52-6:北海道 稚内青少年科学館



所在地:北海道稚内市ノシャップ2丁目2-16

取材時期:2013年8月

ジャンル:サイエンス系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

ノシャップ水族館に併設する科学館なので、水族館の添えものかな、などと侮るなかれ、これをメインに稚内観光を組んでもよいほど、内容の濃い科学館である(ちょっと言い過ぎかな)。まずは受付で入館料300円を支払い取材開始。写真は?と聞くと、嬉しいことに取り放題。受付のお姉さんが、写真を撮るなら是非こちらも、ということで受付前の「南極昭和基地のコラージュ」を指さす。これは、観測隊が撮影した大量の写真を組み合わせて作成したもので、近寄ってみると、確かに小さい写真が組み合わされて一枚の昭和基地になっている。中には隊員達のおバカ写真も見つかったりで、じっくりみていると切りが無い。

  

ということで、ズンズン奥に行くと、「科学館」というだけあって科学展示コーナーの充実ぶりには目を見張るものがある。基本的には、物理の法則を体験できるように工夫されており、滑車のありなしで自分が座った椅子を持ち上げる力が全然ちがうことがわかったり、音の波長により振動する部分が変化するのが実際に見える筒など、大人でも楽しめる装置がいっぱい。一部修理中もあったが、非常に楽しめる施設である。
さらに奥に進むと南極展示コーナーが出てくる。何で最北の稚内で南極?と不思議に思うが、南極観測船に「宗谷」という名前がつけられたり、例の「タロとジロ」でお馴染みの犬ぞり犬訓練所があったりと、ゆかりが深い場所だったんですね。秋田はにかほにあった「白瀬南極探検記念館」で白瀬矗(しらせのぶ)がらみの資料も充実している。砕氷船の模型もしっかり造り込まれていたり、屋外には実際に使用した越冬隊住居にも入れるようになっているのも面白い。

  


リンク等:

取材記録52に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ