コース:登山口5:43〜南尾根ルート〜6:11休憩6:25〜8:14山頂8:35〜ぶなの木ルート〜9:50登山口
久しぶりの夜行で飛騨の簗谷山(1213m)へ。東京からは本当に遠い。 ICを降りてからも長く、飛騨金山の森キャンプ場から簗谷林道に入り、駐車場へ。夜明けと共に野鳥の声が賑やかだ。 午後から雨の予報も、何とか山にいる間は持ちそうだ。降りるとひんやりする。
案内板を確認し、周回コースで登り始める。自然林が美しく、余りお花はないが、静かな山だ。
ヒルがいるかとよく見るが、まだ大丈夫なようだ。そういえば、さっき鹿が走り抜けていったっけ。 ルートはしっかりしていて歩きやすい。すぐにヤマツツジのオレンジの花が目に付くと思ったら、シロヤシオが満開で真っ白だ。
この花が見られるのは聞いていたが、予想以上の数で、花付きもよく、歓声を上げながらレンズを向ける。
もう1つ目に付く白い木の花はマルバアオダモと名札がついている。登るに連れて景色がよくなるが、期待の御嶽山はどこ?
うっそ〜!と思って身を固くすると、猿の声。ああ、あの向こうの木の上で猿が枝を揺すっている。 左から尾根がぶつかってくると頂上。三角点があり、望遠鏡もあるがカバーがかぶせてある。晴れていれば大展望だろうが、今日は・・・と諦めつつ大休止をしていると、雪を頂いた御嶽の山頂がうっすらと姿を現した。さすがに立派だ。
満足して腰を挙げ、今度はぶなの木ルートを下る。ヤマシャクヤクの情報があり、目を凝らすが見当たらない。
花は、タニギキョウ、クワガタソウ、まだ咲いていないフタリシズカ位でちょっと寂しいが、自然林の豊かさを満喫して歩くのは格別だ。 それでもお目当ての花にめぐり合い、森林浴を楽しんで、遠いこの山まできた甲斐はあった。 帰路は「寝覚めの床」と、奈良井宿の二百観音などを見て、権兵衛峠のトンネルを抜けて、渋滞も無く都内にもどった。
|