芦ノ湖温泉 
   日帰り温泉施設:
   旅館等:  芦ノ湖園  旅亭・花ゆら


芦ノ湖温泉   芦ノ湖園    2001.5(宿泊)

 

   旅館の玄関前

    ロビー

 旅行会社の 伊豆箱根方面の宿泊パンフレットをみると、 かなり安い料金で泊まることが出来る旅館の1つに「芦ノ湖園」があった。パンフレットにでている 露天風呂から見る芦ノ湖の景色が素晴らしそうなのでいつか泊まってみたいと思っていた。今回は旅行宿泊 雑誌「じゃらん」に箱根小涌谷に新設された「ユネッサン」の利用券が付いて1.1万円で泊まることが 出来るという案内広告が出ていたので早速申し込み泊まることにした。
新緑の 箱根路を楽しみながら国道を登り小涌谷から芦の湯を 抜けると芦ノ湖は近い。「ホテル芦ノ湖園」は芦ノ湖を見下ろす高台にあった。
 ホテルという名前が付いているが外見は純和風の感じである。建てられてからかなり年月が経っている のか全体的に少し古びた感じがする。チェックインする時フロントの人の話ではこの秋に建てかえすると いうことだがロビーから芦ノ湖を見る景色はなかなかのものであり、この良い立地条件からすると素晴らしい ホテルとしてリニューアルされるのではないかと期待感を抱かせてくれる。

   部屋からの眺め

      部屋

 案内された部屋は 10畳で料金が安いせいもあってかこのホテルの中でも 旧館という感じの建物で女房殿の話では部屋の中に入ると少し黴くさい匂いがしたという。
 窓を開けると芦ノ湖が眼下に見下ろすことが出来て景色はなかなか良い。部屋で暫く休憩をして風呂に はいることにする。大浴場は部屋の前の階段を上がりり廊下を少し歩いた先にある。男性用のものを 「金泉風呂」女性用のものを「銀泉風呂」という。日帰りの客もかなりあるのであろうか脱衣場に銭湯風 のアルミの鍵が付いている。
 大浴場は 窓が小さいこともあって少し薄暗い感じがするが半円形の 窓で洒落た感じがする昔風のもである。浴槽は20人位は入ることが出来る広さだが、浅くて寝そべって 入る感じで少し入りずらい思いがする。泉質は無色透明で少し熱めの湯が循環なしの流しっぱなしという 感じなのがよい。

     大浴場

   岩造りの露天風呂

 露天風呂は大浴場の浴槽を通り抜けた左手の脇の戸を開けて入るようになっている。全体的に岩造りの 露天風呂で浴槽は菱形をした長さが5〜6m位ある結構広いもので10数人は入ることが出来る感じである。 泉質は少し白濁した感じのもので芦の湯から引かれたものなのであろう。嗅いでみるとほんの少し硫黄の 感じがするが、全体的には無味無臭という感じである。湯は奥の方から湯が流れてくるのだがこれまた 流しっぱなしという感じでなかなかよい。ここの旅館が高台に造られていることもあって、露天風呂から 観光船が行き来する芦ノ湖の風景を眺めることが出来るのだが、手入れが少し滞っているためか前の楓や 椿などの木々が視界を遮っているのが残念というところである。生憎の天気で時々小雨が降ってくるのだが 露天風呂の上に屋根が掛けられているので濡れる心配はない。

   夕食風景

   夕餉の料理

 充分に湯浴みを 楽しんで部屋に帰り、芦ノ湖の景色などを楽しんでいる内に 午後6時、夕食の時間となった。食事はレストランで食べるということなので、ロビーを横切ってその先に あるレストランに行く。既に5〜6組の人達が食事をしていた。宿泊料がユネッサンの入場券が付いて 1万円だからどんな料理が出てくるのか心配していたのだが、まあ通常の旅館の料理に近い感じのものが 出てきたので安心をしたし、感心もした。
内容としては、鍋物は牛肉のステーキ風陶盤焼、ここのオリジナルなのだろうか、むつの湯葉巻きという魚 の煮物、お造りはまぐろと鯛などの3点盛り、野菜の天ぷらなど、品数も量も充分という感じてあった。

満足度   風呂**** 料理*** 部屋** 接客**

施設の概要
  所在地 足柄下郡箱根町元箱根103 TeL 0460-3-6341

  交通 ・小田急箱根湯本駅から元箱根行きバス40分 芦ノ湖園前下車
     ・西湘バイパス→国道1号経由→箱根湯本温泉→芦ノ湖
  施設 浴室 大浴場 露天風呂    駐車場 あり 
  泉質 硫黄泉    64〜75度
  日帰り利用  1000円  11:00〜16:00