頂いたご質問とその答え(一部)

 

 以下に、頂いたご質問と、私がお返しした、拙い回答の一部を掲載させていただきます。他にもいろいろなご質問を頂いております。
 ご遠慮なくご質問ください。

(ご質問) SCSIの規格について

はじめまして。SCSIについて質問させていただきます。

SCSIカードの価格は下は一万円を切るぐらいから上はだいたい4万円ぐらいまでありますがこの差はいったいなんなんでしょう。どうせ同じ規格をサポートしてるなら安い方がいいと思うのですが・ゥゥ

またFAST SCSI,WIDE SCSI,Ultra SCSI等規格が当初のSCSI-1,SCSI-2のように簡単にはどれが一番速いのか解らなくなりました。どれが一番速いのですか?

最後にSCSIカードの標準は一般にAdaptec製と言われていますがそれは何故ですか?また他社製のSCSIカードのどこがよくないのでしょう。

お願いします。

(答え) 

 SCSIの規格は確かに分かりにくいですね。

 転送速度だけ見れば、

Fast SCSI 10Mbps(バス8ビット これが、現在の標準ですね)
Ultra SCSI 20Mbps(〃)
Wide SCSI 20Mbps(バス16ビット)
Ultra Wide SCSI  40Mbps(〃)

 となります。Wide系は、転送巾を倍にしている(SCSI3規格の先取り)ので、効果をひきだすためには、ケーブルとかも専用のものが必要だったと思います。

(あまり対応している周辺機器もありませんが。)せいぜい、UltraSCSI程度で十分のような気がします。(Wide系は、まだ、仕様も、公式には固まっていないのでは。)

 ハードディスクの読み書きのスピードは、これよりずっと遅いことが普通なので、こういう早い転送速度がどれくらい有効なのか、私にはよく分かりません。キャッシュがよく効く場合とか、並行動作をたくさんするときとかでしょうか。

 SCSIカードですが、仕事でお客様に進めるときは、Adaptecが普通です。製品としての信頼感・安定感、どのマザー・周辺装置にもまず問題なくつながること、様々なプラットフォームに対応できること等からでしょうか。(PCサーバーはたいていAdaptecが使われているように思います。)

 私は、Adaptecの2940、1520と、安く買ってきた、(当時の)NCR製チップC815)を使ったのPCIバス用のSCSIカード(1万円位のやつ)などを使いましたが、どれも似たようなものだと思います。(NT、Win95とも、OSに元々ついているドライバで大丈夫でした。)トラブルのときある程度対応できる知識(というより気合い)があれば、安いものを買っても、まず問題ないような気がします。


(ご質問) 55.6Kのモデムについて

モデムで56600bpsというのが、発売されるということが雑誌に載っていましたが、本当に、日本でも使えますか。またいつ頃発売されるのか、わかったら教えてください。

ISDNにしたいのですが、住宅事情でできません。電話代が高くついてこまっています。

(答え)

 まだ、モデムの2大メーカーである、U.S.Robotics社と、Rockwell社(Motorola社と連合して)が、仕様で喧嘩しているようです。また、もともとが、現在の電話線の過剰品質を前提としたものですから、絶対に安定しているとは誰も約束できませんし...。今の33.6Kでも、結構トラブルはあるようですから、少し落ち着いてから検討された方がいいように思いますが。(登場そのものは、間近のようです。)

 私は、28.8Kの時、結構不安定で、すっかり嫌気がさして、ISDNにしてしまいました。(28.8も最初の頃は、とても不安定でした。)


(ご質問)「~」(チルダ)の入力

もう手短にまとめます私は109キーボードをつかっているのですがどうもコントロールパネルのキーボードを見ると106としか認識されていません。そのおかげかどうか”SHIFT+0”で打てるはずの文字が出ません。おかげでインターネットのアドレスの中にこの文字が含まれているとそこへは簡単にはいけなくなります。

 いったいどうすればよいのでしょうか?ちなみにPCはDOS/Vです。そしてキーボードのメーカーはNMBというところです。

(答え)

 ご質問の件ですが、「106キーボード」「109キーボード」とは関係ないと思います。実は「~」(チルダと読みます。)のマークは、なぜかどの(106でも109でも)キーボードでも、Shift+0では打てないのです。(Shift+^(ハイフンの右)で打てます。)私も不便だと思いまして、原因と解決策を調べてみようと思っているところです。(英語キーボードである101キーボードや、そのWin95版である104キーボードでは、左上にあって簡単に打てるのですが。)

 109キーボードは、スタートメニューを開けたりする機能がある、「Windowsキー(旗がゆれる例のマークのキー)」とかの、Win95専用のキーがついたキーボードです。試しに、Windowsキーをたたくとスタートメニューが開けば、109キーボードとして機能していることになります。

 ということで、解決策が解れば、またメールをしますが、私も20個以上のキーボードを使ったと思いますが、この点については、全部同じでした。その割に、あまりこの質問を見かけないのは何故かなと思っていたところです。(ということで、この件は不具合ではないと思います。)


(ご質問) ビル・ゲイツってどんな人

ビルゲイツというのは、どんな感じの人ですか。やっぱり、商売人のような感じの方ですか。テレビでみると、普通のサラリ−マンのようにみえるんですが

(答え)

 私も、親しく付き合ったというわけではありませんが、何回か会ったときの印象と、マイクロソフト社の社員の話からすると、完全に「お宅系」の人のようです。とにかく、仕事(プログラム作り)が大好きで、さらに負けん気の固まりという人のようです。ハンバーガーが大好物で、仕事以外に趣味は無し。朝から晩まで会社にいるようです。(いわゆるセブンイレブンですね。)システムの仕様については、実に細かいところまで自分で決めているようで、昔から全然変わっていないそうです。

 ただ、単なる「お宅」と少し違うのは、まず、製品に関しては、「ユーザー満足」を徹底的に追及すること。マイクロソフトの製品は、バージョン3以降しか買うなといわれておりますが、これは裏を返せば、製品の改良にかける姿勢のすごさを表していると思います。(代表的なものに、WindowsとExcelがありますね。共に、バージョン1と2は使いものになりませんでした。)

 もう一つは、営業担当に、優れたパートナーを持っていることです。名前はど忘れしましたが、MIT時代のお友達で、凄腕の営業マンが、共同経営者の一人として頑張っています。これが、「お宅」の会社を大きくする原動力になっています。

 社交は嫌いのようで、愛想は良くないし、パーティーなんか一刻も早く終わって、仕事をしたいという感じがありありです。天才少年がそのまま大人になったような感じといえば一番ぴったりくるように思います。


(ご質問) ホームページの作り方

ホームページを作りたいのですが、どうやったらいいのか・・・。是非教えてください。

何かソフトがいるのかしら、一応一太郎V8にはホームページ作成があるのですが、読解力が足りないのかマニュアルだけではうまく作れません

お暇でしたらよろしくお願いいたします。

(答え)

 難しいご質問ですね。

 ご存じのように、ホームページというのは、「HTML」という、一定の規則に従って作った文書ファイル(拡張子が「htm」或いは「html」のテキストファイル)を、例えばJustNetの中の、ホームページ用の「サーバー」の中に公開して、他の人から検索してもらえるようしたものです。

 サーバーへの公開の仕方は、それぞれのプロバイダによって違いますから、公開しようと思うプロバイダのホームページなどをよく調べて見てください。

 ここでは、ホームページのベースとなる、HTML文書(ハイパーテキストといいます)の作り方を簡単にご説明します。

 まず、「ハイパーテキスト」がどんなものかですが、お好きなホームページをブラウザ(NetscapeNavigatorとか、InternetExplorer)で表示させているときに、ブラウザの「表示メニュー」の「ソース表示」とか「文書のソース」とかを選んでみてください。このときに画面上に表示されるものが、ハイパーテキストです。見ていただいたらわかりますが、割に簡単な、テキスト文書です。これを作るだけなら、Windowsのおまけの、「メモ帳」でもできますから、ホームページ作りには、特殊なツールはいらないといえば、いらないのです。

 しかし、実際は、ハイパーテキストの細かい規則を覚えて、自分のイメージ通りのホームページにするのは、とても大変なので、一太郎や、MSWordのようなワープロにも、最近のバージョンでは、作った文書を、このハイパーテキストに変換する機能が付いています。「一太郎」であれば、「ツールメニュー」の「拡張ツール」の中に「HTML作成」というのがあります。これを使えば、一太郎のファイルを、HTMLに変換できます。(一太郎では、それ以外に、質問に答えていくと、簡単なホームページを自動作成する機能もあります。同じ「HTML作成」メニューの中にあります。)

 ただ、この方法も、必ずしも思ったとおりにはできないことも多いので、実際には、HTMLを編集する、専用のツールを使うことが多いと思います。

 代表的なものとしては、「ホームページビルダー」とか、「Hotall」というようなものがあります。もう少し大がかりなものとしては、マイクロソフト社の「Frontpage97」というようなものもあります。これを使えば、自分のパソコンを、ホームページのサーバーにすることもできます。(私はこれを使っています。)

 ただ、ホームページには、どうしても、画像をたくさん使いますので、画像を取り込むためのハード(デジタルカメラか、スキャナー)や、これを加工するツールも、必需品です。(加工ツールは、例えば上記の、HTML編集ツールにたいてい付属しています。)

 いろいろ書きましたが、要は、習うより慣れろです。まず、お手持ちのワープロのツールを使って、試行錯誤されるのが一番と思います。

 一太郎であれば、まず、ホームページ用の文書を一太郎でふつうに作成して、先ほどのメニューを使えば、作った一太郎ファイルを、HTMLファイルに変換することできます。このファイルを、ブラウザから読み込んでみれば、どんな出来映えかわかりますので、気に入ったように修正して、ご自分のプロバイダのサーバーに転送すれば、ホームページの完成ということになります。

 HTMLの特徴に、テキストのある部分から、ほかのテキストに移ることができるリンクというものがあります。クリックすると、自分の見たいページに飛ぶ、あのしかけです。これも、今申し上げたツールを使えば、文書の中に、簡単にリンクを埋め込むことができます。いろいろと、試してみられてはいかがでしょうか。

 なかなかうまくご説明できずに恐縮ですが、試された上で、さらに、おわかりにくいことがあれば、またご質問ください。

 


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最終更新日: 1997/05/20