最終更新日;2005年06月14日

在りし日のサビエル聖堂を偲んで [1994/02/20]

サビエル記念聖堂

岩国I.C.- → 山陽自動車道 → 防府I.C. → サビエル記念聖堂

 1552年にフランシスコ・サビエルの活動を記念して建立されたサビエル記念聖堂は、残念ながら1991年9月5日に焼失しました。 焼失から2年半が経っていますが、依然として残骸が残るだけで未だに再建の目処は立っていません。 隣に、臨時の展示館が出来ており中に入って在りし日のザビエル記念聖堂の姿等の展示物を見せて頂きました。

サビエル・カンパーナ

サビエル記念聖堂跡 - → サビエル・カンパーナ

 サビエル記念聖堂のある山の麓にサビエル・カンパーナがあります。 ここはパン屋さんにレストランが併設される形のおしゃれなお店です。 お昼をここで頂き、お土産用のパンを買って次へ向かいました。

山口県立美術館

サビエル記念聖堂 - → 山口県立美術館

 今日の目的はここ山口県立美術館です。 結婚前は、美術館など行った事もなかったのですが、嫁さんと付き合い始めてからは横浜美術館や広島県立美術館などに足を運ぶようになりました。 結婚すると変わるものですね。

香山公園

山口県立美術館 - → 香山公園

 美術館から少し足を伸ばして、瑠璃光寺のある香山公園に向かいました。 香山公園内にある香山墓地は、毛利敬親が居城を萩から山口に移し、明治四年に敬親が山口で没して以降、萩藩主(毛利本家)の墓地として使用されています。 また、墓地の前には鴬張りの石畳があります。 うぐいす張りの廊下は良く聞きますが、石畳というのは珍しいのではないでしょうか。
 石畳に乗って音がするのしないとのじゃれあいながら、隣の瑠璃光寺へ向かいました。

瑠璃光寺

香山公園 - → 瑠璃光寺

 瑠璃光寺の五重塔は何度見てもその美しさに感動します。 今回は丁度梅の時期で、境内の梅とともにその美しさを咲き誇っていました。 夕方になり、少し冷えてきたので売店で飴湯を頂き、身体を温めて帰路に付きました。

瑠璃光寺
 瑠璃光寺は、文明3年(1471)に陶弘房の夫人が夫の菩提寺として吉敷郡仁保村に建立したもので、最初は安養寺と称していた。 その後、明応元年(1492)に弘房随身の薬師如来を本尊とし、寺号を瑠璃光寺と改めた。 仁保から現在の場所に移ったのは元禄3年(1690)のこと。毛利輝元が萩入りし、香積寺を萩に引寺し、跡地に仁保から瑠璃光寺を移築した。
 瑠璃光寺の五重塔は全国に現存する五重塔のうちで10番目に古く、またその美しさから法隆寺と京都府醍醐伽藍町にある醍醐寺にある五重塔と共に日本三名塔の一つに数えられ、室町中期における最も秀でた建造物と評されている。

帰宅の途に

瑠璃光寺 - → 防府東I.C. → 山陽自動車道 → 岩国I.C. → 自宅

 一泊しても良いとラブホテルを探しましたが、意外と見つかりませんでした。 残念ながら日帰りする事になりましたが、幸い先日の防府天満宮参拝と違って、今回は雪にも降られずに無事に家に帰ることが出来ました。


訪問場所のご案内

名称
内容
住所
電話番号
備考
山口県立美術館 美術館 山口市亀山町3-1 083-925-7788  
ザビエル・カンパーナ 食事 山口市亀山町7-1 0120-34-1889  


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