真夏の高尾山   2017年7月22日

コース:
7:20六号路〜8:00大山橋8:10〜稲荷山尾根〜山頂南巻き〜9:00富士見台園地9:20〜城山北巻き〜11:20日影沢バス停
連日の猛暑で「激しい運動禁止」通達が出ている上、昨日までの夏期講習第2弾を終え、本音はエアコンかけて朝寝したい気分。しかし、たまったストレス解消と、何より久しぶりの高尾の花が気になって、やっぱり出かけることにする。
昼前に降りてくれば何とかなるだろう、と5時起き。幸い7時過ぎには高尾山口に着き、涼しい風も吹く中、多分、歩き通せるだろう。 コースは最後まで迷ったものの、涼しさと、探しものがあるので6号路へ。もうウバユリがニョキニョキと茎をのばし、もうすぐ咲きそう。いつもながら迫力満点。
7時台に歩き始めたのに、それなりにハイカーが居るのに驚く。山は白山以来。今日は昼前に降りるつもりでお弁当もなし。晴れているから折りたたみ傘、あとは水をたっぷり。無理せず軽く歩きたい。

ウグイスが鳴く中、まあまあのペースで歩きだす。目立つ花もなく、ヌスビトハギを撮ってもなあ、と思いつつ進むが、結局期待外れのまま大山橋へ。ここで小休止。湿度も高く、しっかり水分補給。しかしまだ多少余裕はある。
途中で飛び石コースを見送って稲荷山尾根へ。日当たりのよいルートに出る。わずかの距離とはいえ、久しぶりだ。草丈が伸びて元気がいい。抜きつ抜かれつ、すれ違いをこなすうちに分岐に出て当然ながら山頂は巻く。



そろそろヤマユリが大きな重たい花をつけている。つぼみも目立つが、花弁を落としているものも。来週位がベストだろうか。やっと嬉しい被写体に会えてテンションもあがる。芳香に誘われて順調に歩くうちに、いつもの富士見台園地へ。何とまだ9時だ!
風が抜ける東屋は貸し切り。ゆっくり座ってコースタイム。ふだんの喧騒が嘘のような静けさだ。
これで登りは全て終わり、あとはUターンしてリフトででも下ろうかと思っていたが、体調もよく、またお花がちょっと物足らないので頑張って日影沢に降りると決める。日差しが当たると暑いが、新しい山シャツは涼しく、大汗をかいている筈だが意外と楽だ。流石山グッズは高機能だ。

稜線上はギボウシ、オカトラノオ、そして山百合。種類は少ないが存在感はある花々。登りの階段も苦にならず(まあ背中が軽いからだろう)、あっという間に城山巻き道へ。
一息つこうかとも思ったが、暑いし、もういいか、と一気に林道を下っていく。まだ10時台とは。
林道を荒い息で上がってくる人たち。少し行くと、鳥見の大集団。望遠レンズに三脚と物々しい。日影沢近くに降りると小学生の昆虫探し集団。どうやらカブトムシを捕まえたらしい。ああ、今日は夏休み最初の週末だったっけ。

期待の日影沢も、停めている車の多さに驚かされ、目当ての花はなかった。
しかし、午前中に歩き終えて気分はルンルン。気が付くと、ザックの肩当てはびっしょり。背中も相当かいた筈だが、うまく発散できたようだ。
花はちょっと端境期だったかもしれない。しかし、汗とともにストレスも流し、マイペースで写真を撮っての楽しい夏の1日だった。

多少花を撮りました。ブログでどうぞ。

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