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ウォン安の今、韓国の山に登ろうと誘ってくださったのは山仲間のSさん。そして、都合がついたのがMさんと私。SさんもMさんも韓国旅行は複数回、Mさんはハングルも習っているとあって非常に心強い。 ならば韓国最高峰の漢拏山に登ろうということになり、資料集めを始めた。 6月に入るので雨も予想し、とにかく丸2日用意して天気の良い方で登頂しようと、3泊4日のフリープランに申し込む。
10数年ぶりの海外になる私にとっては、初めてのアジア。成田から3時間弱という距離と時差がないことが不思議な感じさえする。
*初日*
さて一同打ち揃って外へ出ると、あ、あれがハルラ山?早速1枚。
各ホテルに連れて行く前にまずは免税店へどうぞ、ということで新羅免税店へ。店員が日本語ペラペラのせいか、まだ日本にいるような感覚。 40分後に集合し、私たちは免税店に近い「一級ホテル」に入るが、フロントは英語が話せない。日本語も最小限。 天気も良さそうなので、登頂は明日に決め、早速買い出しに出かける。詳しい市街地図がないが、コピーしてきた資料を見ながら何とかスーパーに辿り着く。 韓国は大家族なのだろう、パンも1個2個とは買えず、袋にいろいろなパンが10個ぐらい入ったものを、さらに2袋まとめて売っている。ある意味とても面白い。お土産にできそうなゆず茶のビンや、かぼちゃ味の飴、ミカンチョコなどと、山用の水や明日の朝食用の海苔巻きのパックを買って、相当な重さになった。 みんな巨大なカートを押しながら、そのカートに溢れんばかりの買い物をしているのは圧巻だ。 重くなった袋を抱えてホテルまでしばらく歩く。 ビビンバはシンプルで野菜だけだったが確かに味は良い。また、海鮮の鍋も、トコブシやエビ・カニなど沢山入ってとってもおいしい。何より辛くないのが有難い。 今朝も早かったが明日も早い。タクシーは5時に迎えに来るので、ホテルに戻って今日は早く寝ることにする。こうしてチェジュ島の1日目は慌しく過ぎていくのだった・・・。
*2日目*
さて、無事登頂し、疲れた体をバスの座席に沈めると、当然眠くなってくる。途中で大学生たちを乗せたバスは満員。 見慣れた景色があったらそこで降りようと思ったが、結局、終点の旧市街のバスターミナルまで乗って、新市街へはタクシーで戻ることにする。 バスターミナルで街の地図を眺めていると、親切な男性が、どこに行きたいのか日本語で尋ねてくれ、タクシー乗り場まで同行し、行き先を告げてくれる。日韓の複雑な歴史感情もあるだろうからと少し懸念していたが、地元の人はみなとても親切だ。 明日朝の食料を仕入れ、大汗をかいた体のまま、食事場所を探す。 今日は登頂を祝して豪華に焼肉!と言いつつ、看板を見つめるMさんに全てお任せ。でも、カルビの文字が見当たらないという。 でも焼肉の方は「辛くない方」でお願いし、目の前でジュージュー焼いてくれる。大きな鋏で肉を切るのは面白い。普段も焼肉屋に入ることがない私には、なかなか珍しい光景だ。
明日は1日観光。日本語を話すタクシーを8時間予約してある。朝は少しゆっくりにして9時にお迎え。
*3日目* 今日は、ハルラ山に加えてあと2つある世界遺産の「城山日出峰」と溶岩洞窟の「万丈窟」がメインだ。 1階に下りていくと、外で綺麗なタクシーとニコニコしたおじさんが待っている。街中のタクシーに比べると明らかに高級車で、運転手さんも日本語を話すとても親切な人だ。ほっとして乗り込む。 貸切のタクシーは事前にネットで調べてあり、昨日こちらで電話。Sさんが調べたタクシーが安かったので、8時間貸切で9000円(円払い)である。 さてこの三姓穴は、済州島を創始したという三神人がこの穴から現れ、高・夫・梁の姓の始祖となったという聖地だ。 その後資料館で分かりやすいアニメを見て、窓口でお土産を買って、またタクシーに乗る。今度は世界遺産の万丈窟。世界最大の溶岩洞窟という。
ひんやりした「トンネル」の中を目を凝らしながら歩くのは何だか面白い。溶岩が作り出す様々な模様を楽しみながら、溶岩石柱まで辿り着く。
次はヨン様ロケ地「パークサザンランド」だ。「太王四神記」のロケ地をそのまま公開した場所で、思ったより広くて面白い。 宮殿を模した大きな建物の中には玉座があり、それぞれ王様(ヨン様?)になった気分で記念に1枚。Mさん、Sさんとも「タムドク」(ヨン様の役名)のベッドの上でもパチリ。 『ヨン様ランド』を堪能してから今度は城邑民俗村へ。丸く低いカヤブキ屋根の民家が並ぶ。
今も暮らす人がいる(町並み保存ということで、内部は非公開、電化されているそうだ)古い民家を、町の係員が無料で案内してくれるものだ。日本語が堪能な女性が案内してくれる。 断りにくい雰囲気だが、我々には無縁のもの。ごめんなさいね、で切り抜ける。
冬虫夏草は、この茅葺の民家の最下層(7年前)の藁の中から沢山取れるという。これにはびっくり。 海の景色が美しい。建物に入らなければ、無料で近くまでいける。さらに進むと向こうに城山日出峰が見える。次はあそこを登るのだ。 午後の日差しが暑いが、城山日出峰も世界遺産登録記念で、無料。結局私たちは済州島の全ての世界遺産を無料で「クリア」したことになる。これはやはり日頃の行いが良いから? とはいえ、昨日の長時間行動の疲れを引きずりつつ、本日最後の観光ポイントでまた「登る」ことになり、気力を入れ直さないと。
沢山の人が歩いているが、上部はジグザグに道が切ってあり、20分ほどで上に着く。振り返るとハルラ山がガスに包まれている。昨日も離れて眺めれば、山はそんな感じだったのだろうな。 綺麗な緑の噴火口跡を眺め、柵越しのハルラ山を写して、またゆっくり降りていく。ファミリーマートがあるのでアイスを買ってからタクシーに戻る。
そろそろ着替えも無いので、安いTシャツでも、と探すがこちらはEマートと違い、やや高級か。大きな荷物はロッカーに入れてからお買い物をお楽しみ下さい、とイケメンのお兄さんにやんわり制止される。 なるほど、現地の人が着ていたような、蛍光色のジップアップシャツや、ブランドの帽子や靴下が並ぶ。特に安くは無いが、よく見るとバーゲン品に日本の半額程度のものもあり、デザインも良いのでSさんがお買い上げ。さらに指先の出たグローブも安い!と追加。私も帽子などを手に取るが、結局何も買わず。 あとは食品売り場に下りるが、連日の強行軍と慣れない激辛で胃腸も疲れ、あっさりしたものが食べたいねと話していると、エビ・カニの寿司が個包装で売っているではないか。
まだまだ明るいのでつい気を許してしまうが、あっという間にもう7時過ぎ。今日はホテルまでタクシーで戻り(2200ウォン)、Mさんはコンビニでビールを買って、お部屋で「お疲れ様〜!」 ロッテマートのお寿司はおいしいが、海苔巻きは辛くて食べられない・・・。トッポギも激辛で、私は降参。明日はあわびのお粥でも食べたいな〜。 今日もゆっくりお風呂に浸かり、明日はどうしようか、と相談。山頂まで行かないオリモクコース等を歩く案もあるが、やはり帰国日だし、市場でもぶらぶらしようと意見が一致。
*4日目* さて時間になったので免税店に。気になっていたバッグをゲット、さらに小さなお土産も買う。センスがよく、個袋もくれるので結局ここが一番便利だ。 何とSさん、Mさんは特別バーゲンですよ〜という某ブランドのお財布をゲット。私が買った安いバッグの4個分!ここに来てお財布の紐は一気に緩んでいる模様。
タクシーは、行き先を漢字のメモで示せば行ってくれるだろうと思ったら、大間違い。こちらの人はハングルしか読めず、漢字は分からないという。 ちょっとしたアメ横か、どこかの朝市のよう。魚が並んでいるが、おいしそうだ。さらに進むと肉屋や八百屋、日用品のお店と、迷路のようにどんどんつながっている。 果物屋でハルラボン・チョコのお土産を買う。さらにお二人はいろいろな物を直接交渉。旬はとっくに過ぎているというハルラボン(高級デコポン)を1個買って、みんなで味見。 それから市街に歩いていくとどうやらブランドの「銀座通り」のようだ。まずNorth Faceの看板が目に付いて、異口同音に「ちょっと覗いてみましょう!」
ちょうどバーゲン品のお洒落なシャツが目に付き、価格も日本の半額ほどだったので、お二人が1枚ずつゲット。 こうして最終日にまた高額のお買い物をした私たちは、North Faceの店員さんに近くの喫茶店を尋ね、今回初めて喫茶店?に辿り着く。 どれにしようか、と話し合っていると、中から日本語の通じる店員さんが現れる。日本人担当の店員さんがいるようだ。で、注文し、席に着く。
ホテルに4時に迎えが来るので、それまでまだ大分時間がある。最後にこの近くの観徳亭に立ち寄ることに決め、歩くかタクシーか、微妙な距離なので迷うが、歩きつかれたのでタクシーを見つけ、これまた写真で示して乗せてもらう。
入ってみると敷地は案外と広く、説明の看板を読みながら見て回る。日陰で先ほどのハルラボンを食べ、おしゃべりしていると、若者が民俗衣装か、派手な衣装に着替えて建物から慌しく出て行く。 そろそろウォンを使い尽くしたが、ここでまた自分のお土産をゲット。満足して外に出ると、さっきのお兄さんたちが門の外に並んでいる。観光客向けか、格好の撮影対象、と一緒に写真を写す。 感じのいい運転手さんに送られて、ホテルに戻り、ロビーで最後の荷造り。あれこれ詰め直し、また時間があるなあと思ってロビーを見渡すと、PCが2台並んでいる。 でも画面は当然ハングルだけ。何を見ようかと思っていると、私のHPで山の写真を見ようということになり、何とか検索を試みる。
現れたのは、見慣れた「あなたもピアニスト」のタイトル画像と、ハングル文字の羅列。何と自動的に翻訳されているのだ。 ともかくも、一緒に歩いた山行の写真を見て盛り上がっているうちに、お迎えの車が到着。最後に土産物店に立ち寄ってから空港へとなる。 ちょっと覗いてからさっさと車に戻り、無事空港へ。 出国手続きを済ませたあと、免税店で買ったものを受け取るシステムになっている。3人とも今日も買い物したので、その品物が届くのは5:30という。 時間が来て無事に免税品を受け取り、飛行機に乗るべくバスに乗る。案外広い空港なのかな。
思い出一杯、お土産一杯、お徳感も一杯の充実の3泊4日となった。
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