最終更新日; 2004年02月08日

満腹旅行の出雲へ [2001/09/30〜10/01]

久しぶりの出雲へ

岩国IC − → 山陽自動車道 → 広島JCT → 広島自動車道 → 広島北JCT → 中国自動車道 → 千代田JCT → 浜田自動車道 → 浜田IC → R9 → 出雲大社

 10月1日月曜日が創立記念日で3連休になる、ということで突然ですが、出雲・松江に出かける事にしました。 本場の出雲そばが食べられる、久しぶりです。
 出だしは順調です、前回は中国自動車道・三好ICで下りて国道54号線を北上しました。今回は浜田自動車道を使って一端日本海側に出て、国道9号線沿いに東進する事にしました。 途中、一年間の砂時計で有名な仁摩のサンドミュージアムに立ち寄ろうと考えていたのですが、着いてみると人の気配が有りません。 駐車場も閑散としており、やっている雰囲気もなかったので、今回は見送りました(駐車場から博物館までも結構距離が有りそうだったし)。
 途中、道の駅・「きらら多伎」で休憩して、出雲の荒木屋に向かいました。

荒木屋で出雲そばを

 出雲に来たら荒木屋で出雲そばでしょう。 創業200年の歴史を誇る出雲そばの老舗です。 挽き立て、打ち立て、茹で立ての三立てが自慢、のり、ねぎ、紅葉おろしをのせた普通の割子そばもおいしいのですが、たまご、とろろ、のり・ねぎの割子三代がお勧めです。 今回は、割子三代を二人前平らげてしまいました。 また、ここのそば湯が絶品で、巷のうすいそば湯とは全然異なり、どろり・まったりとした濃厚なそば湯。 つい、お代わりしたくなる一品です。

出雲大社

 お腹も一杯になったところで、出雲大社へ参拝です。 生憎の雨で、傘をさしながらの参拝となりました。
最近の話題は、日本一の大規模な木造建築であったと『古事記』・『日本書記』にしるされていた事が実証されるような心御柱が発掘され、高さは東大寺の大仏殿一五丈をこえる十六丈にも達した日本最大の建物だった との話もまんざら嘘ではなさそうだと云うことでしょうか。 残念ながら、雨と人の群とで発掘中の本物の柱は見ることが出来ませんでしたが、レプリカが拝殿の裏に有り、改めてその大きさに驚かされました。

出雲大社
 縁結びの神・福の神として、全国の人々に親しまれている出雲大社は「大国主神」をおまつりし、本殿は国宝になっている。 また、日本で最も古い神社建築の形式をもったいわゆる『大社造り』で、伊勢神宮の『神明造り』とともに代表的な神社建築である。
正面の拝殿は、昭和34年に再建され、桧造りの美しい色艶と長さ8メートル、重さ1500キロの大しめなわが参拝客の目をひき、荘厳さに思わず気が引き締まりまる。 拝殿の奥が大国主神を祀る、国宝出雲大社本殿で、瑞垣・玉垣に囲まれており、瑞垣の門を八足門といい普通一般にはここから拝する。正月5日間はこの門が開かれ、楼門前で参拝出来る。
瑞垣の外にそって右に行くと長い社殿があり、これを東の十九社、左にあるものを西の十九社といい、旧暦の10月11日から17日まで、全国の神々が出雲大社に集られ、いろいろな神議りをされると伝えられ、その際の神々の宿舎となる社殿である。他の地方ではこの月を神無月といい、出雲地方では、神在月と呼ぶ。この社殿をすすむと、神殿、素鵞社、氏社、庁の社と続く。
 
拝殿
八足門から本殿を望む
霧につつまれた境内

玉造温泉

出雲大社 − → R9 → 玉造温泉

 出雲大社の参拝も済ませ、今日のお宿の玉造温泉へ移動です。 ここでいつもなら島根ワイナリーによるのですが、道を間違えたらしくて、島根ワイナリーの横を通りませんでした。 更に、迷子になって出雲ドームの回りをウロウロとしながら、ようやく国道9号線に戻って一路玉造へ。 ところが玉造温泉に着いてまた迷ってしまって、宿にたどり着けません。 温泉街を往復した末にようやく本日のお泊まり「こんや」に到着しました。
 折角、温泉に来たのだからと先ずお風呂です。「こんや」には合わせて3つの浴場があり、その内の一つは午後と午前で男湯・女湯が切り替え制になっています。 午後は男湯が一つなので、その「湯走りの湯」にゆっくりと浸かって、運転の疲れを癒しました。
 風呂からあがれば次は当然、料理です。 カニの解禁にはまだ時期が早かったものの、献立にはしっかりとカニも含まれていました。 ここでもたらふく食べてご満悦です。
 翌朝、もう一風呂浴びようと前日女湯だった浴場に居ると何やら人の気配が。 奥の露天風呂に浸かっていた事と、眼鏡をかけていなかったので定かではありませんが、どうやら女性が間違えて入ってきたようなのです。 5分くらいでそそくさと身体を洗い、湯船に浸かって出て行きましたが、男湯に変わっていた事を気付いていたのでしょうか。 それにしても眼鏡をせずに浸かっていた事が悔やまれます。

松江

玉造温泉 − → R9 → 松江

 なるべく歩かずに観光しようと云う事になり、大手前広場の駐車場に車を止め、松江城の堀をめぐる観光船を活用する事にしました。

堀川めぐり

大手前広場の発着場から堀川めぐりの船に乗船しました。 まずは北上して小泉八雲記念館目指します。

 普段の目線よりずいぶん低い位置から見上げることになるので、街の印象がずいぶん違います。 また、観光船が通るので、岸には様々なものが飾ってありました、花壇をきれいに整備したり、人形を飾っているところもありました。

 そして何よりも驚いたのが、南側のカラコロ広場周辺の橋をくぐる時です。 他の橋も屋根から橋までさほど間隔があるわけではないのですが、カラコロ広場周辺はそのままでは通れない程の低さで、故に屋根が折りたたまれて高さが低くなるという仕掛けが施されていたのです。 これにはビックリしました。  


大手前広場の発着場
 
武家屋敷の白壁
 
松江城の天守閣
 

みな美で鯛めし

 

 満腹旅行第三弾は松江・みな美での鯛めしです。 創業以来110年の伝統をもち、小泉八雲、島崎藤村など多くの文人達に愛された旅館「皆美館」の1階にある食事処。 鯛めしは、ご飯の上に鯛そぼろ、玉子の白身と黄身、おろし大根、海苔、わさびなどをのせ、特製のだしをかけてお茶漬けのようにして食べる料理で、約三膳分が用意されています。 これにカレイの唐揚げをつけたセットをいつも注文して、舌鼓を打っています。

ぐるっと回って我が家へ

松江 − → R9 → 東出雲IC → 山陰道 → 米子西IC → R9 → 米子IC → 米子自動車道 → 落合JCT → 中国自動車道、広島自動車道、山陽自動車道 → 岩国IC

 同じ道を通って帰ったのでは面白くないと考えたのが大きな間違いでした。
新しく出来た山陰道を通って米子に向かいました。大山でも拝めればと考えたのですが、生憎の天候で全くといって良いほど見ることは出来ませんでした。米子自動車道はずっと雨、しかも土砂降りで視界も全くないほどで、大山のみならず蒜山も見ることは出来ませんでした。
その後は、延々と高速道路をひた走り、ようやく我が家にたどり着いたのでした。


訪問場所のご案内

名称
内容
住所
電話番号
備考
荒木屋 蕎麦屋 島根県簸川郡大社町杵築東409-2 0853-53-2352 紹介記事はこちら
湯亭 こんや 旅館 島根県八束郡玉湯町玉造1246
0852-62-0311 紹介記事はこちら
堀川めぐり 遊覧船   0852-27-0417   
皆美 食事処 島根県松江市末次本町
0852-21-5131  



Copyright (C) N&K Ishimaru 2001-2004. Allrights reserved.