あたりの桜やモクレンを愛でながら、暫く車道を歩いて榎峠から山道に入る。

登山口には「青梅丘陵ハイキングコース」の標識あり。

植林の中を登っていくと、掲示があり、明日はここで「青梅高水山トレイル・ラン 」が行われるらしい。1日早くてよかった。
小さな山を登り下りしていくさまは、北高尾山稜に似ている。ただし、ここはずっと静かである。

雷電山まで頑張ると、また急登急降下の連続だが、時折巻き道もある。Sさんとおしゃべりしながらノンビリ歩く静かな土曜日。

景色の良いところで一服。気温も上がってきたようだ。

余り花はないが、トレーニングには最適だ。タチツボスミレが綺麗に咲いているだけで満足。

このルートは（私たちから見て）後半が軽い林道歩きにようになっていて、そのあたりからは運動靴の家族連れが登ってくる。
目の前も開けてきて、ちょうど満開の桜が綺麗だ。

そして、なんでもない斜面にはオカスミレやフデリンドウ、道端にはジュウニヒトエ（十二単）も。

東屋がいくつか設置されており、その１つでお昼にする。目の前には桜、藪椿。
腹ごしらえの後はまた日当たりの良い散歩道を歩く。道端にはたくさんの花。
そろそろ咲き始めたナガバノスミレサイシン、そしてシュンラン。

行きかう人と挨拶しながら、ハイキングコースに別れを告げ、梅岩寺（ばいがんじ）へ下る。
見事な枝垂桜が2本。これを目当てのカメラマン多数。地面に触れそうなほどの長い枝先にまで一杯の花。
眼福である。

梅岩寺の枝垂れ桜

桜と別れを惜しんでから、目の前の青梅駅から電車に乗る。
1日潰さずとも山も花も堪能できる、近郊の山歩きの魅力を再確認した。

Sさんからいただいた筍ご飯のおにぎりのおいしかったこと！ご馳走様でした。