高畑山〜倉岳山   2013年2月3日

JR鳥沢駅8:25〜8:50高畑山周辺案内板〜9:20峠道文化の森入口〜9:48石仏(分岐)9:56〜11:20高畑山11:55〜12:23天神山〜12:29穴路峠〜12:58倉岳山13:13〜13:33穴路峠〜14:22石仏(分岐)〜15:07高畑山周辺案内板〜15:37鳥沢駅


いつも高尾山の「お散歩」ばかりでは、と中央線沿線の高畑山と倉岳山を選ぶ。以前登ったが、それも1999年。もう随分前になる。 登山口までかなりあって、それが大変だった記憶がある。
今も駅から歩く間、要所要所に標識があるので、見落とさずに歩けば大きな高畑山周辺案内板に出合う。

ここからまだ少しあるが、ゲートを通り、車道を歩いていくと峠道文化の森入口の表示があり登山口となる。
この前の雪がまだまだ残り、路面も所々凍結している。苔むした石や岩のごろごろした道を滑らないよう慎重に歩いて行く。 沢沿いなのでまだまだ凍っており、足元を確認しながら歩いて行くと、ようやく石仏のある分岐に出る。

ここで一休みして、右の斜面を登り始めると、ようやく陽だまりの、展望の良い明るいコースになってほっとする。
日差しは暖かく、汗ばむほど。落葉樹林でどんどん高度を上げていくが、日陰にはまだ凍結があり、気を抜くことができない。
それでもホオの葉が散り敷いて、オニグルミが落ちていたりと、静かな森歩きは好ましい。

ザックの中のアイゼンが重いが、まだ使うほどでもなく、慎重に歩いて行けば、暫くの急登を経て何とか山頂に至る。

高畑山

まずは貸し切りで、富士山を眺め、お腹もすいたのでゆっくりお昼にする。少し風があるが、日差しが強く暑い。昨日のぽかぽか陽気の名残だろうか、気味が悪い程だ。
のんびりお弁当を広げていると、いつの間にかどんどん登山者が増え、急に賑やかになる。

やや霞みつつも富士山が見えて嬉しいが、姦しいほどになったので大休止も短く切り上げ、先を急ぐことにする。
直下はかなりの急登で、これが凍っていたら戻りたくなるようだが、幸い雪も氷もなく、降り切れば見晴らしの良い気持ちの良い稜線歩きが続く。

所々で大菩薩方面だろうか、展望もあり、陽だまりハイクを楽しむ。

直下の急登(振り返って)

天神山の小さなピークを経て、あれあれと思うほど下るとようやく穴路峠。ここから倉岳山に向けてまた登りが始まる。
途中から滑り落ちそうな急斜面が2段構えで待ちうけるが、何とか登りきって山頂へ。狭いが休むスペースもある。三角点が立派だ。

倉岳山北側の展望

ここでiさんからお汁粉を貰って一息つく。高尾ならとっくに下山している時刻だが、今日は長い。
また凍結個所もあるだろうから、と小休止に留め、引き返して穴路峠から降りることにする。

歴史のある峠道だが、意外と斜面の道幅が狭く、崩壊箇所もああって、時々冷や汗をかくが、しばらくで歩きやすくなる。
高度を下げると今度はちょっと暗い樹林帯に入って、沢沿いになるとまだまだ残雪もある。それに石がゴロゴロしたルートは本当に歩きにくい。
ちょっとした渡渉箇所に迷うが、顔を上げるとテープが随所にあり、有難い。それを確認しながら滑らぬよう、慎重に、慎重に。

どこからアイゼンを使うか迷ううちに、何とか石仏の分岐まで辿りつく。これでほっとできるかと思ったら、朝より溶けてはいるものの、 まだまだどっこい、気が抜けない。足もそろそろ悲鳴を上げている。ストックに頼りながら何とか車道に出て、ゲートを開ければ、無事下山終了。
しか〜し、駅はまだまだ遠い!。

山はまだ枯葉の季節。花の気配もないが、あちこちにウスタビガの蛍光色の黄緑色のマユが落ちていた。
ウスタビガの繭

明るい林を歩きながら、春にはどんな花が咲くだろうか思いながら、Sさん、iさんと楽しい時を過ごした。


*記録と画像はブログでもどうぞ。*


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