*** Giuseppe Tartini(1692〜1770)
*** ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 D64 第2楽章 フランコ・グッリ(vn)、クラウディオ・アバド指揮ミラノ・アンジェリクム合奏団 タルティーニ第2期(1735頃〜1750)の作品で、ヴァイオリン曲として の完成度が非常に高まり、ヴァイオリン以外のいかなる楽器で 演奏しても、決して その真価を発揮し得ないように出来ています。 彼は様々な演奏技法を確立しましたが、ボウイング(運弓法) の発展に尽くしたことが最大の功績で、この曲にも、随所に特定の ボウイングを想定して書かれた音型が出てきます。 そして、曲の白眉は、この第2楽章grave(緩やかに重々しく)です。 ![]() |