01 訪問セールスのリフォーム業者の選び方、見分け方は?
Q:リフォーム業者の訪問セールスが多いのですが、良い業者さんと悪い業者さんの見分け方、選び方ってありますか?
大幅な値引きには裏があります
リフォーム業者選びに成功することが、リフォームの成功への第一歩です。リフォーム業者による訪問営業では、話だけで良い業者かどうかの判断をするのは難しいものがあります。
専門用語を使い、工事の必要性を説いたり、魅力的な値引きの話をしてきます。でもそれが正当なものかどうか、相当な知識が無いと見分けることはできません。
リフォームには定価はありません。(人件費と材料費) + (会社経費と利益) が消費者への工事金額です。全く同じ物を作るのであれば、人件費と材料費には、実はそれほど差はありません。
大幅な値引きをすると言うことは、「初めから利益を大幅に上乗せした異常に高い価格設定」 をしているか、「人件費と材料費を削って質を落としてくる」 か、のどちらかである場合がほとんどです。
値段を下げるためにはローコストへの工夫が必要になります。ローコストに抑えるための色々な提案をしてくれるかどうかは、リフォーム業者選びの判断材料の1つになるでしょう。
また、耐久性に関しても、業界で決められた基準があるわけではありません。全てがそうだと言うわけではないのですが、「今すぐやらないと全部駄目になる」 と言って工事を薦める不安商法は悪徳リフォーム営業で良く使う手口だという事は知っておいたほうが良いでしょう。
必ずお店に行って見てくる
リフォーム業者の営業マンから会社の良し悪しを見抜くのも、なかなか難しいものがあります。資格を持ってるかどうかも、あまり当てにはなりません。会社の方針や設計
・ 工事担当者の人間性がリフォームの成否を決める大きな要因になっているからなのです。
ですから電話や訪問だけでは工事を決めない事です。リフォーム業者の訪問営業の中には事務所を持たず、転々として電話番号を変え、流して営業をしている場合もあります。そのような業者にはアフターサービスはあまり望めないでしょう。
打ち合わせを進める前に、必ずお店に一回は行って雰囲気を見てきましょう。細かい事ですが、店内が乱雑だったり、車が汚かったりするのは、工事も同じようにだらしない場合が多いようです。
もちろん良心的な会社は数多くあります。しかし一部の心無い業者の為に仕事がしにくくなっているという状況もおきているのです。これは、リフォーム業者側も、消費者側にも非常に不幸なことです。消費者がそれを見分ける目を持つ事が、結局は悪徳リフォーム業者を淘汰していくことにつながります。
リフォーム業者の近所の噂を聞く
実際に工事をした現場がご近所にあったら、是非見せてもらうようにしてみて下さい。実際に工事した方から話を聞くという機会はとても貴重です。ただ
「良いリフォーム業者」 と言っても、その良いところというのは人によって違います。
例えば、金額が安くて良かったのか、デザインが良かったのか、工事中の配慮が良かったのか、アフターメンテナンスが良かったのか。できるだけ具体的な話を聞くようにすると良いでしょう。 地域に密着している業者選びをすればアフターメンテナンスの面でも安心があります。
All Aboutのリフォームコラムで、リフォーム業者の選び方、悪徳業者の手口についてご紹介していますご覧下さい。
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次のページでは、訪問営業で失敗した例をいくつかご紹介します。もちろんこれは一例ですが、リフォーム業者選びのひとつの参考にして下さい。素人では解りにくい、屋根
・ 外壁 ・ 床下の工事でのトラブル例が多くなっています。