そのころ、20代のモンゴメリはこの墓地に来て、奥ゆかしい碑文に心打たれて、一字一句をもらさず、ノートに書き写したのだと、初めて分かりました。
そしてモンゴメリがしゃがんでメモをとったお墓の前に、今、私も佇んでいるのだと思うと、不思議な感動に包まれまて、永遠の眠りについている亡き人に、モンゴメリがいた場所に私を案内してくれたお礼の言葉を、つぶやいたほどです。
アンが語っているように、私たちはみな、何かを信じて、それに仕えて、生きています。
その対象は、配偶者、子ども、仕事、知性、前向きな信念、後ろ向きな虚無、または礼儀作法、道徳、金銭、健康、強い身体、美しい外見、スピリチュアルな世界、信仰など、いろいろあるでしょう。
このように信じる対象は、一人一人違っていますが、人はみな、忠実に追い求める何か、あるいは理想があるはずです。
長い人生を生き抜いていくために、そうした、より所が必要なのかもしれません。
ただ、そうした対象を持つだけではなく、ひたむきに忠実であることが大切なのだと、あらためてアンに教わった気がします。
さて今日は、都内のホテルで、たまたま「ビリー・ザ・ブート・キャンプ」のビリー隊長をお見かけしました。
「ハイ、ビリー!」と、つい声をかけたところ、驚いたことに、近づいて来て、両手でがっちりと握手をしてくださいました。
大きくてきれいな目、知的な顔だち、思ったよりもずっと美しい体つきをした、すてきな紳士でした。
彼もまた、自分の信念に、時には厳しいほど忠実な人に違いないと、そのとき深く感じました。
肉体だけではなく意志も強い……。
そうした人の圧倒的な美しさを、つくづくと実感しました。
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