「ほととぎす啼く」の主な変更点は、悪役の松田元右衛門の字が源右衛門から元右衛門に変更。これは麻生の殿様やるいさんの父上と同じ字だとまずいということでしょうか。また「かわせみ」で推理しながら食べていた夜食がうどんから蕎麦に変更になりました。


ほととぎす啼く
変更点
最初に事件が起ったのは、今月の二十六日 十二日→二十六日
昨年の秋に本湊町に住んでいる浪人で、松田元右衛門というのが 源右衛門→元右衛門
(以後全て元右衛門)
お吉が心得て、夜食の蕎麦を用意して、
「かまわないから、ここで頂きましょうよ。そのほうが話しやすいから・・・・・・」
 るいの言葉で、四人は車座になって、
蕎麦をすすりはじめる。
うどん→蕎麦
昔は八丁堀で鬼と呼ばれた同心の、腕っこきの小者だった男である。 お手先→小者
彦兵衛さんが揉み療治から帰って来て、 揉療治→揉み療治
石の下敷になっていたという治助の死体からは 下敷き→下敷
物音で治助さんがとんで来たので、今度は治助さんを押えつけ 押さえつけるかして→押えつけ
養子ってのは、それほど、店の体面を気にするものかねえ 削除
あとは、お前の帰ってくるのを見計らって 見計って→見計らって
れを治助にみつかったのが、彦兵衛に決心させた。 追加


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