500ｍｌのペットボトル2本とお湯のポット500ｍｌに、お菓子、カメラが全て。ストックをつきつつ登っていくと思い出の急階段が待ちかまえている。
大したことはないと、ザックに全て入れ、妹は空身。まあバテてきたら交代してもらうとして、とりあえずは姉の面目もあり、背負って歩く。

階段はどんどん急になるが、その分振り返れば景色が開け、とても気持ちがいい。紅葉も始まり、妹もご機嫌だ。

何より、今日はスマホで母校の野球中継を聞きながらのハイクだ。こんな山登り、初めて。
薬師尾根はどこまでも一本調子に階段が続き、やっぱり今日もバテそうだ。水を飲んで休み休み登る。

秋の花はもう殆どないが、青空が眩しい。合目表示もあり、ペースは作りやすい。登り90分と掲示板にあった。途中のベンチで休憩しつつ、中継を聞く。今日は先行されてちょっと苦しい試合内容。でも、きっと勝てるはず・・・。

気を取り直して後半戦。9合目あたりには鉄の階段が。すぐ脇に鎖があるので、新しく設置したのかもしれない。少し狭くなり崖になっているので、運動靴の妹に充分注意を促す。

最後まで急登だったが、休んだ割には早く山頂到着。眼下に広がるのは田んぼ。シートを広げ、コーヒーを飲みながらまたしても野球を聞く。

ちょうど目の前に八海山。贅沢な風景だ。山頂は広くて平ら。お社もあって景色も抜群。その向こうには金城山が大きい。
ご機嫌の妹の写真も撮って、20分ほどで下山開始。今度は城山コースを降りる。
殆ど人がいないので鈴を出し、滑るところでは随時指示を出しつつ、2人で野球を聞きながら降りていくと、秋の花が残っていた。ススキも光って、久しぶりの山を堪能する。
こちらの方が変化に富んで楽しいが、最後は舗装道路を少し歩いて大きくカーブを曲がって駐車場に戻る手前に、城跡などがある。

熊の出没情報があるものの、半日で楽しめるいい山だ。立派で綺麗なトイレ舎もあり、神社の手前には登山者用駐車場があるようだ。（神社まで入るのは小型車のみで、大体15台程度だろうか。）
春のカタクリの群落が有名だが、今日も楽しい登山となった。（大汗をかいたけれど。）


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