コース:[道志の湯の先]駐車場8:00〜8:30東屋8:40〜9:55稜線出合〜10:10加入道山10:50〜11:00稜線出合〜11:08大理石採掘場跡11:12〜11:40展望台11:50〜12:00東屋12:10〜12:30?駐車場
GWでいつものメンバーが揃うのが5日のみとなって、混雑を避けて登れる近郊の山は?と考えた末、一般道で行く加入道山〜大室山を選ぶ。加入道山は西丹沢側から登られることが殆どのようだが、駐車場もあるようなので道志側からの入山を考える。 昭文社の地図(2008年版)では大室山から道志みちに直接降りるルートはみな破線になっているし、車のこともあるのでコースは大室山まで行ったら戻ることにするが、長丁場なので天候や体調を見て、加入道までで帰るという選択肢も。 前夜まで天候を気にするが、どうも午後から雨模様なので、集合時間を少し早め、加入道までのピストンということで駅で皆さんを拾って一般道を走り、道志へ。道志の湯の標識に従って左折し、道志の湯を通過するとしばらくで、道がY字に分かれ、よく見ると左へ上がる道に「白石峠・加入道山、登山道入口」の小さな標識があり、すぐに右手に広い駐車場が2箇所あり、かなりの台数を停めることができるのは有難い。 駐車場からすぐに標識が林立する登山口がある。すぐに横浜市の水源の森ということで市民による植樹が区名とともにずっと続いている。シカの食害を防ぐための白い柱状のガードが施され、ちょっと異様な景色である。
シカ除けを2度くぐって山に入っていくが、登山口にはあった加入道山の文字が消え、「至る 白石峠」ばかりとなる。コースもずっと沢沿いの少し高い所をなだらかに進むので途中で心配になり、地形図とも昭文社とも微妙に(大幅に?)コースが違うのではないかという疑念が消えない。
新緑の芽吹きが時折の小雨に濡れて美しく、また誰にも会わないので静かである。熊除けが要るかなと思うが、そこは女性陣のおしゃべりで追い払うことにして、落ち葉で少し滑る道を登っていく。余り花はないが、チゴユリ、ホウチャクソウ、立派なタチツボスミレという程度。
展望台とベンチがあるが、これを過ぎてどんどん登っていくと時折道幅が狭くなってザレた箇所もある。急登を頑張っていると時折カッコウやツツドリ、センダイムシクイ?が澄んだ声を響かせ、野鳥の森の雰囲気だ。
ざれて崩れた斜面、滑ったら相当に危険な箇所で、一瞬進むべきか判断に迷うほど。最初に下るのが本当に恐ろしいが、何とか進めるだろうと意を決して踏み込む。
標識は左へ加入道、右へ白石峠となっている。気を使う箇所を無事終えてほっと一息。山頂はもうすぐだが、ガスってきて、トリカブトの葉が伸びだした他は黄色いミツバツチグリのような花と、あとはワチガイソウが1輪。キツツキのドラミングが響く。
やはり午後からの本格的な雨が心配だし、あの崩壊地をまた降りることを考えて、今日はここまでとし、大休止且つ早めの昼食として、新緑の中、静かな休息タイムを楽しむ。
外は急に冷えてきて、1枚着こんで歩き出すと風が更に吹き付ける。フカフカの登山道に散り敷いた落ち葉で今度は滑る。 先ほどの崩壊地、今度は主に上りになるので、トラバースも少し気が楽だ。でも下を見ると怖いので、視線は常に進行方向に・・・。
あとはおしゃべりしながら降りていくと、新緑が本当に目にも心にも優しく、何度かシャッターを切る。
山桜の名残もあり、えぐれた登山道には心が痛むが、概ね歩きやすいコースをどんどん降りて、今度は展望台に立ち寄ってみる。
目の前は道志みちを挟んでの菜畑山あたりだろうか。余り展望のないコースらしいが、ここは晴れていたら一層素晴らしいだろう。 それからすぐに東屋。ここまで来ればもう安心。あとはどんどん歩いて駐車場へ。ほぼ午前中で全行程終了。
*道志側からの加入道山へのコースへの疑問を解消しようとあれこれ比較した結果、
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