〜北の大地〜 トランペットの夕べ
【開催】 2007年2月8日(日) 公演詳細 >>
【出演】 前川和弘さん、徳田知希さん、西川綾子さん、丹下緒さん (トランペット)
     矢崎真理さん(ピアノ)
右/札幌交響楽団ベテラン・トランペット奏者の前川和弘さん(福井県出身)
左/大阪シンフォニカー首席の徳田知希さん(旭川出身)
シャルパンティエ『テ・デウム』で始まりました。
柔らかい音色。トランペットは決してやかましい楽器ではなく、歌う楽器なんだと改めて認識しました。上手なトランペットは、まじかで聴いても耳を覆う人もなく、心に入っていきます‥。
楽しいお話も交えながら‥。「今日のお客様は、素晴らしいお客様。終わってすぐ拍手をされるのではなく、ひと呼吸余韻を味わっておられるのが嬉しいですね!」 お話もお上手。さすがです。  「トランペットはどこで音がでると思いますかあ?」「マウスピース?」「口だと思う人とお〜」
「これはゴムホース。130センチの長さがちょうどトランペットの管の長さです。」「吹いてみます」「タッタラッタタタタタアッタタアタタアタタタタア」場内から『オー』と笑いと歓声が‥。 ピアノは矢崎真理さん。フランス、シャルトルで4回も親善公演もされ、大活躍中。
圧巻のトランペット四重奏。左からピアノの矢崎真理さん、徳田知希さん、前川和弘さん、西川綾子さん、丹下緒さん。
ところで、ピアノの後ろの赤い絵は、オランダの画家 トン・マーテンス氏のリトグラフ作品です。阪神大震災の後すぐに来日、神戸に滞在して震災後をフロッタージュし、犠牲者の方への追悼に作品を制作。この赤い絵のモデルは、神戸空襲にも耐え、震災のシンボルとして淡路島に移築された長田区の神戸の防火壁をアレンジしたもの。当サロンオーナーも、この大きな防火壁保存運動にマーテンス氏が作品をつくる為の和紙が不足していたため、その募金に寄付をしたところ、作者からお礼にと作品が、デン・ハーグ(オランダ)の作者のアトリエから直接届いたもの。毎年、1月震災に近い期間に展示しています。
今回友情出演してくださった徳田さんは大阪シンフォニカーの若き首席奏者。団を背負って立つ!応援してあげて下さい。おなじみキャトルフィーユリーダー西川綾子さんと丹下緒さんもよろしく!
打ち上げパーティでは、西川綾子さん、丹下緒さんが前川さんと「札幌で仕事ができたらあ〜」と。みんな乾杯からえんえん飲み会食べ会となりました。
前川さんがはるばる来て下さってたくさんの絆が生まれ大きな輪に広がって行きそうです!
演奏が終わって。左から徳田さん、西川綾子さん、前川さん、ピアノの矢崎真理さん、丹下緒さん。
 コンサート前日、今津中学校にて生徒達へのトランペットクリニックを開催しました。西宮、芦屋市の数校の生徒達約20名がプロの演奏とクリニックを体験。前川さん「僕も君と同じ中学一年のときに始めたんだよ」目を輝かせる子ども達の胸にどんな思いが宿ったのでしょうか?

翌日7日は社会人の方のクリニックも。「耳に障る音とやわらかい歌う音の違い。ああそうなんだ」と納得。勉強させていただきました。ご参加下さいました皆様お忙しい中ご苦労様でした。短期間でこのような取り組みができたのも、前川さん初め出演者みなさんの暖かい人柄と実力。スタッフのYさんも大活躍してくれました。また記録をとってくれたいつものMさん、調律のNさんありがとう。

みなさんの善意がいっぱい集まって成功することができました。過去形ではなく、この絆はどんどん確かに広がっていきます。(∧・∧) ほんとにいろいろな方々に応援されて、すくすくそだっているサロンをこれからも可愛がって下さいね。
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