コース:旧道登山口9:35〜9:55七丁目10:00〜10:40穂積神社10:55〜11:40俵峠分岐11:45〜薬師岳〜12:00文殊岳12:45〜薬師岳〜13:00分岐〜13:28穂積神社13:35〜14:25 旧道登山口
今日は静岡の竜爪(りゅうそう)山へ。薬師岳[1051m]・文殊岳[1041m]の双子峰で、東名からも分かりやすい。 本当は12月の忘年山行としていたのに、私の風邪で日延べになったもの。雪の心配がある1月半ば、あれこれ気がかりではある。
都内は雲が垂れ込め、雨の予報もあったが、静岡に向かうにつれどんどん青空が広がり、穏やかな登山日和になってきた。
順調に登山口に着くと、駐車スペースは既に満杯ながら、何とか場所を見つける。支度をしていると、登山者が挨拶をしながらどんどん登っていく。 やむを得ず旧道の往復となる。見上げる山肌にも全く白いものは見えなかったが、安全のため、6本アイゼンを入れ、鳥居をくぐって歩き出す。
丁目石に導かれ、左手に沢がある趣のあるコースだ。時間が許せば是非歩きたいと思っていたので、これも神のお導きか。
朝の予報では、都内は夕方にかけて雪がちらつくというので、帰りの東名での降雪が一番の気がかりだ。できれば早く通過したい。 二十六丁目で新道と合流、なるほど広い道だ。ここから先も敢えて旧道(樹間の急登)を選び、向こうの鞍部の高い杉が神社だろうとあたりをつける。
やっと少し傾斜が緩むと神社に出る。ほぼ1時間の快調ペースだ。
ここから清水や三保、伊豆半島が綺麗に見え、トイレもあって一休み。早速、みなさんのザックから果物やお菓子が出てくる。
神社の裏手には堂々たる杉の大木が続き、歴史を感じる。この樹林を過ぎるといよいよパイプの階段が待ち受ける。早い下山者たちによれば、今日は雪の心配は無く、アイゼンも不要というので安心だ。
巻き道があるというのは、この階段を行かずに直進している道のことだろう。今回は友人のアドバイスもあり、展望の期待できるこの階段を行くことにする。 期待の展望は、雪雲が富士山や南アルプスをすっぽり隠し、白い高嶺は見えない。が、見えている立派な周囲の山々は、安部奥の山だろう。富士山と愛鷹山がかなり離れている姿は何だか新鮮だ。
この階段、「どこまでも」続く。時々立ち休みをしながら登るが、少し風が出てくる。 ようやく稜線に出てると俵峠分岐。温度計があって6度を指している。
ここからの好天時の展望は素晴らしいことだろう。雲に覆われた峰々をちょっと想像する。が、先を急ぐ身、すぐに歩き出す。これなら正午には山頂に着けそうだ。 明るく広い山頂からは素晴らしい展望だ。
ザックを降ろし、あっちこっちを眺める。既に数組の登山者がお昼の最中。日差しが暖かい。
腰を降ろし、ザックを開いて、皆さんからまたいろいろ頂きながら、リッチなランチタイム。しかし、風は冷たくなってきた。 手が冷たくなり、時間も少し気になるので、「短め」の45分で切り上げ、下山開始。先ほど見送ったトラバース道を行くが、食後には結構な急登。
風がだんだん強くなり、顔を切るような寒さに、マスクでも欲しいほど。
凍結した地面に注意しつつ、一気に下っていく。階段まで来ればその点は安心だ。 もう安心、と丁目石と滝を確認しながら歩いていく。
いつの間にか沢を渡って、もう鳥居。無事の下山を感謝し、水場で水をお土産にする。
途中の無人販売所でお目当てのミカンをゲットし、帰りを急ぐ。
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