一人は、奥さんを亡くした「やもめ」で、豪華な屋敷に暮らすお金持ちですが、スキナー夫人を愛していません。家の切り盛りをしてくれる妻を求めています。
もう一人の男性トーマスは、農業と郵便配達をしています。家があるだけで財産はありませんが、スキナー夫人を心から愛しています。
スキナー夫人は迷いますが、自問自答した末、トーマスを選びます。
「愛情がなければ、人は仲良く暮らせないよ」、「トーマスと一緒に暮らすのが、楽しくて、幸せ」、「自分がいないと、トーマスが寂しがる」……。
そんな言葉を、年輩の女性から聞いたアンは、また一つ、人生の真実を知るのです。
すなわち、人は見た目では判断できないこと。
男女の愛は、若者だけのものではなく、恋愛に年齢は関係ないこと。
そして、人を愛する心の豊かさ、優しさが、その人を幸せにするのだと……。
スキナー夫人は、たとえ何歳になろうとも、男女が仲良く暮らす家庭の尊さを忘れない好人物として、『アンの愛情』に登場しています。
『赤毛のアン』シリーズの魅力は、人生を幸福に生きていく知恵が、きらりと光る虹色の糸のように、物語に織りこまれているところだと思います。
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8月は、訳註つき全文訳『赤毛のアン』(集英社文庫・840円)を、15名の方にお贈りします!
9月発売の雑誌「私の時間」で、新連載「大人になって読む『赤毛のアン』」がスタートします。それを記念して、『赤毛のアン』をプレゼントします。
巻末に、原稿用紙100枚をこえる註釈つきです。
また、大人の読者のための全文訳です。
冒頭の詩、モンゴメリが亡き両親に捧げた一節などもすべて訳しています。
〆切は、明日8月31日(金)の24時まで。
どうぞふるってご応募ください!
http://homepage3.nifty.com/office-matsumoto/present.htm(次へ)
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