轟滝
斜瀑、落差約6m、徳島県海部郡海部町中山字居敷
母川の支流、居敷谷に注ぎ込む明神谷に懸かる滝。
水量は普通で滝壺もある。
滝は正面から見ると、岩の割れ目の中を右側に傾きながら落ちている。また左側の岩肌は滑らかで、何か女性的な感じのする滝である。
滝壺は淵となっており、おそらくこれが蛇淵と呼ばれている淵であろう。淵の大きさは幅3m長さ10mほどであろうか。かつては深かったようだが、今はあまり深くはない。
滝に向かって右側、杉の大木の脇に祠が祀られている。これが轟神社である。近くに「轟大明神」と書かれた石神も祀ってある。神社の祭神は水象女命といわれているが、いつ頃建てられたか、またその由緒などは不明である。
昔、日照りが続くと村人たちはこの轟神社で雨乞いをしたという。
写真データ:(040711-1 No14)
2004.7.11
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=8
s=6秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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