今更ながらコンテンツの格付け

作成日:2015-05-06
最終更新日:

コンテンツの格付けと PICS

最近、ろくでなし子の「ワイセツって何ですか」という本(かなりの部分がマンガ)を読んだ。 表題からわかる通り、あたりまでがワイセツとは何かを扱った本である。 ろくでなし子は、自分がワイセツとは思わない作品を人にあげたことで、二度も逮捕されてしまった。 さて、この本を読んで思ったことを書きたいのだが、ことがワイセツに関することである。 俺が書いたものがワイセツと官憲に判断されてしまい、自分が逮捕されることは困る。 このように述べることはずるいことだが、私にも生活がある。

さて、堂々と書きたいことを書いてしかも逮捕されないようにするにはどうしたらよいか。 一つ考えたのは、その思ったことを書いたページを 「これはひょっとしたら性的な表現を含むものかもしれないので、見たくない人は見ないでください」 と宣言すること、そして、実際にそのようなページを見たくない人は見られないようにしてしまうことである。

そういえば、Web ページにそういう宣言を有効にする手段があるはずだと思い出した。 俺のホームページの相談役である、神崎正英の「ユニバーサル HTML/XHTML」で調べてみると、 p.245 に「コンテンツの格付け」という項があった。そこでの記述をまとめると、 PICS ( Platform for Internet Content Selection ) という、ウェブのコンテンツに何らかの格付け情報を加えるための手段があること、 格付け情報はコンテンツの作者自らによるものでも、また第三者機関によるものでもよいことが書かれていた。

現状

では、その格付けをやってみようとして、途方に暮れた。上記本の情報を見ても、また Web で探しても、 自分のページの格付け(セルフレイティング)について生きた情報はなかった。 現在(2015年)では、そのような格付けの基準も、その基準を判断するシステムもすたれてしまったようだ。 理由は、格付け基準を公開することが有用である、という主張が社会に広まらなかったためらしい。

コンテンツフィルタリング

ならば、コンテンツフィルタリング(インターネットフィルタリング)はどのようになっているのか。 フィルタリングの機能を提供する業者による、ページ閲覧の可否を手作業でデータベース化しているようだ。 セルフレイティングについての記述もあるが、具体性に欠ける。

それでも調べてみたところ、 セルフ・ラベリングの取り入れ(www11.atpages.jp) などから Rating-standard レイティング基準 SafetyOnline2 (www.nmda.or.jp) が出している基準があった。この基準を参考にできるどうか確認した。 その結果、困ったことが起きた。以下は上記からの引用である。最初は抜粋にしようかと思ったが、 誤解を受ける可能性もあるので、全文の引用である。ただし、上記は表形式であるが、今回の引用にあたってはリスト表記とした。

レベル4
レベル3
レベル2
レベル1
レベル0

ここで、ろくでなし子の情報を発信しようとすると、困ってしまう。 ろくでなし子が行なった、警察により罪状とされた行為について、そして、ろくでなし子が絶えず口にしている女性器を表すことば(ここでは書かない)の問題である。 いまここでは整理できないので、追って書きたい。