「江戸は雪」の主な変更点は、源さんの言葉遣いが丁寧に変更された。


江戸は雪
変更点
大川端に漸く積る気配をみせはじめた朝四ツ(午前十時)近く 追加
町奉行所のお役人様ですよ」 八丁堀の定廻りの旦那→町奉行所のお役人様
東吾のために、熱い番茶をいれながら、るいがかすかにため息をついた。 は夢中になっていた→がかすかにため息をついた
もらいっ子で好き勝手をさせすぎたかして」 もういい子→もらいっ子
この「かわせみ」の女主人のるいは、元八丁堀同心の娘であり、 与力→同心
ここは自身番より建物も大きく、留置する場所もついている。 留置場→留置する場所
生まれた土地や経歴を訊ねても、彼の答えはしどろもどろである。 生れた→生まれた
「こりゃあ、いけませんね クロでございますね→いけませんね
「実は思うことあって、この事件をあまり公けにしたくないのです申しわけありませんが、金杉まで行って、伊勢屋仙八を訪ねてみてくれませんかわたしはもう一つ、行って来たい場所があるのですよ」 だ→です
すまぬが→申しわけありませんが
くれ→みてくれませんか
俺→わたし
一度→一つ
を潰された、店の信用にもかかわるといわれ、 面子→顔
おきよを今月中に嫁によこせと無理なことをいい出した。 削除
器量を鼻にかけているだけでも、虫酸が走るようなのに キザな上にべたべたしている。それだけでも→変更
もっとも一方はれっきとした武士で、女はみるからに町方風だから 追加
東吾はそういうことに頓着しない。 追加
大きな蕎麦屋で職人もいるのに、主人自ら釜場に入って働いている 蕎麦を揚げている→働いている
手間をとらせてすまぬが、 削除
永代橋際から出る遠島舟に乗る者は、 削除
金杉橋のところから乗るのは、 乗船する→乗る
苦労して産み、育ててくれた両親、その両親を産んでくれた先祖のことを考えたら 生み→産み
生んで→産んで


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