キハ81
  特急形気動車
  「くろしお

          (国鉄)




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[10両所属] (KATO社製) 10-84910-850 「編 成」へ
J.N.R Diesel Cars Series KIHA 81 (Limited Express "Kuroshio")


(名古屋・新宮・白浜・海南~天王寺)

 キハ81系は1960年(昭和35年)に東北本線の特急「はつかり」として登場しました。
 非電化区間のホープとして誕生し、翌年に誕生したキハ82系と共に国鉄特急のネットワークを構築し、旅客輸送の近代化に大きく貢献しました。登場時の上野~青森間の「はつかり」での活躍後、電化などに追われて、「つばさ」「いなほ」「ひたち」と転属し、1972年(昭和47年)から紀勢本線の特急「くろしお」として活躍しましたが、1978年(昭和53年)9月新宮~和歌山間の電化完成により、その役目を381系へと譲り、引退となりました。
 キハ81の最後の活躍は、名古屋~天王寺間を直通で結ぶ下り「くろしお5号」、上り「くろしお2号」で、紀伊半島をぐるり名古屋~天王寺間の493.1kmを、8時間24分かけて10両編成で運転されていました。
 他の「くろしお」は、白浜で810号車(増結編成)を増解結し、新宮まで基本の7両編成という運用が多く見られ、新婚旅行先として当時人気のあった南紀地方へ向かうため、グリーン車が2両連結され食堂車も営業されていました。
 
デザイン面では先頭車キハ81の「ブルドック」と呼ばれた特徴あるボンネットスタイルが話題になりました。6輌製作されたキハ81のうち残っていた2輌が新宮で出会う場面が見られました。運用は、「くろしお5号」にキハ81-3、「くろしお2号」にキハ81-5が入っていました。

1976
年(昭和51年)3月頃の運用


1D編成
[
くろしお5]名古屋発~天王寺行き

名古屋950発   天王寺1814 

2D編成
[くろしお2]天王寺発~名古屋行き
天王寺910発   名古屋1742


 大阪の交通科学博物館に1両が保存されていましたが、2014年(平成26年)46日に営業を終了し、2016年(平成28年)春、京都梅小路エリアに新しい鉄道博物館「京都鉄道博物館」が誕生し展示されています。https://www.facebook.com/kyototeppaku.umekoji





室内灯:新室内灯セット11-206(6P)11-204 (加工要)
カプラー:付属


編 成


←名古屋・新宮・白浜・海南 
1号車
キハ81-3
指定席
2号車
キロ80-21
グリーン
3号車
キロ80-27
グリーン
4号車
キシ80-33
食堂車
5号車
キハ80-114(M)
指定席
6号車
キハ80-42
指定席
7号車
キハ82-65
自由席
8号車
キハ80-116
自由席
9号車
キハ80-60
指定席
10号車
キハ81-5
指定席
天王寺→  

  

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