自宅 − → R188 → 銭壷山
折角のお盆休み、何処にも行かず家に居るのはツマラナイということで、近所の銭壷山に行って見る事にしました。
実は銭壷山に登るのは今回で2回目になります。前回は、15年程前にバイクで来た覚えがあります。当時はまだ道路も整備されておらず、山頂への道も一本で判りやすいものでした。
今回、久しぶりに来て見ると麓はすっかりと住宅街になっていて、どの道が山頂への道かを判断するのか一苦労しました。
銭壷山 | 当山は、安芸灘に面し、北西は由宇川沿いの平地、南は大畠・滝川の山すそに囲まれた山塊の最高峰で、高さは540.1mです。 古くから由宇、神代、日積の境界点となり、昭和30年(1955年)神代村神東地区との合併で柳井市との境界点となりました。 山名について、付近に不審火が見られるので調べてみると銭壷が出てきたとか、海賊の埋めた銭壷があったなど由来は明確ではありません。 十楽寺縁起によると、平安時代前期の弘仁年間、山上に鳩子山峯の坊という一宇があって、弘法大師が書かれたといわれる三尊の絵像があり、平安時代後期の長徳年間に恵心という人が木像を刻み安置しました。その後、鎌倉時代宝治年間、一体は神代光明寺へ、一体は日積十楽寺へ、一体は由宇明楽寺へ降ろされ堂を建立したとあります。 山頂より北西に少しおりたあたりに権坊藪というところがあり、江戸時代末期頃まで修行僧が住んでいたということです。井戸や礎石の跡、数基の墓石などが残っています。 また、山の名を別名「目舞いヶ岡」とも言い、よく晴れた日には遠く四国の石鎚山を望むことが出来ます。 |
山道を登りきり山頂に着くと、そこはちょっとした広場になっています。 お天気が良かった事もあり、四方が見渡せる景色は絶景です。 また、山肌を駆け上がって来る風はとても心地よく、避暑には持って来いの場所でした。 やはり、麓でお弁当を買って山頂で食べれば良かったと後悔しました。
山頂には先客が居り、スポーツカータイプの車でエンジンをかけっぱなしで停車しています。 折角の清々しい空気が汚されると苦々しい思いをしていると、運転席からお兄さんが降りてこちらに近づいてきます。 何事かと身構えると、写真をとってあげましょう、との事でした。 人は見かけによりませんね。 折角なので一枚撮って頂きました。
眼下の山陽本線ではマッチ棒のような電車が貨物列車とすれ違っていました。 そんなのどかな景色を暫く眺めた後、山を降りました。
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大島大橋を望む(奥が屋代大島)
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眼下の山陽本線
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遠くに四国が見える
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頂上から少し降りたところに小奇麗な建物がありました。 食事でも出来ないかと覗いて見ると、「山口県ふれあいパーク」とあります。 「ふれあいパーク」とは山口県が全国に先がけ、家族利用をメインとして家族のふれあいが深まることとを願って設立した青少年教育施設なんだそうで、オリエンテーリングや、野鳥観察などの自然とのふれあいを楽しむこともできますし、周辺の文化財や史跡などとのふれあいを体験することも出来、また宿泊設備も持っていました。 中では小学生位の子供たちが20人ばかりワイワイと騒いでいて、管理している職員の方が高校野球そっちのけで嫁さんに、施設に関して事細かに説明をしてくれたようです。
肝心の食事は、たいしたものは期待出来なさそうだったので、諦めて下山する事にしました。
ふれあいパーク − → R188 → 自宅
帰りは何事も無く、途中買い物をしながら我が家に帰りました。 後で考えると、この日から柳井で金魚提灯祭りが開かれている事に気付き、由宇まで行ったのだからついでに柳井に寄ってこればよかったとちょっと後悔しています。
名称
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内容
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住所
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電話番号
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備考
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ふれあいパーク | 研修センター | 山口県玖珂郡由宇町字深山2273-2 | 0827-63-1513 |