近頃の高尾山はもう年末のアメヨコ並みの混雑なので、先週は南高尾、今週は陣馬にしてみる。
驚いたことに藤野駅から臨時バスが出るほどの混みようで、カラフルな山ガールだらけ。高尾に2，3回通ったら、次はこちらになるのだろう。が、彼女たちは揃って陣馬登山口で降りて行った。
私とＭさんは終点の和田まで。一ノ尾根は以前歩いたがちょっと単調だったし、和田からのコースを春先に歩いてみたいのでその下見も兼ねての選択である。
和田には立派な県立陣馬自然公園センターなる建物があり、ちょっと驚いた。トイレもある。
車道を上がっていくと登山口は2か所あるが、私たちは一番奥の和田尾根コースを上がる。
昨日の雨で滑りやすいが、歩きやすい道だ。余り花はないが、ゆっくり上がっていけば、一ノ尾根に合流する。
ここでも既に多数のハイカーが休んでいる。暫く歩けばもう山頂だ。ここもベンチに人があふれ、賑わっている。今日は気温が上がったためか、残念ながら富士山も見えず、山並みにはガスがかかっている。
ゆっくり休憩してからまた歩き出す。予定では景信山までだが、気が向いたらどこから降りてもよい。
植林の杉林もよく手入れされていて、倒木が余りない。雑木林の側はいつもながら明るくて気持ちが良い。余り紅葉は進んでいないが、青空が気持ち良い。
奈良子峠、明王峠と歩いてちょうどお昼時なので、余りお腹も空かないが、大休止とする。峠の茶店は開いていない。
ゆっくり休んでまた歩く。景信山までは極力巻き道を選び、最後の階段で汗をかきながらも開けた山頂に着く。
ここは展望もよく、いつも賑わっている。都心方面は靄っているが、かろうじて新宿の高層ビル群は認められる。残念ながらスカイツリーは見えない。
さて、予定通りなのでまっすぐ下山することにする。小仏への道は滑りやすく、道もえぐれていて歩きにくい。
枯れ葉もあるし昨日の雨で滑り台のようだ。先行のハイカーたちも難儀している様子。悪いなと思いつつ、いつもの調子で降りて行くと、結果的に20人ほど追い抜いてしまった・・・。
このコース、車道に出てからバス停までが結構ある。ここでもだいぶ追い抜いてバス停に着いたものの、ちょうどバスが出たばかりのようだ。
まあ30分に1本あるのでベンチで待つ。結局バスは臨時が出て2台だった。高尾駅まで座れてラッキー。
さて溢れる山ガールたち、どれ位定着するだろうか。紅葉までは山を楽しめるだろう。それから桜の頃までは冬眠かな。
カラフルな服装に目を奪われながらも、怪我なく山を楽しんでもらいたいと願う。