでしょうか?それとも方針にそわないということで先生を変わったほうがいいでしょうか?
・まずは、率直に、一生懸命ではあるが、性格的にあまり厳しすぎるとついていけないかもしれないという懸念を持っている、と先生に伝えてみてはいかがでしょう。 その反応を見て、このレベルについてこられないなら・・・等のお話が出れば、変えなければならないかもしれませんが、先生が少し対応を変えてくれるかもしれません。

熱心さのあまり厳しいというのは、あり得ます。しかし、逆に、プロの先生であれば、素質のない生徒、ピアノが好きでない生徒に、生徒の器を越えた厳しいレッスンをすることは、そうそう多くないようにも感じます。
(はっきりした先生なら、趣味のピアノとしてレッスン内容を変えるか、別の先生を紹介することもあるでしょう。)

もう1点確認すべきことは、お嬢さん自身の気持ちです。先生が自分のためを思って熱心にに指導するからこそ厳しくなるのだ、ということを理解できるかどうか。あるいは、先生に信頼されているというような感覚を持っているかどうか、お尋ねください。 子供は正直ですし、理屈を越えて、何かを感じているはずです。

そのうえで、親として、先生に現状を説明することをお勧めします。
それで納得のいくお返事がなければ、またその時点で考えてみてはいかがでしょう。 親の立場で不審感を抱くような先生であれば、なおさら子供はついていきません。

質問者からのお返事:
昨日もレッスンにいってきました。 まだ心の整理がつかずなにも言うことができませんでしたが。
でもレッスンの最後にこことここをああしてこうしてと指導された後 「でもなにせ本人にまだ欲が全然ないからね」とちらっといわれて。 先生もよくおわかりになっておられるんだなと感じました。

娘は性格的にがむしゃらに頑張るというタイプではありません。 でもそれなりにピアノに取り組んではいるとも思います。 先生も厳しく言いながら様子をみているのかもしれません。
娘の気持ち、という事もわたしなりに考えてみました。 先生はあなたのために厳しくしてくださる、ということもあらためて言って みました。 それはわかっているようでした。

相変わらずレッスンの内容は1時間まったく気をぬけない厳しいものですが、 他に習い事もないし、もう少し応援しながらやらせてみようと思います。 丁寧にアドバイスをいただきありがとうございました。

Q:高について
こんにちは。 いつもピアノのことで迷うと立ち寄る大事なホームページです。ありがとうございます。 今日は中一の長女の進路について相談させてください。
9歳から芸大ピアノ科卒で地元では進路指導で有名な先生について 頑張って勉強しています。
かねてから進路についてお話があるなかで、高校は東京音大演奏科か桐朋の付属校 を受験しないかといわれています。 (芸高は実力的に難しいのでしょう、話題に上ったことがありません。) 私はまったく専門外なので事情がわかりません。

オープンスクールなどで雰囲気をみてきて気に入ったほうで、というかんじで先生は おっしゃられますが専門家からごらんになって上記の2校で何か大きな違いがありますか? 下世話なお話かもしれませんが桐朋は費用がかかりすぎる気がします。
大差ないのなら主に金銭的な問題で東京音大にしてほしいのですが。 娘はいわゆる天性の才能がある、というタイプではなく努力を重ねてここまできました。
ピアノを弾くのが何にかえても好きで時間を忘れて練習に没頭します。 娘は将来は現在の先生のように指導力もあり、演奏家としても仕事をし、コンクールで審査員などもしたい、音楽のことなら何でもわかる人になりたいと希望しています。 留学もしたいと考えているようですがどちらの学校でもかまわないのでしょうか?

<<私の回答>>
まず、学費だけで言うと、音高ではなく音大の方の比較になりますが、どうやら4年間の総額では桐朋の方が安いようですよ・・・。 初年度は確かに桐朋の方が高いですが。

桐朋は詳しく公開していますが、東京音大は募集要項がPDFで表が見にくいのでぜひご自分で確認してください。でも2年次以降の納入額が高いようです。 http://www.tokyo-ondai.ac.jp/pdffiles/nyusipdf/10nyuusiyouku.pdf
東京音大の初年度納入金:2,352,000
桐朋音大の初年度納入金:2,706,600
     2年次    1,866,600
http://www.tohomusic.ac.jp/collegeSite/examFee.html
↑桐朋は、ここで詳細に掲載されています。

一番の関心事が学費のようでしたので、まずそれを調べてみましたが、 桐朋は文句なく最難関の1つでしょう。その意味でネームバリューも高いです。 また、東京音大演奏科の方は、近年評価を上げてきている学校で、特に演奏科には力を入れているようです。

課題曲のことがありますから難しいですが、両方受けてみて合格した方に・・・というのが理想かもしれませんね。
その意味では、どちらを選んでも、将来困ることにはならないと思いますが、おそらく、桐朋の方が少し難しく、その分だけ評価も定着していると言えるでしょう。
先生のおっしゃるように、学風が違うと思いますので、季節講習会に参加して、学校の雰囲気を知り、レベルを知ることが大切と思います。 まだ中1ですから、高校の公開日にぜひ足を運んでみてください。

質問者からのお返事:
音高について詳しいアドバイスありがとうございます。 娘にはできるだけ良い環境で頑張って勉強してほしいと思い、親としてできるだけサポートしてげたいのですが、まだ下に2人妹弟がいて学費のことも気になってしまって。
やっぱりかけてあげられる限界があるなあと。
調べ方が下手で桐朋のほうがすごく高いのだと思っていました(汗)。 先生には桐朋がいいと思うといわれています。 実際に足を運んでみます。ありがとうございました。

Q:曲(ソナタ)について
40代男性、ピアノ歴は小学校6年間のみ習い、あとはずっと独学というよりただ好きで弾いていただけです。 近くレッスン再開することにしました。ツェルニーは昔レッスンで中断した40番を最初からやりなおそうかと思っていますが、 もう一曲の選曲についてご相談です。

今まで好みが偏っていて、ロマン派以降近現代までいろいろ弾いて(?)いたのですが、 バッハ、古典はほぼ全く弾いていません。なのでモーツァルトのソナタをまずは一曲だけ選ぼうかと思って います。モーツァルトにしようと考えたのは、とにかくきれいな音を出せるようになりたいというだけの理由です。
当然この一曲だけで音色がどうにかなるものではないということはわかっているつもりですが、 レッスンを受けるなら、そのきっかけがつかめそうな曲がいいと思ってます。 ずばりこのソナタ!というのがありますでしょうか?
選曲の仕方が間違っているならばっさりおっしゃっていただいて構いません。

<<私の回答>>

こんにちは。そうですか、レッスン再開、何よりと思います。 モーツアルトは、ざっくり言えば、ソナタなら難易度にそれほど差が無いともいえますので、一番好きな曲を選んで問題無いと思います。 今までどんな曲をさらっていたか分かりませんので何とも言えませんが、例えばトルコマーチが好きでしたら、第一楽章から変奏曲を順次弾いて行くのもいいかなと思います。 バッハの2声のインベンションもいいかなと思います。 ハ長調の1番からで大丈夫です。
楽しみですね。 先生とも相談なさり、また何か気になることがあったら書き込んでください。 お待ちしています。

質問者からのお返事:
早速の御返事ありがとうございます。やはりK331の一楽章にしようと思います。透きとおった音で弾くのは本当に難しいです。がんばります!


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