「女主人殺人事件」では姉上が義姉上に、おかみさんがお内儀さんに逢曳が媾曳にすべて変更。また以前も出て来ましたが夜具が布団に変更となっています。今の人には夜具だとわからないのかな?それからやっぱり若様は若先生に変更されています。


女主人殺人事件
変更点
畝源三郎がその日の町廻りで、この辺りへやって来たのは、朝四ツという刻限で、 四つ→四ツ
源三郎に声をかけておいて、馴れた手つきでをめくった。 蓆→筵
大きな物体がそこにあったような痕で、別にまわりの土に、ふみにじられた形跡はない。 削除
井筒屋の女主人、お節が出かけたのは、昨夜、暮六ツ(午後六時)をすぎてからだという。 追加
お内儀さんがお出かけになりましたのは、そんな時で、 おかみさん→お内儀さん
(以後すべて変更)
四ツ(午後十時)頃から大雨が降り出して、風はひどくなる一方で、 追加
(以後すべて追加)
「ところが、店へ戻ってみますと、若い連中が、もう文七親分のところへかけつけたと申しますので・・・・・・」 半造→文七
一人暮しの妹ならともかく、嫁いだ妹の家へ泊りがけで出かけるというのからしておかしなことである。 とにかく→ともかく
「とんでもないことでございます ございません→ないことでございます
どうやら男がいるらしいとまでは気がついていたのだが、相手の正体はわからなかった 解らなかった→わからなかった
たまたま、名月を愛でる客達の供をして来た駕籠屋や船頭相手の夜啼き蕎麦が出ていたので、 屋台のうどん屋→夜啼き蕎麦
「それですから、旦那の歿ったあとの松井屋を女手でやって来られたんで、 男ばかりを相手の船宿を旦那の歿ったあと→変更
今は本職となった宿屋稼業より、そういう話のほうが、馴れてもいるし、話も段取りがよい ずっと熱心だし、話も手っとり早い→変更
「昨夜は兄上が、義姉上の月見の宴って奴につき合って、夜更けまで下手は歌詠みを気取っていてね、とうとう逃げ出しそびれたんだ」 姉上→義姉上
(以後すべて変更)
他人でなくなって、もう数年、一緒に暮せなくとも、夫婦のつもりでいる、るいと東吾の仲である。 四年→数年
「へい、首尾の松より、だいぶ下ったところ、柳橋よりは上のほうへございます。八番堀が右手にみえる辺りでございましたか」 八番蔵→八番堀
媾曳をしたのも、殺したのも、寺島村の渡し場で、 逢曳→媾曳
(以後すべて変更)
「うちのお内儀さんは駄目ですが、松井屋さんのお内儀さんはどうでございましょうか。よその船宿のおかみさんで少々、 追加
「その話、くわしくきかせてもらおうじゃないか」 こまかに→くわしく
一刻ばかりで、お峯が下りて来て、船頭に船の仕度を命じ、やがて、客を迎えに行った 客が下りて来た→客を迎えに行った
「お嬢さん、神林様の若先生がおみえになりましたよ」 若様→若先生
お勝がいつも寝巻にしている楓の浴衣で、それに紫色の伊達巻をしめ、上から半纏をひっかけている。 半天→半纏
「あたしが、いつもお内儀さんの布団を敷くんです。 夜具→布団
殺しの手口は、お節の時とも、お峯のときともそっくりで、柔の心得のある者が、咽喉をしめたようであった 締めで→心得のある者が
しめている→しめたようであった
源七は昨夜、五ツ(午後九時)すぎに富田屋へ来て、お勝に逢った。 追加
「近く、どさ廻りの一座に入れてもらって、旅に出ますので、 芝居→一座
とんでもないことで・・・・・・、手前のような者に勤まるわけがございません」 とんでもございません→変更
源兵衛が死んで半年である。 半年目→半年
義姉上には、源さんから伝えてもらってあるんだ 姉上→義姉上
、→。
張り込みや夜廻りをしているならともかく、一日中、「かわせみ」から外へ出ないでいる東吾である。 とにかく→ともかく
俺がかわせみにいると都合の悪いことでもあるのか」 『かわせみ』→かわせみ
(以後すべて変更)
きき腕をとってねじり上げ、ふりほどこうとする瞬間に、東吾のが相手の脾腹を突いた 右手→拳
打った→突いた
「嘉助、縄 ッ→っ
源七の片棒をかついで、三人の女を殺し、一人を殺しそびれた侍は、伊勢左門という浪人であった。 御家人くずれ→浪人
あまり人目に触れるようなところで、薪割りなどしていて、もし、兄上のに入ると困るから、気をつけるようにいってくれとさ」 眼→耳
「近すぎるのがまずいんだ。八丁堀と大川端町と・・・・・・目と鼻の先というのが、どうも、まずい・・・・・・」 大川端→大川端町
「そろそろ、東吾様もるいにお飽きになったのでございましょう 、→。


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