道後山   2017年9月30日

道後山(どうごやま):広島県庄原市(鳥取県との県境)、300名山、1268m)

コース:
月見ヶ丘(駐車場)10:55〜12:30岩樋山12:40〜大池分岐〜13:10大池〜13:35道後13:55〜大池分岐〜樋口山巻き道〜14:55月見ヶ丘
*お花畑の楽々コース、展望も360度!*

花の名山というキャッチフレーズに惹かれ、300名山の道後山へ。最終日に広島観光と錦帯橋という目的があるため広島からの往復とする。
夜行バスで広島駅着、レンタカーでひた走る。中国自動車道を庄原ICで降り、道後山スキー場方面に進む。近づくにつれかなりの隘路になって緊張する。道後山山の家を過ぎるとさらに狭くなり、対向車が来ないことを祈りつつ、何とか広い駐車場に到着。トイレもある。
11時近いためか、既に9割がた車で埋まっている上、団体さんが賑やか。お天気もこれ以上ない晴天で、期待が高まる。

支度をして目をやればもうそこにマツムシソウの大群落!鹿のせいで関東ではめったに会えなくなったこの花に吸い寄せられる。さすが、花の名山だ。
歩き始めは涼しい木陰の道。両脇に既に花。濃いピンクのゲンノショウコ、お初のアキチョウジ、キバナアキギリ、メタカラコウの群落まで。僅かで屋根のある休憩所に到着、時間も時間なのでお昼にする。

少し身軽になって、まずは岩樋山へ。日当たりのよい道の両側に花、花、花。ハクサンフウロそっくりの伊予フウロ(四国フウロ)、ヤマラッキョウ、リンドウ、シャジン、ワレモコウ、久しぶりのセンブリも。歓声と共に カメラをむけて続ける。


見晴らしもよく気持ちの良い道は、まさに天国。花数の多さに驚きながら最初のピーク、1271mの岩樋山へ。360度の展望と、お花畑。何より見たこともないゴージャスなリンドウの花付きの良さと背丈にはびっくり。
なだらかな笹原の向こうに道後山が見える。少し下って分岐に来ると、大池周りで進む。ぬかるんだ道を気にしながら進み、回り込んで登り返すと道後山。ここも大展望。


見晴らしの良い広い山頂で大休止。抜けるような青空、咲き乱れる花。そして何より標高差200mの楽々歩き。こんな山は初めてだ。

帰りは岩樋山を巻いて戻る。駐車場までの道を楽しみながらゆっくり歩く。何度でも季節を変えて歩いてみたい山。ただし、休憩所を過ぎると日差しを遮るものがないので、真夏は辛いかも。

車に戻り、今度は比婆山連峰の吾妻山へ。休暇村に泊まって縦走の予定。

月見ヶ丘から山の家まではわずかの距離とはいえ、対向車来るな〜!と叫びながら降りていく。これでもう安心かと言えばさにあらず。休暇村への道もかなりの隘路らしい。
一応ナビと事前のチェックに従って、途中までは往路と同じく183号線を走る。254号線にぶつかったところで鳥居のある分岐の「比婆山」標識に従って北上開始。これが曲者だった。

途中から一車線になり、月見ヶ丘の隘路がずっとマシに思えるくらい狭くなってくる。え〜!と声を上げつつ必死に進む。対向車来るな〜!来るな〜!と叫びながら走るも、山道は高度を上げ、左は崖で右は側溝。
それでも運よく走り続け、ロッジへの最後の分岐で255号線に入る。

が!・・・ここからまたしても超隘路に。とうとう向こうからバンがやってきて、とてもすれ違えない。しばし沈黙の後、あちらがバックし始める。結構戻ったところでギリギリすれ違う。でも、相手はニッコリして行ってくれた。優しいなあ!

あと少し、と思ったらまた対向車。でも、直前に気づいて丁度、目の前に退避場所があって、無事すれ違い。ハラハラドキドキの果てに、ロッジに到着。ふ〜。
戻るようでも庄原ICまで戻ってから向かった方がよほど早くて心臓によさそう。

ロッジの裏山がもう登山路という絶好の立地。荷物を運んで、日没前に裏山で撮影会。ここもマツムシソウ、ツリガネジンジンの群落が。
素敵な場所で嬉しい。明日は1日比婆山登山だ。

夜は半月で明るいながら、うっすらと天の川も見えて大満足。お風呂に入っておやすみなさい。
大きな画像はブログで御覧ください。
比婆山登山に続く。

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