381
  直流特急形電車
  100番台「くろしお」

          (JR西日本)




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[9両所属]KATO社製)10-111210-1113 「編 成」へ
JR-WEST Limited Express Train Series 381-100 “Kuroshio”  


381100番台 「くろしお」
 阪和線・紀勢本線(新宮~天王寺)「くろしお」

 神戸線・宝塚線・福知山線(城崎温泉・福知山~新大阪)「こうのとり」
 山陰線(城崎温泉・豊岡・福知山~京都)「きのさき」
 山陰線・京都丹後鉄道(天橋立・福知山~京都)「はしだて」

 381系は、急カーブの多い路線のスピードアップを可能にする、世界初の振り子機構を備えた特急電車として、1973年(昭和48年)に特急「しなの」として営業を開始しました。振り子機構は、カーブに合わせて車体を傾斜させることで曲線区間を高速に通過できる機構です。低重心化を図るため、重量のある冷房装置などは床下に納められ、屋根上に設置される機器は、必要最小限に絞られた結果、屋根上がすっきりした外観が特徴的です。
 381系は、1978年(昭和53年)10月の紀勢本線・和歌山-新宮間の電化時に特急「くろしお」の電車化が行われ、先頭車前面を非貫通式とした100番台が登場しました。
 永らく紀州の地で活躍していた381系ですが、「くろしお」への新形287系の投入に伴い、現在は山陰・福知山線を主とする北近畿エリアに活躍の場を広げ「こうのとり」「きのさき」に加え、2013年(平成25年)3月ダイヤ改正で183系を完全に置換える形で、京都丹後鉄道宮福線・宮津線に乗り入れる「はしだて」にも充当され活躍していました。振り子装置は宮福線・宮津線でも山陰本線・福知山線同様作動させずに走行していましたが、2014年(平成26年)6月頃より乗り心地改善を目的とした振り子制御調整の変更により、改番が行われ各編成とも1000番台化されていました。
 残念ながら381系は、2015年(平成27年)1030日をもって定期運用を終了しました。後継は2015年(平成27年)3月改正まで北陸特急で運用されていた「しらさぎ」の6832000番台電車85両を直流化して289系に形式を改番し、京都・大阪地区と和歌山・南紀地区を結ぶ特急「くろしお」、北近畿地区を結ぶ特急「こうのとり」「きのさき」「はしだて」へ、新たに投入されます。289系の投入により、「くろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」のすべての車両がJR発足以降に製造された新形式車両となりました。




カプラー:伸縮密連形カプラー付属
室内灯:11-21111-212LED室内灯クリアー(6P)


編 成


381100番台「くろしお」
新宮 (←城崎温泉)/(←天橋立)
1号車
クハ381-126
(「こうのとり」「はしだて」「きのさき」1号車) 
2号車
モハ380-65
  (「こうのとり」「はしだて」2号車)
3号車
モハ381-65
  (「こうのとり」「はしだて」3号車)
4号車
サロ381-22
 
5号車
モハ380-61
  (「こうのとり」「はしだて」 4号車 ・ 「きのさき」 2号車)
6号車
モハ381-61(M)
  (「こうのとり」「はしだて」 5号車 ・ 「きのさき」 3号車)
7号車
モハ380-63
 
8号車
モハ381-63
 
9号車
クハ381-125
   (「こうのとり」「はしだて」 6号車 ・ 「きのさき」 4号車)
天王寺 (新大阪・京都→)

  

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