Junk Nikon (Nikon FE)
続いてシャッターが動作するかをチェックです。電池を装填し、バッテリーチェック!
「よし!OKだ!」
逸る心を抑えつつ、順次チェックを進めます。
巻き上げ操作後、シャッターを切ってみる。
「うむ、それなりのシャッター速度で切れているぞ。」
「露出計も動いている!」
「これはめっけものかも知れないっ!」
さて、紛失しているスクリーンはどうしましょうか?
へへへ、友人から貰ったF-601M用K型スクリーンを奢りました(^o^)V。スクリーンの上下が分からず逆に入れてしまい、無限遠が出ないかと思うハプニングもありました(^^;が、無事、装着することが出来ました。 |
F-601M用K型スクリーンの装填
スクリーンを正しく装着されたFE様は、F3様のご協力を得て、その露出表示がほぼ正常であることが確かめられました。更に、簡易シャッター速度確認法であるTV画面を使った方法で、おおよそそれらしい速度でシャッターが動作していることも確認できました。
アイピースも、十数年前(^^;に予備として購入したものがあった筈との微かな記憶を頼りに、防湿庫をひっくり返して探しました。
「有った!有った!有りました!」
喜び勇んで取り付けようとしたところ、枠が歪んでいるため取り付けられませんっ!残念です・・・。 |
変形した接眼部(左下と右上の二箇所)
しかし諦めません。ネジを痛めないで矯正する方法は無いものか、徹夜で考えました(うそぴょん)。そこで思い付いたのが、M3からM4程度のネジをあてがって、プラスチックハンマーか何かで軽く叩くことでした(結局、質量の大きなトンカチにしました(^^;)。 |
変形した接眼部の矯正(右上方より軽く叩く)
試し撮り準備の整った400円ニコン様(^^;
この方法で見事、優しく矯正することに成功し、無事、アイピースも取り付きました(^o^)V。
さて、最後の仕上げが試し撮りです。
ご神眼ニッコール様を伴侶に、いざ、近くの公園に!(^^; |
「400円ニコン様による記念すべき第一撮!」
1/60sec, F/5.6(プラス補正)
Ai Nikkor 50mmF2
Kodak Ektachrome DYNA HighColor(EBX)
中央部重点測光方式のFE様は、その露出補正がとてもやり易いお方です。青春時代を共に過ごさせていただいたお陰か、私の意図を汲み取るように優しく動いてくださいます。
露出補正を要しないシーンでも、また、同一EV値にて絞り(AV値)とシャッター速度(TV値)の組み合わせを変えて撮影も致しましたが、さすがはニコン様、露出のばらつきは御座いませんでした。
こうしてお労しいお姿の400円ニコン様は、マーラーの交響曲第2番のごとく「復活」なされたのでした(^^;。
V(^o^)Vイェ〜イ!
完
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(やまちゃん)
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