老神温泉   朝日ホテル  紫翠亭やまぐち 吟松亭あわしま

老神温泉   朝日ホテル 1997.10(宿泊)

はじめに
  老神温泉には以前一度泊まったことが あるのだが、露天風呂自慢の宿が多いこともあり一度ゆっくりと訪ねてみたい温泉地の一つであった。 そういうこともあって今回の紅葉の旅第二日目に老神温泉に泊まることにした。さて何処の宿に泊まる かがなかなかの問題であった。というのもそれぞれの旅館が露天風呂を持っていて、パンフレットを 見ただけでは何処の旅館が良いか見当が付けにくいかったからである。色々考えた末、普段のパンフレット 等の宿泊料が高くしかも今回の近ツリの「老神・水上温泉湯巡りクーポン」では何時ものように1万円で 泊まれる朝日ホテルに決めたのであった。

湯巡りへ

 

     朝日館の全景  

 老神温泉に着いて先ず朝日ホテルに チェックインをする。安い料金なのでどんな部屋に案内されるか興味があったが、見晴らしの 良い部屋ではなかったものの、窓の外が林のまあ立派な部屋なので満足である。それでも仲居さんは 気の毒に思ったのか、良い部屋が一杯でこんな部屋になって申し訳ないですね、などと慰めてくれる。 躾がよいのであろう。いえいえと云いながら今回は湯巡りクーポンなので、早速他の旅館の風呂に入るぺく、 お茶を飲むのもそこそこに直ぐにタオルを持って旅館を出たのであった。(次項)

旅館にて
  他の旅館の湯巡りを終わって

 

     露天風呂  

、朝日ホテルに帰る。朝日ホテルは老神温泉では老舗の 一つで、あらためて旅館の全体を眺めてみても、鉄筋8階建ての大きく立派な旅館である。 シーズンオフなのかホテルの中に人影は少なかったが、夕食までに時間があったので、部屋に帰って 引き続き風呂に入りに行くことにする。

  露天風呂と大浴場 が別の所にあるので先ず露天風呂に入ることにする。 露天風呂は最上階にあった。エレベーターを降りて直ぐの所に脱衣場があり、浴衣を脱いで扉を開けると、 周りを垣根で囲まれている、そんなに広くはない岩造りの露天風呂が目の前に広がった。立っていると 辺りの山が見えるが、湯船からは殆ど何も見えない。必ずしも景色は良いとは云えない露天風呂で あったが、すでに明かりの灯った灯籠が4箇所に配されていて、庭木等も配された庭園風の露天風呂 はなかなか風情があるものであった。老神温泉の湯質は単純硫化水素泉ほか、と言うことであるが、 ここの湯は殆ど無色透明の無臭の湯であった。多分単純泉なのではないだろうか。大浴場はまた後で 入るとして時間になったので部屋に帰り夕食を摂ることにする。

  部屋に帰るともう夕食 の支度がしてあり、茶托の上一杯に色とりどりの皿などが 置かれていた。老神温泉では老舗を誇るホテルだけに1万円という値段のわりには立派な食器を使った 料理が10品ばかり並んでこれまた結構である。あらためて窓を開けて見ると、窓の外は右側が山の斜面

 

     夕餉の料理  

の林になっていて、左に山が正面に見えるという、あまり景色の良くない部屋であった。安い料金で 泊まっているので、そんなに良い部屋に案内されることは無いと、思っているので全然気にするこ とはなく、むしろ紅葉の林を見ながらの食事の方が風情があるという感じがしたのだった。 料理の数と量でお腹が一杯になったので少し休憩をしてから大浴場に行く。暗くて良くは見えな かったが展望大浴場と自慢するだけ有ってここからの景色は仲仲素晴らしい感じてある。前に山を見、 東西に渓谷が連なる景色が暗闇の中に沈んでいた。

 朝一番 に大浴場に行きその景色の素晴らしさを実感し満足する。 再び露天風呂に行き、昨夜入ったときは夕暮れでもう暗かったので改めて写真を撮ったがピンボケ、 その状況をお見せ出来ないのは残念なことであります。

  

満足度:風呂**** 料理*** 部屋*** 接客***  

   施設の概要

  所在地 利根郡利根村老神594    0278-56-2011
  交通 ・JR沼田駅から戸倉行きバス等で50分老神温泉下車
     ・関越自動車道沼田IC→国道120号→老神温泉
  施設 
建物  鉄筋10階建 88室   浴室  大浴場 露天風呂
      駐車場  200台
  泉質 単純硫化水素泉ほか  60度
  効能 リューマチ・胃腸病・高血圧・皮膚病・婦人病など
  宿泊料金 10000円〜35000円
  日帰り利用料金 1000円 日帰り営業時間 13:30〜20:00