コース: 水無登山口(538m)9:35〜10:25水無(アンノ滝への)分岐〜12:15山頂13:05〜14:50アンノ滝14:55〜15:45水無分岐15:50〜16:15水無登山口 見たい花があり、それに合わせて選んだ井原山。花の山としても有名だそうだ。瑞梅寺登山口(キトク橋、247m)からが一般的らしいが、 更に奥の水無登山口から登りたいと思い、ネット情報を見る。 すると相当狭いらしく、心配なので糸島市に問い合わせると、四駆でなくても通れるが、すれ違えない細い道という。幸い、市制作の登山地図も送って頂く。(*この地図は非常に役に立つので是非入手を。但し、登山口にも用意されています。) さて、隘路を必死に抜けると、立派な水無(みずなし)登山口。駐車場はほぼ満車。きれいなトイレもあって、整備されている。 案内板を見ると、ここからもアンノ滝経由を推奨されているようだ(キトク橋からのコースと合流する)。が、我々は花が多いというので直進し、沢に絡んで登っていく。 久しぶりにミラーレスカメラ持参。幸いすぐに目的の花は見つかり、激写開始(笑)。 ユリワサビやコチャルメルソウ、コガネネコノメソウなどびっしり。なるほど、花の山だ。心おきなく撮るため、亀の歩み。いや、足は止まっている。 ここはオオキツネノカミソリの大群落で有名。確かに全山と言っていい程の数。咲いたらさぞ壮観だろう。 一通りの花を撮り、途中で一服。昨日頂いた特製の草餅をほおばっていると、折しも差し入れてくださったYさんから電話。 「今どこにいるの?」「井原山で草餅頂いています!」 懐かしい味と温かい気遣いに感謝。 ![]() さて、その後も目線は常に下。途中出会った山ガールが、ユリワサビとコガネネコノメソウのコラボに感動したそうで、案内してくれる。ツクシショウジョウバカマの場所も教えてくれ、我々はそっちを激写。 (登りではこの一か所しか見当たらなかった。) さて、ガールと沢から離れ、樹林帯を登り始めると、ここにもお目当ての花。保護色で分かりにくいが、目が慣れればこちらもの。もう何枚でも撮り放題(笑)。 最後ちょっと頑張ればもう山頂。白っぽくザレた様子は日向山を思わせる。日曜日とあって山頂の岩陰に何人かが休んでいる。 結局、コースタイム1:10のところを何と2倍以上かけて登ったことになる。まあ、今日はそれこそが至福の時。 山頂でお昼休憩しながらも、早速情報交換開始。下山路でまだ見ぬ花に会えるだろうか。 家族連れも多く、地元で愛される山だとよくわかる。 靄っていて遠望はきかないが、背振山系が目に入る。明日登る山はどれかな〜。 たっぷり休んで今度は尾根の向こう側、アンノ滝方面に下る。昭文社では途中からアンノ滝経由キトク橋へのルートしか載っていないが、 糸島市製の地図ではまっすぐ尾根と並行に下るルートと、更にアンノ滝から水無へ戻るルートが載っている。 まっすぐ降りる誘惑にも負けず(笑)、せっかくなので滝を見てから戻ることに。 樹林帯を下るルート。今度はスミレがお出迎え。水無尾根分岐を見送ると、階段状の下り。かなり下って沢音が聞こえだすと、滝へ5分という分岐。帰りはここへ戻って水無へ向かう。 堂々とした滝の姿は桜と相まって美しい。撮り終えてすぐに戻り、水無登山口を目指すと、見慣れぬ小さな小さな白い蕾。何だろう。 つぼみは星形。う〜む・・・。そうだ、サツマイナモリソウ?。 まだ咲いていないので分からないが、それっぽい姿。どこかに開花株はないかな。 さて、滝から水無へ戻るルートは曲者。というより、地図をしっかり読んでいない私が悪いのだが、これが相当の登り返し。しかも急登。 地図には「水無林間歩道」とあるものの、狭くて片側が切れた結構危険な登山道。かなり気を遣う。疲れもたまったこの時間帯に今日一番の難所。気を引き締める。 やっと尾根に出たかと思うが、まだまだ。一山超えてようやく往路の分岐に戻る。やれやれ。 標識とベンチのあるこの分岐で一休み。ここからは駐車場まで楽々コースだ。最後に探し物の花を見つけ、大喜びで登山口に帰り着くと、もう私たちの車しか残っていなかった。 今日は井原山に一日遊んでもらった。素晴らしい山に感謝。 ![]() ![]() なお、道路事情、コース事情と花はブログでご確認ください。 戻る 山一覧へ |