コース:
中津川・諏訪神社10:10〜分岐〜12:15アンテナピーク12:40〜分岐〜13:00秩父槍ヶ岳(1341m)13:10〜分岐〜14:50諏訪神社
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秩父にある『槍ヶ岳』1341mは、地形図にも名前が無い。玄人好みの山らしいが、相原橋からのルートを歩いたレポートからは、かなり危険なコースと分かる。 ただし、中津川村の諏訪神社からは安全なコースがあるというので、今回はそのコースを行く。 人気があるだろうとは思ったが、何と参加者は50人を越えていた。 渓谷沿いの細い道を進むと、ついに秩父槍ヶ岳が姿を現す。(ミニミニ・ジャンダルム?!) |
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登山口は「農林センター」のバス停が目印らしい。 きちんとした舗装道路(一般車進入禁止)から入る。 (向かって左には『民宿中津屋』、右には『中津川村キャンプ場案内所』の古い木の看板がある所。) そのまま道なりに進むと河原に出て、左前方のコンクリートの堤防の上に朱塗りの鳥居が見える。これが諏訪神社。 |
![]() ![]() | 川幅は狭いが、橋がないと渡れないだろう。なお、地形図上には鳥居のマークが2つあるが(どちらも諏訪神社らしい)、右側のマークがこの神社。 |
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朱塗りの立派な神社に一礼し、右手から沢沿いに登って行く。 堰堤を1つ見送ってから道は折り返し、次第に高度を上げて行くが、しばらくは沢音が聞こえる。 このコースはアンテナの巡視路だろうか、河原からずっと山頂(通称『アンテナピーク』)に向かってアンテナ線が引かれており、その支柱に沿ってジグザグに道が出来ている。 |
どんどん登っていくと舐め沢のようなところを横切り、更に道は奥へ続く。 ようやく稜線間近になると標識が現われ、槍ヶ岳は左、アンテナピークは右になる。 大人数で、昼食タイムでもあるので、まずはアンテナピークに向かう。 僅かでアンテナの林立する狭いピークに。(NHKのアンテナという。) | ![]() |
風が冷たく、何と風花が舞って初雪?!となる。流石に秩父。 荷物を仕舞って分岐に戻るが、下りは怖い。狭いし滑るし落ち葉の下の石も嫌だ。 何というか、半端な怖さ。 分岐に戻るとそのまま槍ヶ岳を目指す。 今度は岩場の急降下と登り返し、しかも断崖絶壁ながら、足場がしっかりしている。 頂上は狭く、手作りの標識があり、相原橋からのコースへの下りにはトラロープが張ってあって、禁止の文字が躍っている。 ここからまた戻るわけだが、分岐から下のルート、考えるだけでゾッとする。 |
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![]() | ストックを出して滑らないように、と思っても怖さは半減しない。 滑落したら・・・そう思うと足がすくんでしまう。滑り台のような斜面を見下ろしてため息。 何とか頑張って、マイペースで降りていくと前が少し空いてしまう。みんな、何でそんなにスイスイ歩けるのだろう。 緊張したままどんどん降りて行く。時々足元がズルっと滑ってヒヤヒヤ。 そんな中、後ろでアッ!という声。男性が2,3m滑落! |
早く下りたい!と願いつつ一生懸命歩いているとようやく沢音がしてきて、程なく諏訪神社に戻る。 河原に戻れば、なるほど、アンテナ線が河原を横切ってまっすぐに山に向かって伸びている。 対岸の民家はたくさん犬を飼っていて、大声で吠えられてしまう。(怪しい集団でしたか?) 見渡せど花も紅葉も無かりけり、の秩父槍ヶ岳。ちょっと残念。 帰りは関越道周りで戻ったが、ICまでの一本道が大渋滞。 |