2010.10.13〜10.16
    主催 JPS鉄道切手部会   
    会場 切手の博物館

産業図案切手 機関車製造隔年、鉄道の日 10/14を含めた日程で開催しています。
今年は土曜日までの開催でした。

前回に引き続きご依頼をいただきました。
今年は、部会創立25周年なので、それに因んで部会報創刊号の表紙の長方形の変形印、RailwayStampsのロゴを入れ、鉄道のレールマークを入れてほしいという要望でした。
でもたった直径32ミリの円に入る長方形と言ったら、大変小さいものになってしまうので、まず変形印はお勧めできないこと、他のものも盛りだくさんなので、とにかく削ることを考えました。
部会報創刊号の表紙には、1959年発行「産業図案切手・機関車製造」の切手が田形で入っていましたので、あくまでもイメージとして、この切手の図案を中心に据えることで納得いただきました。
鉄道のレールは円周に持ってくるのが一番落ち着きますが、ありきたりの感がしないよう、強さのバランスをあれこれ試し、ようやくこちらに落ち着きました。
また、この切手を見たときに、中央の人が持っている線は2本なのかを確かめたところ、この点に関しては多くの図案論議があったことを教えていただきました。詳細については部会報に寄稿された井上龍太郎氏の「500円産業図案切手の図案論議」にわかりやすく解説されていますが、ガス溶接か電気溶接か、スケッチから彫刻に至る段階でごちゃまぜになったように見られるが、多くの点から電気溶接と見ると、線は1本であるべきとの見解だそうです。
それで、小型印では、線は1本にしました。
大型フレーム切手大型フレーム切手を作成しました。
消印は丸型ですのでレールも円になりましたが、フレーム切手の外周は四角です。最初、レールを四角く入れましたら、列車は直角には曲がれないので、少しでも角を取ってくれとのこと。ほんの少しだけ角を丸くして納得していただきました。
レールの黒が強いので、文字はカラフルにしてみました。
Railpex2010 公式カバー
絵をクリックすると切手と消印が大きく見られます。
フレーム切手を作成するために描いた絵です。
フレーム切手は、今回青味が強く出ています。
切手は線で描かれているので、こちらも色鉛筆で描きました。
いざカバーのデザインをしてみると、レールマークの黒が強すぎて全くなじみませんでした。色を薄くしてもよいかお聞きし、線を細くしたりして、ようやくおさめることができました。
Railpex2010 記念カード
最後の最後になって、自分用の絵も描いておきたくなりました。
元の切手は緑がかった藍色と思いましたが、少し灰茶緑の入った藍色にしました。外枠のレールを入れないので、バックにも色を入れました。水彩と硬質色鉛筆を使いました。
この郵便の歩みシリーズ切手は4連刷で、ほんの少ししか作れませんでした。

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