シャクは知る人ぞ知る春の山菜である。 葉は人参(ニンジン)の葉に似てヤマニンジンの別名があり、葉を揉むとセリのような良い香りがするセリ科の花で、味はセリに似て、歯ごたえもあり、おひたしや天ぷらに最高とされる。 野山で結構目立ち、人が摘んでいるのを見たこともないが、通の人にとっては最高の美味しい山菜だそうである。 山菜として食べられる以外にも、葉や根茎を陰干ししたものが消化不良、滋養強壮の薬として古くから用いられて来た。
写真に見るように五花弁であるが内二つが大きく不揃いである事に特徴がある。 日本全土の水辺の湿った所や山野に分布し、シャク又はコジャクと呼ばれるが、名の由来については牧野富太郎の著書にも不明とある。
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