コース:
鹿岳登山口6:25〜鞍部(分岐)〜7:50一ノ岳(南峰)8:00〜8:30二ノ岳(本峰)8:40〜9:05分岐〜9:50マメガタ峠10:05〜10:50四ツ又山11:00〜11:40大天狗の鞍部〜12:30宮室
西上州には妙義山に代表されるような独特の形をした面白い山が沢山ある。一度は訪れたかった鹿岳(かなだけ)と四ツ又山への山行が会報に載ったので申し込む。 GWの混雑を避けるため、日帰りでも可能な距離だが夜行日帰りとなる。集まったのは28名。「岩場・鎖場などに不安の無い人」という条件を承知の人々である。 道の駅での時間調整の後、登山口へ向かう。途中の橋が架け替え作業中で通行止めとなっていて一旦戻って迂回路を行く。(ほたる山付近、標識あり。セブンイレブンの手前を左折して迂回する。) 登山口に着いててみると霜が降りていて乗用車のフロントガラスが真っ白。薄手のフリースを来て歩き出すが、針葉樹林の中の急登は、夜行明けには結構キツイ。
急登に飽きてきたころ、ようやく鞍部へ。ここも大変な痩せ尾根。
さて、南峰。急登で左右は断崖、足場や手がかりは沢山あるが、ザレていて、何でもないステップも、滑れば崖下へ「さようなら〜!」
今度は目の前の本峰へ。28名が安全に降りるには時間がかかる。難所通過待ちでずっと立っていると、急に怖くなってきて、次の一歩がすっと出せない。これもちょっとした『吉野ショック』だろうか。 兎に角も、やっと降りたら今度はまたどうやって登るの?という絶壁が待っている。 順番待ちの間にみつけた可愛いスミレはフモトスミレ。
さて、登り始めは手作り感一杯の木の梯子。その先も梯子とロープ・鎖の連続。しかし、一ノ峰よりはかなりマシ。「梯子・ロープは1人ずつ」の標識に従って、後方は常に渋滞。それを利用して、こちらはもっぱら撮影タイム。
そして、目の前には浅間山から妙義など360度の大パノラマ。本当に青空が眩しい。
もう一度振り返れば、これから行く四ツ又山も眼下に見える。4つ小ピークがあるからそう呼ばれるのだろうか。
下りも渋滞。待っている足場も狭く、ずっと立っていると体が強張ってしまう感じ。 ここも早速ザレた断崖に沿ったルートで、ロープの連続。
安全第一、間隔を開けながら慎重に降りていくと少し傾斜も緩む。気温も上がってきて結構喉が渇く。
マメガタ峠について大休止、ここで本日の自己紹介タイムとなる。 ここからまた大変な急登。それでも停まるとズルズル後ずさりしそうで嫌な斜面である。
本日のピークは全て登頂、あとは下山のみ。といってもそろそろ腹時計も昼時を告げ、ゆっくりランチという場所もなく、山頂を後にする。
ここに標識もあり、左手に折れて宮室を目指す。樹林帯に入ると暗いのはちょっとがっかり。ちょっと急なジグザグだが、今度は足元がフカフカで歩きやすいのは助かる。 しばらくすると沢沿いの道になり、このころからちょっと右ひざ裏が痛くなる。今日の急登急降下の疲労だろう。これまたストックがあれば、と後悔先に立たず。
フタバアオイは下山口まで延々と続く。足元に注意しながらも道は平坦に近くなり、新緑が眩しいハイキングコースを歩いていると、突然足がもつれ、あれれという間にスローモーションでも見るように転ぶ。
あとはバスに戻り、荒船の湯によって汗を流し、コンニャク専門店によってお買い物、早い時間に都内到着、これもGWの混雑を避けたHリーダーの読みの通り。
参考サイト:下仁田町のHPより鹿岳マップ、鹿岳・四ツ又山情報
◆余談◆地形図や下仁田町の鹿岳マップ、昭文社の地図を見ながら非常に疑問に思っているのが、一ノ岳とニノ岳の位置。顕著な双塔を成しているいるが、地形図では??
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