1998年三陸海岸旅行記・1日目

8月17日


 大阪駅に夜8時すぎに到着した.急行ちくま号発車の約1時間前である.まだあまり並んでいないようである.荷物を乗車位置に置き,列車到着までぶらぶらとする.
 21時前ようやく列車が入線してきた.ちくま号は以前は客車列車で運転されていたが,現在は特急しなの号と同一の383系という新型特急車両で運転されている.1時間前から並ぶ必要などなく余裕で二席分を確保できた.四席確保することも可能であったが,途中から乗車してくる客もいるだろうと思いやめておいた.周りの乗客は,山登りに向かうであろう人が大半で,残りは実家に帰るであろう女性であった.列車は定刻に大阪駅を発車した.新大阪を過ぎると,車内検札があり,私は長野までの急行券を求めた.特急料金と違い急行料金はかなり廉価に感じる.列車は京都,大津,米原と停車した.米原を過ぎると早くも車内灯が減光し,放送も明朝の塩尻到着まで行わないことが伝えられた.私も寝ることにする.二席占有しているため横になって寝ることができ,知らないうちに寝てしまっていた.
 車内がざわついていると思ったら,列車は名古屋に到着していた.山登り風の客がたくさん乗ってきたが,占有した二席のうち一つをゆずるほどではなかった.名古屋を発車してしばらくするとまた眠りについた.

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