マルバルコウソウはこの周辺の秋の野原で最も目立つ野の花のひとつで、この地域では11月の中頃まで、花を楽しめる。 熱帯アメリカ原産で、江戸時代、観賞用として持ち込まれ野生化したヒルガオ科のツル性植物で、他の雑草に絡み付いて秋の野原を赤く染める。 ルコウソウは縷紅草と書き、縷は糸を意味し、写真左下のように、糸のように葉が細く赤い花と言うことから来ており、マルバルコウソウは葉が丸く大きいのでこの名がある。 このマルバルコウソウとルコウソウの交配種がハゴロモルコウソウで、葉がルコウソウほど細くはないものの羽状に分裂していることが分かる。
ルコウソウ ハゴロモルコウソウ マルバルコウソウ
同じ熱帯アメリカ原産のルコウソウやハゴロモルコウソウは野生化していないのに、マルバルコウソウはいたるところで野生化しているのは葉の形に関係しているのであろうか?。 ルコウソウ、ハゴロモルコウソウとマルバルコウソウの差はほとんど葉だけのように思われるが、片方は今でも園芸種として植えられ、片方は雑草として野生化するに任されている。
野原を赤く染めるマルバルコウソウ
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