48-6:宮崎県 小林市 陰陽石神社 ギャラリー蔵   



所在地:宮崎県小林市大字東方浜之瀬公園陰陽石

取材時期:2010年10月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

高千穂を擁する宮崎は神々の住む地域である。全国各地に陰陽石は散らばっているが、ここ宮崎の陰陽石はどのくらいのパワースポットなのであろうか?今回の宮崎取材一日目の最後に訪れてみることにした。国道268を小林市街で265で北上すると直ぐに案内看板が出る。お〜宮崎にしてはきちんと標識が出ているではないか、と感動し車を進めると、なにやら怪しげな巨大赤鳥居が現る。そこをくぐると目の前に整備された駐車場が。かなり夕方近くになってしまったので、売店などももう閉まりかかっている様子である。

さっそくカメラを取り出し取材開始だ。川縁に向かう参道を進むとすぐに問題の巨石が見える。た・確かに、その形をしている。しかもデカイ。解説板によると、昇天の竜がこの地に居合わせた妙令の美人に見惚れて降りそのまま化石となった、とのこと。うーん、竜の化石ですか・・。安産や縁結びの御利益があるそうですので、今は困っていませんが、とりあえずお参りさせてもらいました。陽石のほうはなるほど理解できるのであるが、いったい陰石は?と思い、再度解説板を見ると、どうやら陽石の根本にあるらしい。これは、そう言われないとなかなか認識できないが、良く見るとそう見えなくもない、といったところですね。

  

無料の展望台の近くには石仏も多数安置されており、そのどれもが、かなり素人作の雰囲気を持っており、見逃せない。お賽銭を吸い込む銭形賽銭箱に彫られた像も、凄いテイストで、ここは白浜美術館か?と思わせる代物。鬼子母神(こちらでは「きしもしん」と読むらしい)も祀られており、こちらも要チェックです。さらに進むと左手に新しい建物。その前に暇そうな作務衣を着たおじさん一人。そこは「ギャラリー蔵」という18歳未満入館禁止のヤカタなのである。かなり珍な電波を発信しているので、突撃しない手はない。入館料一人500円を支払い、おじさんの案内で内部へ。

  

このヤカタは半年前に完成したばかりの展示室であり、ネット上でもまだ殆ど情報はない。さて、問題の内部であるが、右手の壁面ガラスケースには和のエロ人形を集中的に展示してある。その奥はアジアの性神像が盛りだくさん。それぞれに対して、館長の説明が入る。ぐるっとまわって反対の壁面には春画本がバラされて展示されている。なるほど、こういう展示の仕方もあるのか、これなら物語が良くわかるではないか。館長によると、倉庫には夥しい数の資料があり、適宜展示替えをする予定とのこと。飽きずになんどでも来てね!と言われても宮崎に住んでいるわけでは無いので難しいですね。残念ながら館内は撮影禁止ですので、画像はありません。この「蔵」を抜けて裏手にまわると、例の陰陽石が丁度良く見える展望台になっている。ご神体の写真を撮るならこちらからの方が良いでしょう。そういう意味では500円は高くない?


帰り際に売店に寄り、お守りと巨大フォト、および記念手ぬぐいを購入。ある程度買うと小さい印刷お守り(畳み方を工夫すると、あれま、となる秘宝館などによくあるアレです)をプレゼントしてもらえるぞ!これで取材終了。帰宅後、記事執筆のためネット調査していると、おそらくギャラリー蔵の前身は「男女和合愛の資料館・博物館」というものであった可能性大。2006年くらいには営業していたが2008年にはすでに閉鎖されて居たようである。それが、2010年にリニューアルオープンしたのであろう。いや〜この手の資料館は一度閉鎖されると殆どの場合再開されないのであるが、丁度良いタイミングで訪問できてラッキーでしたね。


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